映画監督・平野勝之のフィルモグラフィー&解説集『「監督失格」まで 映画監督・平野勝之の軌跡』(ポット出版刊)の中で取り上げられた作品を中心に、平野監督自らナビゲーターとなり「ぜひ劇場で観てほしい!」と選りすぐったAVから8mm、他レア映像など何が飛び出すか分からない月例上映会。
『プロジェクトSEX 劇場版』
(2003年/約120分/V&RPLANNING)【解説】AV業界のトップを目指し、日夜奮闘する悪徳AVプロダクションの古川君。モデルや風俗の女性を、脅す、騙す、追いかける、売り飛ばす、など、その最低な生活ぶりや、底辺の風俗の様子、そしてその実態に迫る痛快娯楽シリーズ。三作をまとめた劇場版。
「いつもの事だけど、これ何でこんなタイトルになったんだろうね?僕、知らないんですよ。某ヒット番組の洒落だってーのはわかるんだけど、中身はプロジェクトなんとかの、プの字もありません(笑)わけわかんないよね。まあ、これがエロビデオの味と言えば味でしょう。胡散臭いアジアのニセモノみたいですねぇー。この古川君って男は警察に捕まるたんびに、嬉しそうに僕んとこに電話かかってくるんですよ(笑)逮捕を勲章みたいに思ってるみたいです。そんな奴だから、そりゃ面白いにきまってる。ペヤンヌが古川君に張り付いて撮影してます。仲良しなんですよ、この二人。ヤってんのかな?(笑)古川君の飼ってるブルドックのリキヤって犬が古川君にソックリなんですよ。まあ、笑えますね。古川君の鼻毛とかにズームするペヤンヌ先生のカメラワークが絶品です」(平野)
ペヤンヌマキ(AV監督、ブス会*主宰/脚本・演出家)
自分的には「ただの映画」だと思ってます。
映画って、笑えて泣けて、ハラハラして面白くて、時には怖かったりグロだったり、憧れたり、美しかったり、考えさせられたり…。
自分にとっての「映画」とはそういうものです。
ただひたすら、そういうものを目指した「映画」がここにはあります。
みなさん、どうぞご賞味ください。
平野勝之
★今後のスケジュールも決定次第アップ致します。ご期待ください!
著:平野勝之、柳下毅一郎
発行:ポット出版
希望小売価格:2,800円 + 税
四六判 / 432ページ /並製
ISBN978-4-7808-0198-9 C0074
★劇場でも販売します!