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花開くコリア・アニメーション2020+アジア|Korea Independent Animation Film Festival

10月17日(土)、10月18日(日)上映

日時

10月17日(土)、10月18日(日)上映

料金

【1プログラム】一般¥1,500/学生¥1,200(トーク付きの回も含む) 【通し券】3回券¥3,800/パスポート¥4,800(ともに窓口でのみ販売/窓口で各座席を指定)※アップリンク回数券、ミニシアター・エイド基金の未来チケットとパスポートは使用不可

詳細 DETAIL

世界の映画祭を席巻する韓国短編20本と、日本初公開の韓国長編作品『魔王の娘、イリシャ』、アジアコンペ部門の秀作11本を一挙上映!

今年で13年目を迎える「花開くコリア・アニメーション」東京上映。
緊急事態宣言により延期を余儀なくされ、10月に開催となりました。新型コロナウィルス感染症の脅威はまだ収まりませんが、花コリは屈しません! 韓国唯一のインディーズ・アニメーション映画祭「インディ・アニフェスト」の最新上映作から、韓国の“今” をビビッドに体感できる短編20本と、アジアコンペ部門の必見作11本を上映します。
長編は、チャン・ヒョンユン監督の最新作『魔王の娘、イリシャ』を関東プレミア上映します。ゲストは、インディ・アニフェストで審査委員特別賞と音楽サウンド賞を受賞した『創造的進化』のソンヨンソン監督と制作スタッフ。日本で制作された独特な音響効果も魅力的な、作品の秘密に迫ります。

※全プログラム日本語字幕付き


【作品】

韓国短編プログラム1 「To You」(66分/10作品)

[誰かに何かを“伝えたい”存在たちの物語を集めた作品集]
「私」が存在しようとするとき、「あなた」がいなければならない。それは当然の道理だ。あなたがいるから、私がいる。私が私として存在するために、あなたに伝えたい物語。それはもしかしたら、私自身に伝えたい物語なのかも知れない。

『Le Mot』ペク・ミヨン(2018年/7分35秒)
『巻き貝』パク・セビン、チョン・ユジン、タク・ウンジン(2019年/8分30秒)
『HOME SWEET HOME』イ・スジョン(2019年/2分16秒)
『フォレスト歯科』キム・ヘリョン(2019年/4分38秒)
『つるつる村の理髪店』ソン・ボギョン(2019年/10分41秒)
『143.89–0km』ペク・スジ(2019年/4分20秒)
『魅惑の先生』チャン・ウヌ、キム・ジュニ、イ・ユンソン(2019年/6分26秒)
『死の商人』チョン・ジンギュ(2019年/5分40秒)
『動きの事典』チョン・ダヒ(2019年/10分15秒)
『それでもいい』日本人作家含む計6名(2019年/4分15秒)


『動きの事典』より


韓国短編プログラム2 「With You」(70分/10作品)

[存在と存在の“関わり”から生まれる物語を集めた作品集]
“寂しい”ことは感情ではなく、状態である。この世に一人で生まれた私たちは、はじめから寂しい存在なのかもしれない。それでも時には一緒に、悲しみを半分ずつ分かちあおう。喜びは倍に増やしてみよう。あなたと一緒なら、寂しさも辛さもすべて一瞬だから。

『We Will See Someday』ホン・ナリ(2018年/6分30秒)
『山』ウ・ジン(2019年/6分30秒)
『マイ・ムーン』イ・オソン(2018年/8分35秒)
『ミス・パク プロジェクト#1』ソ・ヨンジュ(2017年/7分38秒)
『光』キム・ヘジン(2018年/12分2秒)
『アナザー』パク・ヨン(2019年/8分)
『マスコット』キム・リハ(2019年/6分50秒)
『創造的進化』ソンヨンソン(2019年/5分)★監督、音楽監督のゲストトークあり★
『すっぱいぶどう』ナム・ジヒ(2019年/3分21秒)
『愛は夢と現実の交差路で』チェ・ヒスン(2019年/5分40秒)


『山』より


アジア短編プログラム「From You」(67分/11作品)

[アジアのさまざまな地域からの物語を集めた作品集]
すべてが便利になった世の中で、私たちは時に手書きで手紙をつづる。送った人も受け取る人も、どこかを漂っている手紙に想いを馳せると、胸が高鳴る。アジア各国から送られてきたメッセージ。解釈と感動は、あなたの役目だ。

