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悪人伝

上映中~9月24日(木)

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日時

上映中~9月24日(木)

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)ユース会員(22歳以下)はいつでも¥1,000

スケジュールとチケット SCHEDULE & TICKETS

09.23

09.24

詳細 DETAIL

本国NO.1大ヒット!
ハリウッドリメイク決定!

これぞ世界を魅了する
韓国ノワール・エンタテインメントの真骨頂!

韓国映画としては、日本でも大ヒットを記録した『新感染 ファイナル・エクスプレス』『悪女/AKUJO』などに続き、カンヌ国際映画祭ミッドナイト・スクリーニング部門の正式上映作品に選ばれた本作。現地で上映されるやいなや観客たちを熱狂の渦に巻き込み、その勢いのまま本国で劇場公開されると興行収入ランキング初登場NO.1を記録。最終的には観客動員数300万人を超え、近年の韓国映画界にあってヴァイオレンス・アクション映画としては異例の大ヒット、更にはシルヴェスター・スタローン制作によるハリウッド・リメイクまでも決定した。
主演を務めるのは『新感染~』で一躍トップスターに上り詰めた韓国を代表する怪優マ・ドンソク。隆々たる体躯からにじみ出る説得力のある演技と破壊力抜群のアクションで観客を魅了し、マーベル・シネマティック・ユニバース『エターナルズ(原題)』で世界進出を決めた“漢”の圧倒的代表作が遂に日本上陸!!

【STORY】

猛毒を以って、猛毒を制す。

凶暴なヤクザの組長チャン・ドンスが、ある夜何者かにめった刺しにされる。奇跡的に一命をとりとめたドンスは対立する組織の仕業を疑い、手下を使い犯人探しに動き出す。一方、捜査にあたるのは、暴力的な手段も辞さない荒くれ者のチョン刑事。彼は事件がまだ世間の誰も気づいていない連続無差別殺人鬼によるものであると確信し、手がかりを求めてドンスにつきまとう。互いに敵意を剥き出しにしながら自らの手で犯人を捕らえようとするドンスとチョン刑事。しかし狡猾な殺人鬼を出し抜くために互いの情報が必要であると悟った2人は、いつしか共闘し犯人を追い詰めてゆく――。

【アクション】

ヤクザVS. 警官VS. 殺人鬼、強烈なキャラたちがそれぞれのアクションを展開!

間違いなくこの映画の見所は、その激しいアクションシーンだろう。3人のキャラクターのアクションシーンはそれぞれに個性的で、キャラクターに合うようデザインされている。スタント・コーディネーターのチェ・ボンロクは、登場人物たちの感情や置かれた状況に合わせてシーケンスをデザインするのに苦心したという。例えば、ヤクザのボスであるチャン・ドンスは、長いトレーニング経験と実戦のおかげで、とにかくパンチの一発一発が強烈に重い。冒頭サンドバッグを使ってトレーニングをしているシーンでは、バッグの中に実は生きた人間が詰め込まれていることが明らかになり、彼の凶暴な個性とファイターとしての力量を誇示する場面となっている。一方チョン・テソク刑事はどちらかというと攻撃的というより守備的なファイターだが、チャンや犯罪者と相対するときは全力で戦う。ひとたび敵だとみなせばその攻撃は冷静で素早い。といったように各キャラクターの特徴を踏まえたアクションシーンが入念に作り込まれた。ドンスが殺人鬼に襲われるシーンでは、暴力そのものを誇示するのではなく彼らの表情を捉えることに重点が置かれている。凶刃に倒れそうになってもドンスはその威厳を持って敵に真正面から対峙するし、標的から初めての反撃を受けた殺人鬼は驚愕の表情を浮かべるのだ。特筆すべきはまだある。例えば3者によるカーチェイスシーン。秘密裏に事件解決に向け一旦は協力してきたドンスとチョン刑事が、ここではお互い我先に犯人を捕まえようと疾走する。その姿はリアルな感情の爆発を浮かび上がらせる場面として結実した。更に俳優陣とスタッフが長い時間をかけてトレーニングを行い、エネルギーを注ぎ込んだのが、倉庫での乱闘シーンだ。マ・ドンソクもキム・ムヨルもその成果を遺憾なく発揮し素晴らしいシーンを作り上げた。スタント・コーディネーターのチェ・ボンロクは言う「アクションをより深いレベルで理解し、それを体現できる身体能力を持った俳優たちのおかげで、このシーンに挑戦することができたんだ」と。

