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赤い闇 スターリンの冷たい大地で

上映中~9月17日(木)

©FILM PRODUKCJA PARKHURST KINOROB JONES BOY FILM KRAKOW FESTIVAL OFFICE STUDIO PRODUKCYJNE ORKA KINO ŚWIAT SILESIA FILM INSTITUTE IN KATOWICE

日時

上映中~9月17日(木)

料金

一般¥1,900/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳)¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,100(土日祝¥1,300)ユース会員(22歳以下)はいつでも¥1,000

詳細 DETAIL

餓えている。罪なき無数の民が狂うほどに餓えている。
ソビエト連邦がひた隠しにした歴史の闇を照らし出す
衝撃の実話!

『太陽と月に背いて』『ソハの地下水道』の名匠アグニェシュカ・ホランドが、秘密主義の独裁国家に潜入した実在のイギリス人ジャーナリスト・ジョーンズを主人公に、息もつかせぬサスペンスフルな語り口、陰影豊かなヴィジュアルで描出した最新作。無力な存在でありながら命の危険も顧みず、眩しいほどまっすぐに真実を追い求めたジョーンズの不屈のドラマは、誰しもの心を揺さぶることだろう。キャストには英米の実力派俳優たちが揃った。ジョーンズを演じるのは、NHKでも放映された英BBC制作の超大作ドラマ「戦争と平和」のアンドレイ・ボルコンスキイ役で注目され、グレタ・ガーウィグ監督作『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』などで活躍するジェームズ・ノートン。ニューヨーク・タイムズのモスクワ支局で働く記者エイダに『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』の ヴァネッサ・カービー。『ニュースの天才』『ジャッキー/ファーストレディ 最後の使命』の名バイプレイヤーであるピーター・サースガードがピューリッツァー賞記者ウォルター・デュランティに扮している。国民の知る権利、体制による情報操作・隠蔽、報道の使命といった今日的なテーマもはらむ本作には、不朽のディストピア文学「1984」で名高いジョージ・オーウェルが、1945年に発表した傑作寓話「動物農場」の誕生秘話も盛り込まれている。ジョーンズとオーウェルの意外な接点を描くドラマティックなストーリーのうねりが、観る者の知的好奇心を刺激するに違いない。

【STORY】

大戦間期、イギリス人記者が疑問を抱いた“大国の繁栄”。
その答えを求めた彼が、冷たい大地で目撃したのは戦慄の光景だった!

1933年、ヒトラーに取材した経験を持つ若き英国人記者ガレス・ジョーンズには、大いなる疑問があった。世界恐慌の嵐が吹き荒れるなか、なぜスターリンが統治するソビエト連邦だけが繁栄しているのか。その謎を解くために単身モスクワを訪れたジョーンズは、外国人記者を監視する当局の目をかいくぐり、すべての答えが隠されているウクライナ行きの汽車に乗り込む。やがて凍てつくウクライナの地を踏んだジョーンズが目の当たりにしたのは、想像を絶する悪夢のような光景だった……。ジョーンズはいかなる苦難の末に、スターリンの“偽りの繁栄”の実態を暴いたのか。そしてソ連の執拗な妨害工作に阻まれるなか、果たしてその一大スクープを世に知らしめることができるのだろうか。巨悪な力に屈せず、正しい道を選ばんとした名もなき人間の実録ドラマが、現代を生きる我々に問い質すものとは ——— ?

『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』(2019年/ポーランド・ウクライナ・イギリス/英語・ウクライナ語・ロシア語・ウエールズ語/118分/カラー/シネマスコープ/5.1ch/原題:Mr. Jones/PG12)
監督:アグニェシュカ・ホランド
脚本:アンドレア・チャルーパ
出演:ジェームズ・ノートン、ヴァネッサ・カービー、ピーター・サースガード
配給:ハピネット
配給協力:ギグリーボックス