今年出版された映画監督・平野勝之のフィルモグラフィー&解説集『「監督失格」まで 映画監督・平野勝之の軌跡』(ポット出版刊)。本の中で取り上げられた作品を中心に、平野監督自らナビゲーターとなり「ぜひ劇場で観てほしい!」と選りすぐったAVから8mm、他レア映像など何が飛び出すか分からない月例上映会。
HOW TO ドキュメント「わくわく痴漢講座 」シリーズ
痴漢の達人(53分)
指責めの極意(52分)
【解説】ベストセラー「痴漢日記」を下敷きに、著者山本さむ(痴漢歴30年)と、本物の痴漢軍団たちのエピソードを映像化したドキュメンタリー作品。次々と登場する笑える痴漢たちの生態を細かく描いたキャラクター映画。おじさん大好きギャル必見!!
『HOW TOドキュメント わくわく痴漢講座 痴漢の達人』(1995年/53分/V&R PLANNING)
「このシリーズは、ずいぶんたくさん作りました。映像的にはペキンパーの手法を導入しています。これを作るにあたって「ワイルドバンチ」を分解してカット割りを研究したんですよ。なぜそう思ったか?というと、痴漢軍団の顔が良すぎるから(笑)彼らを描くにはペキンパだろ!と。いい顔軍団。話がどうのってより、この顔そのものが映画ですね。彼らの存在感にはそこらの俳優なんて、とても太刀打ちできないと思うよ。」(平野)
「山本さむ、バイブのゴンちゃん、スーちゃん、押上、スマタのエイちゃんなど、前回の強烈なキャラクターに続き、今回は、のぞき歴35年のふくろうの父っつあんが登場。みんな濃いです。赤外線カメラによる暗闇のモノクロ映像で、痴漢+のぞきの世界の実態に迫ります。わくわくしますね。タッチは変わらずペキンパー。痴漢ハードボイルドです。オヤジ好きの女の子はシビレちゃうんじゃないかしらん?(笑)」(平野)
小坂井徹(本シリーズのメインスタッフ、最下層AV監督、パンチラ好き)
自分的には「ただの映画」だと思ってます。
映画って、笑えて泣けて、ハラハラして面白くて、時には怖かったりグロだったり、憧れたり、美しかったり、考えさせられたり・・…。
自分にとっての「映画」とはそういうものです。
ただひたすら、そういうものを目指した「映画」がここにはあります。
みなさん、どうぞご賞味ください。
平野勝之
★今後のスケジュールも決定次第アップ致します。ご期待ください!
著:平野勝之、柳下毅一郎
発行:ポット出版
希望小売価格:2,800円 + 税
四六判 / 432ページ /並製
ISBN978-4-7808-0198-9 C0074
★劇場でも販売します!