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LAPSE ラプス

上映中~3月15日(金)

©BABEL LABEL

日時

上映中~3月15日(金)

料金

一般¥1,800/ユース(22歳以下)¥1,500/シニア¥1,100/ジュニア(15歳以下)¥800/UPLINK会員¥1,000(土日祝¥1,300/ユース(22歳以下)会員はいつでも¥1,000)

詳細 DETAIL

トークショー開催決定!

■3/8(金)18:20の回上映後
登壇者:『失敗人間ヒトシジュニア』アベラヒデノブ監督、PAN(ロックバンド)

■3/9(土)15:10の回上映後
登壇者:『SIN』志真健太郎監督、HAVIT ART STUDIO、プロデューサー 山田久人

■3/10(日)20:40の回上映後
登壇者:『SIN』志真健太郎監督 、 HAVIT ART STUDIO

■3/11(月)20:50の回上映後
登壇者:『SIN』志真健太郎監督、平岡亮、『失敗人間ヒトシジュニア』根岸拓哉、『リンデン・バウム・ダンス』堀越光貴

■3/12(火)20:50の回上映後
登壇者:山田久人プロデューサー、『失敗人間ヒトシジュニア』竹内ももこ、きいた

■3/13(水)20:50の回上映後
登壇者:『リンデン・バウム・ダンス』HAVIT ART STUDIO/今野里絵監督、三科愛子、奥村アキラ

■3/15(金)20:00の回上映後
登壇者:『SIN』志真健太郎監督、比嘉梨乃、朝見心、重岡佑一郎

BABEL LABELが未来を描くオムニバス映画 未来は、何処へいってしまうのか。3⼈の監督が⾒つめる先にはー

映画『デイアンドナイト』『⻘の帰り道』など、話題作が続いている映像ディレクター集団 BABEL LABEL(バベル レーベル)。今注⽬を浴びている彼らが、オリジナル映画製作プロジェクト<BABEL FILM>を始動させ、実⼒派俳優たちが集結した。BABEL FILM 第1作⽬となる今作『LAPSE ラプス』は、3篇から成る未来を描く物語。

志真健太郎が監督・脚本を務める『SIN』は、2082年を舞台に、幼少期にシミュレーションで見た自分の暗い未来が現実化し、苦悩する男を描く。栁俊太郎、内田慈、比嘉梨乃、平岡亮、林田麻里、手塚とおるが出演。
アベラヒデノブが監督・脚本・主演を務める『失敗人間ヒトシジュニア』は、クローンと人間が共存する2050年を舞台に、自分がクローン人間の失敗作だったと知らされる男を描く。W主演に中村ゆりか、出演者は他に、清水くるみ、ねお、信江勇、根岸拓哉、深水元基が名を連ねている。
HAVIT ART STUDIOが監督・脚本を務める『リンデン・バウム・ダンス』は、AIに医療が委ねられた2038年を舞台に、AIと人間の関係に疑問を抱く女子大生を描く。SUMIRE、小川あんが出演。

志真健太郎は、2010年に映画監督・藤井道人と共にBABEL LABELを立ち上げ、自主的に映画や演劇を作り続けてきた。東日本大震災後の被災地、自動車会社のリコール問題、女性活躍推進など社会的な題材を取り上げ、強いメッセージを込める作品が多く、本作では「政府による教育管理」に苦しむ一人の青年を描いている。
アベラヒデノブは、映画『想像だけで素晴らしいんだ -GO TO THE FUTURE-』(19)など監督・脚本家として、園子温監督のスマホ映画『うふふん下北沢』(17・主演)など俳優としてマルチな活躍を見せている。本作では、ただ単に否定されるクローンという存在への疑問を「クローンと人間が共生する世界」に反映させ、自ら演じた。
HAVIT ART STUDIOは、Hip HopのMVで存在感を示してきた映像制作チーム。2017年にBABEL LABELに加入し、本作が映画デビュー。メンバーである今野里絵が監督・脚本、大橋尚広が撮影監督を務める。「人工知能」や「尊厳死」などのテーマを扱いながら、どこか儚さのある閑かな映像は、女性監督ならではの目線を感じさせる作品となっている。

未来は、何処へいってしまうのか。3人の監督陣は未来世界を自由に想像しながら、ラプス(=時の経過)に生きる人間の内面を力強く描き出す。本作は、未来に抗う人たちの希望や葛藤を浮き彫りにし、来るであろうシンギュラリティに対して問いかける。

STORY1『失敗⼈間ヒトシジュニア』
クローンと⼈間が共存する2050年を舞台に、⾃分がクローン⼈間の失敗作だったと知らされる男を描く
クローンと人間が共生する2050年。20歳になった大学生のヒトシジュニアは突然、自分がクローン人間の失敗作なのだと聞かされ、彼女にも振られ、絶望の淵に立たされる。隣に現れたのは美女・初美(ハッピー)。初美も同じく親に捨てられたクローンの失敗作だった。20歳を迎えたクローンは、クローン元の人間に捨てられると国に回収され、破棄されるという。ヒトシジュニアは生きるため、育ての親を殺し戸籍を奪う決断を迫られる。

監督・脚本:アベラヒデノブ
撮影:石塚将巳
出演:アベラヒデノブ、中村ゆりか、清水くるみ、ねお、信江勇、根岸拓哉、深水元基

STORY2『リンデン・バウム・ダンス』
AIに医療が委ねられた2038年を舞台に、AIと⼈間の関係に疑問を抱く⼥⼦⼤⽣を描く
人間が人工知能に医療を委ねている2038年。大学生のヨウは夢を見ていた。人工知能Satiによる延命治療を受ける 10 年間寝たきりの祖母の若い頃を想像し、一緒に深夜のダンスホールで踊っている夢。そこは色どり豊かな、音楽世界だった。ヨウは何でも分かっているように振舞うSati、それを頼りきっている家族に苛立ちを募らせていた。人工知能の法律改正によって祖母の延命中止が決まると、ヨウは大きな行動に出る。

監督・脚本:HAVIT ART STUDIO
撮影:大橋尚広
出演:SUMIRE、小川あん

STORY3『SIN』
2082年を舞台に、幼少期にシミュレーションで⾒た⾃分の暗い未来が現実化し、苦悩する男を描く
政府による教育管理が進んだ2062年。5歳のアマは政府公認の教育機関エルサに呼び出される。
「20年後…アマ君はお母さんを殺す。その確率が高いんだ」
エルサによって見せられたシミュレーションには、犯罪に手を染め、大切な人たちを傷つけてしまう、自分の暗い未来が映っていた。アマは告知された自分の未来に抗いながら、必死に生きていく。友人や親、好きな女性とともに運命は少しずつ変化し、”母を殺す”運命の25歳の誕生日を迎える。

監督・脚本:志真健太郎
撮影:佐藤匡
出演:栁俊太郎、内⽥慈、⽐嘉梨乃、平岡亮、林⽥⿇⾥、⼿塚とおる

『LAPSE ラプス』
(2019年/102分/DCP)
プロデューサー:山田久人、藤井道人
主題歌:「LIGHTS」SALU
製作:BABEL LABEL
配給:アークエンタテインメント