今年出版された映画監督・平野勝之のフィルモグラフィー&解説集『「監督失格」まで 映画監督・平野勝之の軌跡』(ポット出版刊)。本の中で取り上げられた作品を中心に、平野監督自らナビゲーターとなり「ぜひ劇場で観てほしい!」と選りすぐったAVから8mm、他レア映像など何が飛び出すか分からない月例上映会。
自分的には「ただの映画」だと思ってます。
映画って、笑えて泣けて、ハラハラして面白くて、時には怖かったりグロだったり、憧れたり、美しかったり、考えさせられたり・・…。
自分にとっての「映画」とはそういうものです。
ただひたすら、そういうものを目指した「映画」がここにはあります。
みなさん、どうぞご賞味ください。
平野勝之
『ザ・タブー恋人たち』
(1993年/48分/V&R PLANNING)「これと「タブー2~自力出産~」はセットになってます。2本で1本の物語になってしまいました。実はこの2本の関係は恐ろしいんです。1本目で苦し紛れに描いた、いいかげん極まりないお話が「自力出産~」で全て現実になっていくんですよ。こんな事ってある?って。」(平野)
「これ、女性は見ておいた方がいいと思うよ。この甲月季実子という女性は、社会的には間違ってるんだけど動物的には正しいんだと思う(笑)。あなたは、社会的に正しい方か、動物的に正しい方、どちらを選びますか?そんないろんな事考えちゃいますよ。これ見てると。お産婆さんがサジ投げるって、凄い話だよね(笑)これから過酷な世の中を生きていくヒントがいっぱいある社会的映画(ウソです)」(平野)
井口昇(映画監督)、高槻彰(シネマユニット・ガス代表、AV監督)
※ シネマユニット・ガスは90年代、AVの下請け制作会社。平野は2004年まで社員監督だった。よって月刊平野で上映される主な作品の大半は高槻彰プロデュース作。高槻氏自身も過激な監督として、問題作が多数存在する。
★今後のスケジュールも決定次第アップ致します。ご期待ください!
著:平野勝之、柳下毅一郎
発行:ポット出版
希望小売価格:2,800円 + 税
四六判 / 432ページ /並製
ISBN978-4-7808-0198-9 C0074
★劇場でも販売します!