【撮影と照明】

大胆なカメラワークと繊細なライティング

犯罪映画というジャンル特有の荒々しく緊迫した表情を捉えるために、制作陣が選んだのは、敢えて奇をてらわない戦術だった。洗練されたカメラワークやテクニックに頼るのではなく、登場人物の感情に真正面から焦点を当てるアングルを選択したのだ。この戦略は、先に触れた殺人鬼がドンスを襲うシーンで特徴的に垣間見ることができる。手持ちカメラによる撮影にも関わらず、手ブレを最小限に抑え2人のキャラクターを捉える。ドンスの激情と殺人鬼の戸惑いが印象的に焼き付けられたシーンだ。一方カーチェイスのシーンでは、ドローンを使い狭い路地を走る車を疾走感たっぷりに捉え、しっかりと計算ずくで道の周りに配置された小型カメラはその迫力を観客へと伝える役割を果たした。また、照明は各キャラクターに視覚的な特徴を生み出す役割を果たした。ヤクザのボスであるドンスのメインカラーは青を基調に、チョン刑事は熱血漢のキャラクターそのままに赤が基調、感情をあらわにしない謎多き殺人鬼は無彩色といったふうに色合いを変え、キャラクター特有の色調とコントラストは映像に見事な深みを与えている。

【衣装】

獰猛かつスタイリッシュ、そして個性的に

衣装部は2005年という作品の時代設定を基に衣装のコンセプトを練り上げた。マ・ドンソクの衣装はヤクザの組長らしく派手さを演出。当時流行したアクセサリーなどはもちろん、わざわざ釜山の布市場でストライプや光沢のある生地を探し出し、イチから衣装を仕立て上げていった。刑事役であるキム・ムヨルのワードローブは、役柄の日常生活に即したものということでレザージャケットとカーゴパンツ、ないしはジーンズを選択。ヤクザのは出ない衣装と違い、刑事の衣装は控えめに見せつつ見た目に弱々しさを感じさせないよう意識した。しかしキム・ムヨルが短期間での肉体改造に取り組んだため、ハンドメイドとはいえ急遽サイズ調整が必要に。その成果マ・ドンソクがキムの革ジャンの襟に掴みかかるシーンでは衣装が破れてしまうといったハプニングもあった。殺人鬼のために衣装部が用意したのはタートルネックを始めとしたグレートーンの衣装。人混みに紛れ込む無個性な外観、そしてその顔をフードで隠すためのパーカーなども用意された。

【タトゥー】

マ・ドンソクの体をキャンバスに描く初の試み

マ・ドンソクの体をキャンバスにした初の作品と言っていいだろう。ヤクザのボスであるキャラクターを演出するための試みとして、彼の体にタトゥーが施されることとなった。スタッフは、彼の体とドンスというキャラクターにあうよう40種類ものデザインを考案。最終的に採用されたのは、韓国の伝統的な鬼や物の怪、風景などをモチーフにしたもの。絵柄を作り上げるのに1ヶ月以上の日数を要し、更にマ・ドンソク本人の体に合わせて1週間以上の調整が繰り返されたという。ラスト近くその全貌が明らかになる瞬間は、静かな迫力が画面を支配する圧巻のシーンとなっている。

『悪人伝』(2019年/韓国/110分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/韓国語/原題:악인전)
監督・脚本:イ・ウォンテ
出演:マ・ドンソク、キム・ムヨル、キム・ソンギュ
配給:クロックワークス