映画監督・平野勝之のフィルモグラフィー&解説集『「監督失格」まで 映画監督・平野勝之の軌跡』(ポット出版刊)の中で取り上げられた作品を中心に、平野監督自らナビゲーターとなり「ぜひ劇場で観てほしい!」と選りすぐったAVから8mm、他レア映像など何が飛び出すか分からない月例上映会。
【解説】2003年クリスマスイブから2004年元旦にかけて、カンパニー松尾は東京、平野勝之は北海道、真喜屋力は沖縄で。3人の監督がそれぞれ同時進行でカメラを回す。10年前、ハマジム設立初期の意欲作。カラミ部分を全てカンパニー松尾が担当し、AV版ではカラミ部分のため190分。劇場用としては、今までカンパニー松尾「さよなら東京」編、平野勝之「風と共に去りヌ」編がバラのまま単独で上映された事はあるが、今回初めて3人のエピソードをまとめた劇場完全版が完成した。ミックス編集は平野勝之が担当。
「本作は、発表から10年を経て、ようやく劇場版が完成しました。AV版では、それぞれ単独エピソードのまま収録されているのを初めてミックスして一本化しました。この作品は3人のエピソードを日付順に組み立てて成立させるのが本来の姿です。カンパニー松尾は東京で自爆エロを実行し、僕は北海道で吹雪にヤラレながら殺伐とした自転車旅行でさまよい、真喜屋君は1人のほほんと沖縄で過ごします。豊田道倫さんの音楽が素晴らしくてグッとくるし、金子山さんの写真もめちゃくちゃカッコいいです。実は僕と松尾君はカッコつけで駄目なんです(笑)。真喜屋君に負けまくってます(笑)なんとか冬の間にこれをちゃんと上映したくて、急遽上映に踏み切りました。みなさんバレンタインにこれを見て、壊れて下さい。意外とバレンタイン向きの作品です。」(平野)
自分的には「ただの映画」だと思ってます。
映画って、笑えて泣けて、ハラハラして面白くて、時には怖かったりグロだったり、憧れたり、美しかったり、考えさせられたり…。
自分にとっての「映画」とはそういうものです。
ただひたすら、そういうものを目指した「映画」がここにはあります。
みなさん、どうぞご賞味ください。
平野勝之
★今後のスケジュールも決定次第アップ致します。ご期待ください!
著:平野勝之、柳下毅一郎
発行:ポット出版
希望小売価格:2,800円 + 税
四六判 / 432ページ /並製
ISBN978-4-7808-0198-9 C0074
★劇場でも販売します!