
© Les Films du Sillage – ARTE France – Ina 2017
日時
12月18日(金)、12月20日(日)、12月22日(火)、12月24日(木)上映
料金
【特別料金】一般¥1,300/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800 /UPLINK会員¥1,000/UPLINKユース会員¥900
© Les Films du Sillage – ARTE France – Ina 2017
12月18日(金)、12月20日(日)、12月22日(火)、12月24日(木)上映
【特別料金】一般¥1,300/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800 /UPLINK会員¥1,000/UPLINKユース会員¥900
※挿入している映画などの著作権上、本来日本では上映できない作品ですが、プロデューサーの尽力により、今年限りの上映許諾を得て特別公開
1940年9月22日、ナチスドイツ占領下にあったデンマークのコペンハーゲンで、遠洋航路船長の父と19歳の母との間に誕生。すぐに別れた両親に代わり保護してくれた祖母が亡くなり心が一人ぼっちになった4歳の少女。
ロベルト・ロッセリーニ監督の『無防備都市』に衝撃を受け、やがてラジオでアメリカを発見する。ルイ・アームストロングに恋し、チャーリー・チャップリンに魅せられ、ミュージカル映画の虜になって『スター誕生』の歌をすべて暗記する。初めて行ったライヴはカウント・ベイシー楽団。
一番遠くの世界に行きたくて、列車に飛び乗り灰色の故国を脱出したのが17歳。パリのサンジェルマン・デ・プレにたどり着き、彼女は確信した、ここが私の居場所。男物のレインコートに身を包んだ彼女を発見したモデルエージェンシーに導かれて面会した相手が、ココ・シャネル。シャネルは、彼女をアンナ・カリーナと命名した。一躍花形モデルになった彼女を見初めたのがジャン=リュック・ゴダール。『女は女である』『女と男のいる舗道』『気狂いピエロ』、、、時代を画したヌーヴェルヴァーグのアイコンとなったコンビの誕生と別れ。セルジュ・ゲンスブールは彼女のためにミュージカルを書き14曲を提供、カール・ドライヤー、ジャック・リヴェット、フォルカー・シュレンドルフ、ルキノ・ヴィスコンティなどのヒロインを経てジョージ・キューカーに招かれハリウッドに。
1972年、彼女は自分にリアルなことを表現したいという思いがつのり、自ら製作・脚本・監督・出演をしてNYで映画を撮る。映画界の完全な男社会を飛び出すしか方法がなかった時代。
1997年にはイングマール・ベルイマンの舞台に登場、さらに歌手としての活動を開始、フランスやヨーロッパだけでなく日本でもツアーを行う。
そして今、ハリウッドで出会った本作の監督デニス・ベリーと暮らし、本を執筆し、さらなる冒険を続けている。
(本作の内容はここまでだが、2019年12月14日癌のためパリで死去)
★主な挿入映画
『VIVRE ENSEMBLE(共に生きる)』監督アンナ・カリーナ
『気狂いピエロ』監督ジャン=リュック・ゴダール
『今夜でなければダメ』監督ミシェル・ドビル
『女は女である』監督ジャン=リュック・ゴダール
『アルファヴィル』監督ジャン=リュック・ゴダール
『修道女』監督ジャック・リヴェット
『5時から7時までのクレオ』監督アニエス・ヴァルダ
『女と男のいる舗道』監督ジャン=リュック・ゴダール
『アンナ』監督ピエール・コラルニック
★挿入曲
『何も言うな』
作曲:セルジュ・ゲンスブール
歌:セルジュ・ゲンスブール&アンナ・カリーナ
(エンディング曲は映画『アンナ』より『太陽の真下で』)
『アンナ・カリーナ 君はおぼえているかい』(2017年/55分/フランス/原題:Anna Karina, souviens-toi)
監督:デニス・ベリー
プロデューサー:シルヴィ―・ブレネ
出演:アンナ・カリーナ
字幕:芳野まい
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
配給:オンリー・ハーツ