第三回の開催決定!
12/21(土)第三回『月刊 平野勝之』
上映作品:『ザ・タブー恋人たち』+『ザ・タブー恋人たち2 自力出産ドキュメント』
問題作再び。絶賛予約受付中!
10/19(土)第一回『月刊 平野勝之』
上映作品:『アンチSEXフレンド募集ビデオ 劇場版』+おまけ映像『GUST』
ゲスト:カンパニー松尾さん
満員御礼!ご来場ありがとうございました!
映画監督・平野勝之がAV作品を中心にセレクトし、なかなかお目にかかれない作品を上映するまさかの月例企画第二弾!
今年出版された映画監督・平野勝之のフィルモグラフィー&解説集『「監督失格」まで 映画監督・平野勝之の軌跡』(ポット出版刊)。本の中で取り上げられた作品を中心に、平野監督自らナビゲーターとなり「ぜひ劇場で観てほしい!」と選りすぐったAVから8mm、他レア映像など何が飛び出すか分からない月例上映会。
「月刊 平野勝之」について。
これからしばらく毎月1本か2本、定期的に自分の過去作品を上映する事になりました。何せ「監督失格まで」なる本を出版したものの、8㎜含め200本以上の作品が、もろもろの事情で見る事ができない、という状況です。セレクトしてみたら、劇場にかけても見劣りしない作品が50本ぐらい存在する。見れば確実に面白いと思えるものを、少しでも見る機会を与えるべく、整理してお届けしたく思います。やはりAVが多くなりますが、自分の作り方はAVのそれとはまったく違う方法で成立しています。ドキュメンタリーが多いけど、定番のドキュメンタリーの方法ともまるで違います。テレビでもメジャー映画でもないし、実験映画ではもちろんなく、よく自分の映画に言われる「私小説映画」の類いが目的でもありません。
自分的には「ただの映画」だと思ってます。
映画って、笑えて泣けて、ハラハラして面白くて、時には怖かったりグロだったり、憧れたり、美しかったり、考えさせられたり・・…。
自分にとっての「映画」とはそういうものです。
ただひたすら、そういうものを目指した「映画」がここにはあります。
みなさん、どうぞご賞味ください。
「劇場版」について
今後、「月刊 平野勝之」や各特集上映にて上映される、8ミリ作品以外の各種AV作品に関しては、劇場向きにディレクターズカットの手を入れる事にしました。そもそもAV作品ゆえ、カラミが入っている(自分の場合、極端に少ないですが。笑)ので、劇場で見るには、少々長いカラミを「シーン」として残しながらも、元のテイストを落とさずカットしたものです。もちろんカラミが入っていても、劇場用として十分に持つと判断した場合は、そのまま上映します。
よって「劇場版」と表記してある作品のみ、ディレクターズカットとして、元の味を落とさず、整理、編集したものと判断してください。
平野勝之
■上映作品
『ザ・きもだめし 飛んで火に入るAVギャル 劇場版』
(1994年/V&R PLANNING)
【解説】本物の幽霊を撮影しようと墓場にAVギャル3名、変態男優、人間失格者などを集め、エロ撮影を決行する。バクシーシ山下作品でお馴染みの、ポンプ宇野、観念絵夢、井口昇などが墓場で入り乱れる。罰当たり満載の、お馬鹿ムービー。
「幽霊撮ろうと思ったんだけど失敗しました(笑)マトモな奴が1人も出てこないね、これは。馬鹿馬鹿しくもポップ?です。お気軽に墓を荒らしてるという(笑)おかしな作品」(平野)
『アブノーマル志願 柔肌(からだ)に教えて2』(1995年/シネマジック)
【解説】あるカップル(貴龍沙月、北野雄二)がどのように結びついたか?を軸に、二人の少女の物語からハイジャック事件へと発展するメタフィクション。マンガ「人間仮免中」で話題の卯月妙子が平野作品で唯一出演している。原案は井口昇、ポンプ宇野も出演。幻の作品。
「少女の物語から「ハイジャックもの」という離れワザ作品。なんだかわからないですね(笑)これね、気に入ってるんですよ。珍しくドキュメントじゃなくドラマです。知られざる作品だったんだけど、やっと上映できます。これもマトモな奴出てこないな(笑)モンスタームービーと言うべきか?でもさー、映画なんてマトモな奴撮ってたって、面白くないんだから、やっぱ、これでいいのだ。」(平野)
■ゲスト
バクシーシ山下さん
トーク中にバクシーシ山下さん所有の秘蔵映像の上映あり!
★今後のスケジュールも決定次第アップ致します。ご期待ください!
「監督失格」まで──映画監督・平野勝之の軌跡
著:平野勝之、柳下毅一郎
発行:ポット出版
希望小売価格:2,800円 + 税
四六判 / 432ページ /並製
ISBN978-4-7808-0198-9 C0074
★劇場でも販売します!