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「プリピャチ 〜放射能警戒区域に住む人びと〜」上映と「チェルノブイリ、福島、放射線について」のトーク

詳細 DETAIL

 チェルノブイリ原発事故から12年、「死のゾーン」と呼ばれる立入禁止区域で生きる人々をとらえたドキュメンタリー「プリピャチ ~放射能警戒区域に住む人びと~」。本作のDVDリリースのタイミングで再度この作品の上映とUPLINKで開催した「クラヤミノtones 暗闇の発酵食堂」での興味深くわかりやすい解説が大変好評な「正しく放射線を知ろう!」の若き理学博士(東京大学)宮川隆さんをゲストに迎えて再度、放射線について確認するイベントを開催いたします。

「プリピャチ」

 チェルノブイリ原子力発電所から約4キロメートルに位置する街、プリピャチ。1986年の原発事故の後、原発の周辺30キロメートルが立入制限区域「ゾーン」と呼ばれ、許可なく入ることができない「管理されたゴーストタウン」と化している。立入制限区域は有刺鉄線で覆われたフェンスで区切られ、兵士が区域内に入るすべての人々をチェックし、区域内からいかなるものも持ち出すことは禁止されている。原発や関連施設で働く人々や、許可を得て帰還した人々など、プリピャチの立ち入り制限区域で生きる人々を、『いのちの食べかた』のニコラウス・ゲイハルター監督がナレーションや音楽を排し、モノクロの映像で記録していく。

「チェルノブイリで起こったことは世界中に知られ、記録されてきた。だが、たまたまその地域で生まれ生活していた人たちが事故の結果と実際に向き合い、どう折り合いつけざるをえないかということは、これまできちんと提示されたことがなかった。私の映画は後の世代にとってある種の年鑑のようなものだと思っている」

監督・撮影:ニコラウス・ゲイハルター
(1999年/オーストリア/16:9/100分/HDCAM/モノクロ)

公式HP https://shibuya.uplink.co.jp/pripyat
DVD情報 amazon

ゲスト:宮川隆(理学博士)
名古屋市立大学薬学部薬学科卒業、その後、名古屋市立大学大学院博士前期課程修了、南カリフォルニア大学薬学部国際 臨床薬学研修修了、東京大学大学院博士課程修了。理学博士(東京大学)。現在は、文部科学省系列日本学術振興会特別研究員として東大に研究出向。専門は放射線生物学、がん治療学。薬剤師、第一種放射線取扱主任者、第一種作業環境測定士、甲種危険物取扱者などの資格を所有。放射線アドバイザー、サイエンスライター、薬膳プロデューサー、理系資格アドバイザー、某企業顧問薬剤師などでもほそぼそと活動中。
(※ボランティア講師として参加して頂きます。)

■イベントへ参加される皆様へのお願い
本イベントと宮川隆さんスタンスとしまして、放射線について正しく伝える事で、皆様が今まで受け身だった姿勢を少しでも変えるきっかけ作りたいと考えていますので、下記のようなイベントではないことをご理解下さい。
①反原発を訴えているわけではありません。
②政府の悪口を言う会ではありません。

学びあう関係性を高めるイベントですので、口コミ等でご参加を促して頂くのは大歓迎です。また実際に体験する事を推進していますので、ご理解頂けます様、宜しくお願いいたします。