『若者のすべて』『イノセント』Blu-ray発売記念!
ルキノ・ヴィスコンティ徹底解剖特別企画(上映+トーク講座)
【トークゲスト】
和田忠彦(イタリア文学者)
若菜薫(批評家)
※<5月6日(水・祝)17時半の回>徹底解剖!ルキノ・ヴィスコンティ第二夜『イノセント』上映&トークの詳細は
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巨匠ルキノ・ヴィスコンティがアラン・ドロン主演に描く、兄弟の愛と裏切りの壮大なる叙事詩。
1960年ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞/国際映画批評家連盟賞
『若者のすべて』(1960年/イタリア・フランス/177分/モノクロ)
監督:ルキノ・ヴィスコンティ
脚本:ルキノ・ヴィスコンティ/スーゾ・チェッキ・ダミーコ/パスクァーレ・フェスタ・カンパニーレ/マッシモ・フランチオーザ/エンリコ・メディオーリ
撮影:ジュゼッペ・ロトゥンノ
音楽:ニーノ・ロータ
出演:アラン・ドロン/アニー・ジラルド/レナート・サルヴァトーリ/クラウディア・カルディナーレ/カティーナ・パクシヌー
イタリア南部で貧しい生活にあえいでいたパロンディ家の次男シモーネ、三男ロッコは、年老いた母親を連れ、北部の大都市ミラノに出稼ぎに出た長兄ヴィンチェを頼って、上京する。ヴィンチェには 婚約者ジネッタがいたが、態度は非常にそっけない。シモーネとロッコ はプロ・ボクサーを目指しジムに入るが、娼婦のナディアに夢中になり、自ら夢を潰してしまう。一方、ロッコはクリーニング店で働くものの、徴兵されてしまう。寄宿地で偶然にもナディア再会したロッコは、ナディアと恋に落ち、愛し合うようになるのだが・・・。
【ゲストプロフィール】
和田忠彦(わだ ただひこ)/イタリア文学者
東京外国語大学大学院総合国際研究院教授。
カルヴィーノ、アントニオ・タブッキ、ウンベルト・エーコなど近現代文学の翻訳を多数手がける。
主な著書に『ヴェネツィア 水の夢』(筑摩書房)、『声、意味ではなく――わたしの翻訳論』(平凡社)、『ファシズム、そして』(水声社)など。
若菜薫(わかな かおる)/批評家
中央大学仏文科卒業。
主な著書に『ヴィスコンティ─壮麗なる虚無のイマージュ』(鳥影社 2000年)、『聖タルコフスキー─時のミラージュ』(鳥影社 2003年)、『アンゲロプロスの瞳─歴史の叫び、映像の囁き』(鳥影社 2005年)、『ヴィスコンティⅡ─高貴なる錯乱のイマージュ』(鳥影社 2006年)、『大谷埼 エロスの深淵』(鳥影社2011年)、『荷風散人 芸術としての孤独』(鳥影社 2014年)など多数。