名優ソル・ギョング × チョン・ドヨン18年ぶりの共演
セウォル号沈没事故の悲劇から5年――残された者たちの葛藤と再生の物語

事故で息子を失った遺族の葛藤と再生を描く本作は韓国映画界を代表する名優ソル・ギョング、チョン・ドヨンのキャスティングが決まるや否や制作段階から話題を呼び、『私にも妻がいたらいいのに』以来、実に18年ぶりの共演が実現した。ソル・ギョングは家族に対して申し訳ない気持ちを抱いて生きる父親ジョンイル役を、チョン・ドヨンは亡くなった息子の死を受け入れられずにいる母親スンナム役を演じ、人々の感情を刺激する。 更には巨匠イ・チャンドン監督作品で演出スタッフとして実力を築いた新人イ・ジョンオン監督が演出を手掛ける。
監督自身、ボランティア活動を通じて長い期間遺族と接する中で生まれた本作は今も尚、記憶に新しい2014年4月16日、修学旅行中の高校生ら300人以上が犠牲となったセウォル号沈没事故を初めて正面から取り上げた商業映画の誕生でもあった。亡くなった息子の近づいてくる誕生日を軸に、共に記憶し、悲しみを分かち合うことがどれだけ生きていく上での励みになるか、忘れられない傷を持っているすべての人々に寄り添う、温かな感動作となっている。


【STORY】
君がいない君の‟誕生日“―――1年にたった1日。君を想う、すべての人が再会する日。
事故でこの世を先に去った息子スホに思いを抱きながら生きるジョンイルとスンナム。今年も息子の誕生日を迎え、家族の思いはより一層大きくなる。
スホがいないスホの誕生日。家族や友人らが集まって互いに特別な思い出を語り合う。1年にたった1日。君のために。
それは、私たちが再会する日。




『君の誕生日』(2019年/120分/韓国/G/原題:생일/英題:BIRTHDAY)
監督:イ・ジョンオン
出演:ソル・ギョング(『監視者たち』『ペパーミント・キャンディー』)、チョン・ドヨン(『男と女』『シークレット・サンシャイン』)、キム・ボミン、ユン・チャニョン、キム・スジン、イ・ボンリョン
配給:クロックワークス