『イノセント』(1975/イタリア/129分/カラー)
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
原作:ガブリエレ・ダヌンツィオ
脚本:スーゾ・チェッキ・ダミーコ
製作:ジョヴァンニ・ベルトルッチ
撮影:パスクァリーノ・デ・サンティス
音楽:フランコ・マンニーノ
出演:ジャンカルロ・ジャンニーニ/ラウラ・アントネッリ/ジェニファー・オニール/ディディエ・オードパン/マルク・ポレル
20世紀のローマ。トゥリオ伯爵(ジャンカルロ・ジャンニーニ)と妻のジュリアーナ(ラウラ・アントネッリ)は結婚して数年たつが、関係は冷え切っていた。
彼は、未亡人の公爵夫人テレザ(ジェニファー・オニール)に夢中になり、ジュリアーナに別れをつげ、テレザと共にフィレンツェへと旅立ってしまう。その頃、ローマの邸宅には、弟のフェデリコ(ディディエ・オードパン)が友人で作家のフィリポ(マルク・ポレル)を連れ、里帰りしてきた。ジュリアーナとフィリポは互いに惹かれ合っていう。テレザと別れ、フィレンツェから戻ったトゥリオは、明るさを取り戻しているジュリアーナに不審を抱く。やがて、ジュリアーナが妊娠したことが発覚し、取り返しのつかない不幸へと事態は転がっていく・・・。