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【見逃した映画特集2020】サクリファイス

1月3日(日)、1月5日(火)、1月7日(木)上映

© Récolte&Co.

日時

1月3日(日)、1月5日(火)、1月7日(木)上映

料金

【特別料金】一般¥1,300/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800 /UPLINK会員¥1,000/UPLINKユース会員¥900 ※サービスデー適用外

詳細 DETAIL

<上映後トークショ―開催!>

1/7(木)ゲスト追加決定!

1/3(日)14:25の回上映後 
登壇者:藤田晃輔(本作出演)、壷井濯(本作監督)(約20分)
1/5(火)20:30の回上映後 
登壇者:五味未知子(本作出演)、藤田晃輔(本作出演)、壷井濯(本作監督)(約20分)
1/7(木)14:25の回上映後 
登壇者:五味未知子(本作出演)、藤田晃輔(本作出演)、壷井濯(本作監督)(約20分)

※敬称略
※ゲストは予告なしで急遽変更になる場合がございますので、ご了承ください。


来場者プレゼント!

映画の公開を記念して、本作スチール担当で写真家の柗下知之さんが撮影・デザインした最終ビジュアルのポストカードをプレゼント!

※先着60名様限定、なくなり次第終了となります。
※オンラインでご購入の方は、館内の発券機にて発券後、受付でチケットをご提示ください。


SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019国内コンペティション優秀作品賞(長編部門)受賞
第32回東京国際映画祭 特別招待作品

東日本大震災から9年、「死の物語」を疾走する

311匹目の猫が殺された時、世界は何か変わるのでしょうか

本作の企画は、大学の授業で「東日本大震災をテーマにした脚本を書く」という課題が出たところからスタートした。不幸の中から幸福への糸口を見出だせるのが映画だとすれば、〈つながり〉ではなく〈断絶〉を、今こそ恐れずに描くべきではないか。そして、それは現代人が目を背けがちな「死の物語」でなくてはならない。「死の物語」には他者の孤独や不幸に寄り添う力があるからだ。こうして書き上げられた『サクリファイス』の脚本は、その後、立教大学映像身体学科の第一回スカラシップ作品に選出され、映画化された。

誰にでも愛想の良い好青年でありながら、猫の死体の写真を収集しているという複雑な内面を持つ主人公・沖田を演じるのは、『14の夜』『アイスと雨音』での演技が話題を呼んだ青木柚。「普通」を拒絶し、「境界」の向こうへ憧れを抱く女子大生・塔子役には、『花に嵐』『聖なるもの』や舞台でも活躍する半田美樹。霊能力に翻弄されながらも、大切な人との記憶を武器に走り続ける少女・翠役には、これが映画初出演となる五味未知子が挑んだ。脇を固める三坂知絵子、草野康太、三浦貴大ら実力派俳優たちの芝居も見所の一つである。

ラスト三十分、生者と死者の境界が取り払われ、物語そのものが「壊れる」時、寄る辺なき若者たちはどのような生き方を選択するのだろうか。是非、あなたの目で目撃して欲しい。

【STORY】

かつて新興宗教団体<汐の会>で東日本大震災を予知した少女・翠は、今は陸上部に所属する女子大生としての日々を過ごしていた。
同じ頃、大学周辺では三つの事件が起こっていた。神崎ソラという孤独な学生の死。三一一匹殺されるまで終わらないとされる猫殺し。若者を戦争へ駆り立てる団体〈しんわ〉の暗躍。
平凡な毎日を忌み嫌う塔子は、同じ学部に通う愛想の良い青年・沖田が猫殺しの犯人ではないかと睨み行動を共にしていた。やがて彼が、キャンパス内で神崎ソラと接触を持っていた唯一の人物であることを知り、猫殺しだけでなくソラの殺害にも関与しているのではと疑い始めるが…。
東日本大震災から九年、「死の物語」の中を若者たちが疾走する。

『サクリファイス』(2019年/日本/カラー/16:9/77分/ステレオ/デジタル)
監督・脚本・編集:壷井濯
出演:青木柚、半田美樹、五味未知子、藤田晃輔、櫻井保幸、矢﨑初音、下村花、柗下仁美、青木陽南、田港璃空、三坂知絵子、草野康太、三浦貴大
プロデューサー:藤原里歩
副プロデューサー:柗下仁美、林海斗
撮影:柗下仁美
録音:藤原里歩
撮影助手:柳田智哉
助監督:加登谷美琴
制作:下村花
音楽:大津沙良
整音:塚本啓介
スチール:柗下知之
主題歌:ぐみ(from パスワードの人)「小譚歌」
制作・配給: Récolte&Co.