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Last Lover ラストラバー

上映中~4月2日(木)

(C)ASTROSANDWICH PICTURES INC.

日時

上映中~4月2日(木)

料金

一般¥1,800/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000(土日祝¥1,300)ユース会員(22歳以下)はいつでも¥1,000/リピーター割¥1,000

詳細 DETAIL

舞台挨拶、上映後トークショー決定!
3/20(金)上映後舞台挨拶
 優美早紀、安藤慶一、藤田健彦、山口祥平、中野将樹、室上茂、
 岡元雄作監督
3/21(土)上映後トークショー
 安藤慶一、岡元雄作監督
3/22(日)上映後トークショー
 優美早紀、岡元雄作監督
3/24(火)上映後トークショー
 渡辺哲(「星屑の町」)、優美早紀、岡元雄作監督
3/25(水)上映後トークショー
 古波津 陽(映画監督)、田中マコト(作曲家)、岡元雄作監督

※ゲストは、決まり次第、お知らせいたします。
※ゲストは、予告なしで急遽変更になる場合がございますので、ご了承ください。

もし亡くなった恋人が戻ってきたとしたら、あなたならどうしますか?

映画を企画する上で様々なモチベーションがあると思います。お金持ちになりたい、有名になりたい、テーマを知らしめたい、受賞したいなどが多いですが、本作はどれも異なり、とてもパーソナルな理由で、監督の母親の死がきっかけでした。監督は『Music Of My Life』(田畑智子 ・山中崇主演)や、『カメラを止めるな!』と同じENBUゼミナールシネマプロジェクト第7弾『きみはなにも悪くないよ』(工藤綾乃主演)の岡元雄作。その監督の母親が2018年4月20日に永眠しました。母親は新潟の田舎で「十日町シネマパラダイス」という映画館を経営していました。しかし残念ながら亡くなると同時に10年続いた映画館も閉館してしまいました。母親は映画館を立てるほど映画が大好きで、監督がその影響を受けたのは言うまでもありません。亡くなった母に何か出来る事はないか考えていた所、映画好きで、いつも応援してくれた母なので、映画で追悼しようと本作が企画されました。

そんな想いが伝わったのか、オーディションには400人を越える応募がありました。その中から見事勝ち抜き主演の座を射止めたのは、舞台『月刊「根本宗子」紛れもなく、私が真ん中の日』にも出演する優美早紀と、数々の舞台でロミオ役などの主演を務める安藤慶一。そして共演には新井敬太(『遠藤憲一と宮藤官九郎の勉強させていただきます』)、金久保マユ(『恋愛依存症の女』)、根矢涼香(『ウルフなシッシー』)、藤田健彦(『イソップの思うツボ』)、大山真絵子(『全裸監督』)など、演技力のあるキャストたちが脇を固めました。また、主題歌を担当するのは、八丈島出身でのシンガーソングライター天野花。本作のために書き下ろしたその名も「Last Lover」というタイトルで、切ない中でも希望の見える楽曲を書いてもらいました。音楽は『飢えたライオン』などの映画やCMの作曲家である田中マコト。感情の機微を時には強く、時には優しくストーリーに調和させて紡ぎ出しました。

2019年1月、いよいよ映画「Last Lover ラストラバー」は完成しました。するとすぐ応募した園子温監督がディレクターを務める「ええじゃないか とよはし映画祭」に公式ノミネートしました。2019年8月にはアメリカで開催された「ロサンゼルス日本映画祭2019」では『ベストアンサンブルアワード』を受賞! 立て続けに12月にドイツで開催された「ベルリンモーションピクチャーフェスティバル2019」でも、グランプリに当る『最優秀長編作品賞』を受賞! また、「グアム国際映画祭」のSelect Showcase にも公式ノミネートされるなど、数々の映画祭から評価されました。

【STORY】

朝、美優が目を覚ますと、隣にいるはずの光希がいなかった。光希は美優のスカートをめくったりいつもふざけたことばかりをして驚かせる彼氏だった。だからその日も光希のイタズラだと思った。しかし、光希は戻ることはなかった。夜間運転の事故で亡くなっていたのだった。それからと言うもの美優の周りで不可解なことが起き始める。誰もいない部屋で、トントントントンと壁を叩く様な音が聞こえはじめる。そして、数日後には同僚の橋田さんが殺害されるという事件が起きる。実は美優は霊感が強く、何かの霊を引き寄せてしまったのではないかと思う様になり、先輩の小西に相談をした。小西は光希とは正反対の真面目な好青年で、美優の話も疑わずに親身になって聞いてくれた。妹・乃々にも話すと、お祓いをやっているお寺を紹介される。お坊さんの教えの通りに盛り塩や線香を立てるのだが、またもやあのトントントントンという怪奇音が聞こえてくる。その音は迫ってきていよいよ美優の近くに近づいてきた。しかし、予想に反して美優のスカートがめくられる。身構えた美優の目の前に現れたのは、悪霊ではなく、亡くなったはずの光希の霊だった。美優に未練があり、地縛霊として戻ってきたと言う。それからまた楽しい2人の生活が始まるが、霊との同棲生活は楽しいだけではなかった―。ただの恋愛映画ではなく、恐くも切ない新感覚ホラーラブストーリーが誕生!

『Last Lover ラストラバー』(2019年/カラー/シネマスコープ/105分)
監督・脚本・撮影・編集:岡元雄作(『Music Of My Life』『きみはなにも悪くないよ』)
出演:優美早紀、安藤慶一、新井敬太、金久保マユ、根矢涼香、藤田健彦、大山真絵子、中野将樹、山口祥平、鏑木悠利、室上 茂、泉 光典、辻 夏樹、ミネオショウ、実由、他
主題歌:天野 花「Last Lover」
音楽:田中マコト