イベント EVENT

ことばのポトラック vol.16「福島から8年目の報告」(出演:赤城修司、大竹昭子、堀江敏幸)

3月9日(土)18:30開場 / 19:00開演(22:00終了予定)

日時

3月9日(土)18:30開場 / 19:00開演(22:00終了予定)

料金

一律¥2,000

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詳細 DETAIL

ゲスト:赤城修司(写真家)
司会進行:大竹昭子、堀江敏幸

言葉でつなぐ震災──。東日本大震災直後の2011年3月より始まり、今なお継続開催されているトークイベント「ことばのポトラック」。作家の大竹昭子さん、堀江敏幸さんが司会を務め、ゲストの赤城修司さんとともに震災をテーマに対話を行います。協力出版社より寄贈された書籍の販売あり(売上は震災関連団体への寄付金に充てられます)。

★会場併設のギャラリーでは赤城修司写真展「Fukushima Traces 2011-2019」を開催。3/6(水)より3/11(月)まで。詳細はこちら

「ことばを持ち寄るこころみ『ことばのポトラック』。第16回目の今回は、福島から写真家の赤城修司さんをお迎えいたします。赤城さんは、震災の翌日から住んでいる福島市内の写真を撮りはじめました。全戸の住宅汚染が開始されてからはブルーシートの写真が増えていきますが、“このブルーシートの写真を公表することに、今でも躊躇を感じている。どうして躊躇するのだろうと、という疑問も含めて、僕はこの感情をどこかに残さなければならない、と感じている”と述べています(『Fukushima Traces 2011-2013』)。放射能汚染のことはもちろん、それが引き起こす人間関係の軋轢にも考えを及ばせるのがポトラックの場。赤城さんが撮影した写真を上映しつつ、彼の自問自答を会場のみなさんと分かち合いたいと思います。東京に暮らすわたしたちが職場や友人関係で抱えている問題と彼の問いとは、決して無縁ではないのですから。みなさまのご参加をお待ちしています」(大竹昭子)

【プロフィール】
赤城修司(あかぎ・しゅうじ)
1967年福島生まれ、1989年筑波大学芸術専門学科群洋画コース卒業。福島市内の高等学校で美術教師を務める。震災後に家族とともに出身地の会津に避難し、そこから通勤する生活をつづけるが、5年後にもどり、現在は福島在住。震災の翌日から自分の足元の僅かな傷跡を記録しておきたいという思いで撮影をはじめ、いまも継続している。2015年に写真集『Fukushima Traces 2011-2013』(オシリス)を出版。