『ぼくがオオカミ?』アミル・オウサン・モエイン(2018年/8分15秒/イラン)
『優柔不断?』ヤン・ズシン(2019年/6分15秒/台湾、アメリカ)
『墓地での一夜』ヤエル・レイスフィルドゥ(2018年/5分59秒/イスラエル)
『くじらの湯』キヤマミズキ (2019年/6分34秒/日本)
『火鍋が好き』リュー・ジャセン(2018年/3分14秒/中国)
『三人姉妹』スヴェトラーナ・アンドリアーノヴァ(2019年/8分/ロシア)
『隙間の人』ルー・ティンティン(2018年/3分46秒/中国)
『成長』サラ・チョーク(2019年/7分3秒/シンガポール)
『黄さんの台所』ウォン・ウェンチョン(2019年/4分5秒/マカオ、台湾)
『性格変更スクール』関口和希(2018年/8分35秒/日本)
『一毛所有』チャン・グンチョン、ツェン・スィーワン、ウォン・ズィーイン(2019年/5分51秒/香港)


『一毛所有』より


韓国長編プログラム『魔王の娘、イリシャ』(83分)

[チャン・ヒョンユン監督による劇場用長編 第2作]
魔法により記憶を失い、平凡な高校生として生きてきたイリシャ。友人ジンソクの失われた魂を取り戻すため、妖精界へと冒険に旅立つ。そこで謎のカエルとギターの妖精ロビーに出会い、ニセの魔王によって妖精界が危機に陥っていると知るが……。
『ウリビョル1号とまだら牛』のチャン・ヒョンユン監督による2作目の劇場用長編作品。独特のキャラクター造形によるファンタジックな世界観と印象的な音楽にのって、深い思索のメッセージが届けられる。声の出演は、ドラマ『メロが体質』のチョン・ウヒとドラマ『パンドラ 小さな神の子供たち』のシム・ヒソプ。ドラマや映画で存在感ある演技を見せる二人が、イリシャとカエルを演じる。

『魔王の娘、イリシャ』チャン・ヒョンユン(2018年/83分/2D)


【イベント】

ゲストトーク「創造的進化はこうして生まれた」

フランス近代絵画へのオマージュ、そして生命リズムの探究から描き出された2200枚の絵の蓄積。闇や爆発、愛、光までを映し出す人の声の音楽。それらがハーモニーを奏で、一本の映画が誕生する。その33ヶ月間の、制作記録をお見せします。

▼日時
10/17(土)17:30~
韓国短編プログラム2「With You」上映終了後、事前収録したトークを上映
ゲスト:ソンヨンソン(『創造的進化』監督)、佐藤亜矢子(『創造的進化』音楽監督)
司会:面髙さやか(『創造的進化』プロデューサー)


『創造的進化』より

▼ゲスト紹介

ソンヨンソン(『創造的進化』監督)
韓国生まれの短編アニメーション映画作家。日本で映画作りを学んだ。カンディンスキーやドローネー、マティスなど近代絵画の理論とスタイルを基にアニメーション表現の可能性を探求する。最新作には20世紀初頭の絵画をオマージュして人類の歴史、生命の進化を描いた『創造的進化(2019年制作)』がある。


佐藤亜矢子(『創造的進化』音楽監督)
旅先の環境音や日常の物音を作品の素材として作曲する音楽家。


面髙さやか(『創造的進化』プロデューサー)
アニメーション制作、教育、プロデュースを行う。東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻助教。


【スケジュール】

10/17(土)
17:30 韓国短編プログラム2 「With You」(70分/10作品)+★ソンヨンソン監督トーク(約40分)
19:45 アジア短編プログラム「From You」(67分/11作品)
21:30 韓国短編プログラム1 「To You」(66分/10作品)

10/18(日)
17:30 韓国長編プログラム『魔王の娘、イリシャ』(83分)
19:30 韓国短編プログラム1 「To You」(66分/10作品)
21:10 韓国短編プログラム2 「With You」(70分/10作品)

『花開くコリア・アニメーション2020+アジア』
主催:韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)、UPLINK
後援:大韓民国文化体育観光部、日本アニメーション学会、日本アニメーション協会、愛知淑徳大学 全学韓国・朝鮮語教育運営委員会/交流文化学部、駐日韓国大使館 韓国文化院、韓国コンテンツ振興院(KOCCA)
協力:東京外国語大学 朝鮮語学科、株式会社フリッカ