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漂流ポスト【東日本大震災から10年/特別料金】

上映中~3月25日(木)

(c) Kento Shimizu

日時

上映中~3月25日(木)

料金

【特別料金】一般¥1,000/シニア(60歳以上)¥800/ユース(19歳~22歳)¥800/アンダー18(16歳~18歳)¥800/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥800/ユース会員(22歳以下)¥800

詳細 DETAIL

<上映後トークショ―・上映前舞台挨拶開催!>

3月5日(金)19:10の回上映後トークショー
登壇者:清水健斗監督

3月6日(土)17:10の回上映後トークショー
登壇者:清水健斗監督、中尾百合音

3月7日(日)16:55の回上映後トークショー
登壇者:清水健斗監督、永倉大輔

3月10日(水)19:10の回上映前舞台挨拶
登壇者:清水健斗監督、雪中梨世(大中莉雪)

3月11日(木)19:10の回上映後トークショー
登壇者:清水健斗監督、神岡実希

3月13日(土)16:20の回上映後トークショー
登壇者:清水健斗監督、雪中梨世(大中莉雪)

3月14日(日)16:20の回上映後トークショー
登壇者:清水健斗監督、神岡実希、中尾百合音

3月17日(水)16:15の回上映後トークショー
登壇者:清水健斗監督、雪中梨世(大中莉雪)

※敬称略
※ゲストは予告なしで急遽変更になる場合がございますので、ご了承ください


心に傷を負った人間の蘇生を通して-。

被災地で起きた真実の物語

東日本大震災で親友の恭子を亡くした園美は、心のどこかで死を受け入れられず日々を過ごしていた。
ある日、学生時代に恭子と埋めたタイムカプセルが見つかる。
中には『将来のお互い』に宛てた手紙が入っていた…。蘇る美しい思い出と罪悪感。
過去と向き合う最中、震災で亡くなった大切な人へ届けたい言葉・伝えることができなかった想いを綴った手紙が届く【漂流ポスト】の存在を知った園美は恭子宛の手紙を届けようと考える。

清水健斗(本作監督)

長期復興ボランティアで被災地を周った経験から「震災の風化」に危機感を持っていた。
その最中、漂流ポストの存在を知り、管理人の赤川氏とコンタクトを取った。
被災者の心に寄り添った映画を作り風化防止に繋げたい。熱い想いが届き映像化に繋がった。
東日本大震災で私達はありふれた日常がいかに儚く美しい物かを再認識した。
簡単に壊れてしまうのに忘れがちなこと。だからこそ、突然の別れ・日常を失った時、人はなかなか現実を受け入れることができない。
でも、いつかは向き合わないといけない。亡くなった人の為、失われた大切な時間の為、そして自分の為にも今を強く生きる義務があるからだ。
震災から年月が流れる中、私たちはこの教訓を活かせているだろうか?
希薄な人間関係・絶えない争い・粗末にされる命…そんな社会に再度問いかけたい。
今作が風化問題を考えるきっかけになり、明日への一歩につながることを願っている。

漂流ポストとは?

「手紙を書くことで心に閉じ込められた悲しみが少しでも和らぎ、新たな一歩を踏み出す助けになるなら」という想いから、被災地である岩手県陸前高田市の山奥に建てられた郵便ポスト。
当初は東日本大震災で亡くなった人への想いを受け止める為のポストだったが、今では病気や事故など、震災に限らず亡くなってしまった最愛の人に向けた想いを手紙に綴り届ける場所になっている。
現在も多くの手紙が届き、数は500通を超える。手紙は同じ境遇の人々にシェアされ、心の蘇生を助けている。


『漂流ポスト』(2018年/30分)
監督・脚本・編集・プロデュース:清水健斗
出演:雪中梨世(大中莉雪)、神岡実希、中尾百合音、藤公太、小田弘二、植村恵、永倉大輔
撮影監督:辻健司
​録音:田原勲
ヘアメイク:大上あづさ
ロケ車:福田和正
整音・効果:桑原秀綱、村田桃子
​音楽:伊藤明日香
キャスト協力:林まゆみ
字幕制作:仙野陽子、蔭山歩美
​特別協力:赤川勇治、シネマプランナーズ