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種をまく人 

上映中~3月12日(木)

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日時

上映中~3月12日(木)

料金

一般¥1,800/シニア(60歳以上)¥1,200/ユース(19歳~22歳)¥1,100/アンダー18(16歳~18歳) ¥1,000/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000(土日祝¥1,300)ユース会員(22歳以下)はいつでも¥1,000

詳細 DETAIL

上映後トークショー決定!
2/28(金)登壇者:竹内洋介(監督)、
岸建太朗、足立智充、植吉、ささき三枝(出演)

※ゲストは、決まり次第、お知らせいたします。
※ゲストは、予告なしで急遽変更になる場合がございますので、ご了承ください。

※~3/5(木)バリアフリー用日本語字幕付きDCPでの上映、
3/6(金)~12(木)字幕なしDCPでの上映となります。

第57回テッサロニキ国際映画祭 最優秀監督賞、最優秀主演女優賞
第33回ロサンゼルス・アジアン・パシフィック映画祭
グランプリ、最優秀脚本賞・最優秀主演男優賞・ヤングタレント賞受賞!

人間の心に潜む闇を抉り出す。
世界を震わせた衝撃の問題作、遂に日本凱旋!

本作『種をまく人』は、オランダの画家、フィンセント・ファン・ゴッホの苦難に満ちた人生と、被災地に咲いていた一輪のひまわりから着想が得られた。ゴッホはその短い人生の中で、精神に変調をきたす発作に悩まされ続け、それでも懸命に生と戦い続けた。 
この作品は、障がい者を抱える家族の苦悩と葛藤を通じて、人間の心の闇を残酷なまでに炙り出そうとする。そして、一人の少女が犯した罪とそれを取り巻く大人たちの姿を通じて、正常や異常といったレッテルを剥がし、生きるとは何かといった根源的な問題を観るものに提起し突きつける。そして生きるということの真実をより深く追求していく。

第57回テッサロニキ国際映画祭で、監督・竹内洋介が日本人では史上3人目の最優秀監督賞、そして撮影当時10歳だった竹中涼乃が史上最年少で最優秀主演女優賞を受賞した。その後も様々な国際映画祭に出品され、多くの賞賛を得た『種をまく人』は、ロサンゼルス・アジアン・パシフィック映画祭ではグランプリ・最優秀脚本賞・最優秀主演男優賞(岸建太朗)・ヤングタレント賞(竹中涼乃)の4冠を獲得している。

ゴッホの人生が現代日本に蘇る

本作の主人公・光雄は悲しみの最中、ひたすらひまわりの種を植え続ける。 やがてその行為に没頭するうちに、主人公はその意味すらも忘れてしまう。 そこにはもう、 悲しみも喜びも存在しない。 あるのはただ、 種を植えるという行為、 その種がのちに花開くという自然本来の営みと、 その事実のみになる。時の流れは人の感情を変える。 重くのしかかる日常の時間から一歩踏み出した時、 そこに在る時間に救われることがある。 絶望の中にある少女・知恵と父・裕太が最後にたどり着いた結論の先に、かすかな光が垣間見れる。 
世界各国で「日本映画史に残る最も美しいラストシーン」と呼ばれたそのエンディングは、きっと多くの人々の心を魅了することだろう。

【STORY】

3年ぶりに病院から戻った高梨光雄は、弟・裕太の家を訪れる。
再会を喜ぶ姪の知恵、その妹でダウン症の一希に迎えられ束の間の幸せを味わう光雄。
その夜、知恵にせがまれた光雄は被災地で見たひまわりについて語る。
知恵はその美しい景色を思い浮かべながら、太陽に向かって咲くひまわりと、時折ふと空を見ている愛しい一希の姿とを重ね会わせるのだった。
明くる日、知恵は光雄と遊園地に行きたい嘆願する。裕太と妻・葉子はそれを快く受け入れ、娘たちを光雄に預けるが・・・幸福な時間も束の間、遊園地で突然の不幸が訪れる。


『種をまく人』(2019年製作/117分/日本)
監督:竹内洋介
出演:岸建太朗、竹中涼乃、足立智充、中島亜梨沙、杉浦千鶴子、岸カヲル、鈴木宏侑、竹内一花、原扶貴子、植吉、ささき三枝、高谷基史、カウンミャットゥ、篠原哲雄、植田裕一、酒井麻吏、小林大介、川島俊一、高木公佑、吉野愛生子
配給:ヴィンセントフィルム