イベント EVENT

『月刊 平野勝之』(第一回)『アンチSEXフレンド募集ビデオ 劇場版』+おまけ映像『GUST』

詳細 DETAIL

第二回開催決定!
『月刊 平野勝之』(第二回)
上映作品:『ザ・きもだめし 飛んで火に入るAVギャル』+『アブノーマル志願 柔肌(からだ)に教えて2』
日程:11/16(土) 19:00開場/19:30上映開始

ご予約受付中!
★今後のスケジュールも決定次第アップ致します。ご期待ください!


映画監督・平野勝之がAV作品を中心にセレクトし、なかなかお目にかかれない作品を上映するまさかの月例企画がついに始動!


今年出版された映画監督・平野勝之のフィルモグラフィー&解説集『「監督失格」まで 映画監督・平野勝之の軌跡』(ポット出版刊)。本の中で取り上げられた作品を中心に、平野監督自らナビゲーターとなり「ぜひ劇場で観てほしい!」と選りすぐったAVから8mm、他レア映像など何が飛び出すか分からない月例上映会。

「月刊 平野勝之」について。
これからしばらく毎月1本か2本、定期的に自分の過去作品を上映する事になりました。何せ「監督失格まで」なる本を出版したものの、8㎜含め200本以上の作品が、もろもろの事情で見る事ができない、という状況です。セレクトしてみたら、劇場にかけても見劣りしない作品が50本ぐらい存在する。見れば確実に面白いと思えるものを、少しでも見る機会を与えるべく、整理してお届けしたく思います。やはりAVが多くなりますが、自分の作り方はAVのそれとはまったく違う方法で成立しています。ドキュメンタリーが多いけど、定番のドキュメンタリーの方法ともまるで違います。テレビでもメジャー映画でもないし、実験映画ではもちろんなく、よく自分の映画に言われる「私小説映画」の類いが目的でもありません。

自分的には「ただの映画」だと思ってます。

映画って、笑えて泣けて、ハラハラして面白くて、時には怖かったりグロだったり、憧れたり、美しかったり、考えさせられたり・・…。
自分にとっての「映画」とはそういうものです。

ただひたすら、そういうものを目指した「映画」がここにはあります。

みなさん、どうぞご賞味ください。


「劇場版」について
今後、「月刊 平野勝之」や各特集上映にて上映される、8ミリ作品以外の各種AV作品に関しては、劇場向きにディレクターズカットの手を入れる事にしました。そもそもAV作品ゆえ、カラミが入っている(自分の場合、極端に少ないですが。笑)ので、劇場で見るには、少々長いカラミを「シーン」として残しながらも、元のテイストを落とさずカットしたものです。もちろんカラミが入っていても、劇場用として十分に持つと判断した場合は、そのまま上映します。
よって「劇場版」と表記してある作品のみ、ディレクターズカットとして、元の味を落とさず、整理、編集したものと判断してください。

平野勝之

■上映作品
『アンチSEXフレンド募集ビデオ 劇場版』
(1994年/V&R PLANNING/56分)
【解説】当時、AV界で流行していた「セックスフレンド募集ビデオ」なるものを否定せよ、という過激メーカーV&Rのお題を実行すべく、AV女優を婚約者と偽装し、両親に「この人はセックスフレンドです」と告白、大混乱の撮影を目的に帰郷する平野。女優志方まみのキュートさが光る「青春映画」

「ついに自分の親までAVに登場させるハメになった代物です。何もわざわざこんな事する必要ないんですけどね(笑)でも、何もしないより突撃してみるんです。自爆しても目的が外れてもいいんですよ。「青春不発」。この作品はちょっと恥ずかしいんですけど、全ての悩める子羊に捧げましょう(笑)」(平野)


『GUST』(1982年/8mm/15分)※デジタル上映
【解説】82年、18歳の時に制作された平野勝之映画処女作。8ミリ15分の短編。学校の校内を舞台に追う男と追われる男。スピルバーグの「激突」にインスピレーションを得たセリフ無しのアクション活劇。

「処女作です。今回「月刊 平野勝之」第一回目の記念として、急遽上映することにしました。当時、マンガでヤングマガジン新人賞を取ったので、その賞金で制作したものです。学校のガラス窓をぶち破るシーンを無許可で撮影しました。賞金で弁償のあてがあったからです(笑)やってる事が最初から全然変わってないですね。タイトルは某ファミレスとは関係ありません(笑)」(平野)


ゲスト:カンパニー松尾さん

「監督失格」まで──映画監督・平野勝之の軌跡


著:平野勝之、柳下毅一郎
発行:ポット出版
希望小売価格:2,800円 + 税
四六判 / 432ページ /並製
ISBN978-4-7808-0198-9 C0074
★劇場でも販売します!