日時
4月9日(金)~4月15日(木)各日10:35より上映
料金
【特別料金】一般¥1,500/シニア¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,100(土日祝1,300円)ユース会員(22歳以下)はいつでも¥1,000 ※サービスデー適用外
4月9日(金)~4月15日(木)各日10:35より上映
【特別料金】一般¥1,500/シニア¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,100(土日祝1,300円)ユース会員(22歳以下)はいつでも¥1,000 ※サービスデー適用外
一週間にわたり、メディアでは紹介されることの少ない貴重な作品の数々が連日午前中に上映される人気シリーズの第五弾!
今回も歴史と現在を感じるドキュメンタリーが目白押しです。まずは伝説の原一男①『極私的エロス・恋歌1974』で「そこまで見せるか、美由紀!」とう唸ること間違いなし。続いて今日的な家族のあり方を模索した②『沈没家族 劇場版』。そして、東京地下鉄の売店ではたらく非正規の女性たちのたたかいを描く③『メトロレディーブルース 劇場版』。さらには人権迫害を続ける中国の現在を暴く衝撃の④『馬三家からの手紙』。歴史の闇の中から甦る「日大全共闘」の記録⑤『日大闘争』『続日大闘争』は必見です。トリを務めますのは、最もヤバい映画でNHKも放映拒否をした⑥『天皇の名のもとに』と、生き残り「慰安婦」だった『沖縄のハルモニ』。
連日10:35からの上映開始となります。
※トークショーの登壇者は予告なしで急遽変更になる場合がございますので、ご了承ください。
「突然の事故で、病院にいます。2~3か月のリハビリで元に戻りますので、ご心配なく。
「11AM劇場」とは、ヤバい映画を集めるところ。最近、綺麗事の映画が多すぎる。安全な映画ばかり。だからトンガッた映画を集めて、それを僕が上映したいと思います。今回も、ヤバイ映画を集めましたので、ぜひ見に来てください
上映後、原一男登場。
『極私的エロス・恋歌1974』(1974年/92分)
©疾走プロダクション
©疾走プロダクション
監督・撮影:原一男
かつて監督の原と一緒に暮らしていた武田美由紀は、「昔の約束だけど、私一人出産するところを、原君、撮っといてね。あんたに出産の場面を見せたいのさ!」と言い残し、突然沖縄へと向かう。原は約束を守るために、カメラを抱えて武田を追う。原と「女」が極限まで自らをさらした傑作ドキュメンタリー。
上映後、講演あり。2020年に筑摩書房より『沈没家族子育て、無限大。』出版。
『沈没家族 劇場版』(2018年/93分)
90年代半ば。様々な若者がひとつ”家”に寄り添い子育てに奮闘した実践的共同保育「沈没家族」。母はどうしてたったひとりでこの”家族”を始めたんだろう? 20年の時を経て、おぼろげだった僕の”家族のカタチ”が見え始めた—2020年8月には筑摩書房より加納土監督の書籍『沈没家族子育て、無限大。』も発売された。上映後は監督も交えて懇談します。
新作! 上映後、松原明・佐々木有美監督、出演者との懇談会あり。
『メトロレディーブルース 劇場版』(2021年/ビデオプレス作品/85分)
監督:松原明、佐々木有美
東京メトロ売店には正社員と非正規の契約社員がいる。仕事はまったく同じだが、非正規の賃金は正社員の半分。非正規女性たち。彼女たちにのしかかる親の介護、子育て、厳しい生活のなか、「ふざけるな」と女性たちは差別撤廃に向けて立ち上がる。歌って踊ってたたかう「メトロレディー」たちのパワーが炸裂する。
上映後、上映を纏めているグループ現代・川井田博幸、ほかとの質疑応答あり。
『馬三家からの手紙』(2018年/カナダ作品/76分)
監督:レオン・リー
米国で偶然発見された中国からのSOSの手紙をきっかけに、今日も名称を変えて存在し続ける労働教養所の実態を明らかにした抵抗と真実の記録。その手紙の送り主とともに、当局からの圧力に屈せず完成された。拷問や洗脳の記憶が生々しく、時にアニメーションを用いて詳述される。2021年4月いよいよDVD発売予定! 上映後グループ現代の講演あり。
上映後、この映画を企画した西田哲雄監督より、日大闘争の話あり。
『日大闘争』(1969年/58分)『続日大闘争』(1969年/55分)
制作:日本大学全学共闘会議映画班
今まで、利益優先「株式会社ポン大」と、他者はもちろんの事、日大生自ら自嘲気味に、馬鹿にされてきた、「マンモス日本大学」。それが大学幹部の「学費不当支出問題」が出て、それを切っ掛けに、大学側のあくどい授業料搾取、極端に少ない還元に不満を募らせていた学生たちから、自然発生的に「叛旗」が翻った。それが「燎原の火」のごとく、一気に全学の学生が蜂起し、「反逆のバリケード」が各学部に構築された。この運動は瞬く間に、全国の学生に飛び火した。「あの日大が怒った」の驚きの言葉から、「全共闘」が始まった。68年から全国の大学だけではなく、高校、中には中学にさえ「全共闘」の旗が打ち立てられた。69年にピークを迎え、やがて下火となったが、初期「全共闘」の「変革」の初心だけは半世紀たっても、受け継ぎたい。
『天皇の名のもとに—南京虐殺の真実』(1995年/50分)
監督:クリスティン・チョン、ナンシー・トン
—今、最もヤバい映画。NHK放映拒否! 1937年12月、日中戦争のさなか、中国の首都・南京を陥落させた「皇」軍兵士は逃げ遅れた市民、女性に対して乱暴狼藉を働いた。女であれば、幼女から老婆まで猟奇的に強姦し、行為後証拠隠滅のため、殺してしまうことが多かった。これは米人牧師の盗撮が中心となっている。
『沖縄のハルモニ―証言・従軍慰安婦』(1979年/86分)
監督:山谷哲夫
-身世打鈴・朝鮮女一代記。沖縄が本土復帰すると、沖縄本島南部のサトウキビ畑の中に、三畳の掘っ立て小屋があり、朝鮮人ハルモニが一人住んでいた。彼女こそ、生き残り「慰安婦」だった。偉そうな同胞を嫌っていた。ハルモニがOKを出したのが、日本人青年監督だった。「日本に勝ってほしかった…」彼女は語るのだった。
特集上映:第五回「<ほぼ>11AM劇場」
プロデュース:山谷哲夫