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パニョス・チカーノス|ルノ・ルプラ=トルティの刑務所芸術コレクション

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南フランスのモンペリエを拠点に活躍する若きインディペンデント・キュレーター、ルノ・ルプラ=トルティが初来日します。チカーノのプリズンアートの蒐集家として知られる彼は、受刑者の家族と交流を深めながら集め続けてきた500点以上のハンカチアートを、これまでにフランス国内のみならずベルギー、デンマーク、フィリピン、セルビア、カナダ、アメリカで展示してきました。日本では初となる彼のコレクション展を、中野のタコシェと渋谷のアップリンクで同時開催します。

中野「タコシェ」http://tacoche.com/
会期:2018年4月28日(土)- 5月11日(金)

アップリンク渋谷
会期:2018年5月8日(火)- 5月12日(土)

パニョスとは、メキシコ系アメリカ人”チカーノ”の囚人たちが、手紙代わりに、塀の外の家族や友人にあてにイラストを描いたハンカチのことです。

犯罪、薬物、売春、ローライダーなどのギャングらしいモチーフはもちろん、アステカの戦士や都市、聖母マリアやイエス・キリスト、漫画やアニメのキャラクター、白鳥やハートやバラなどのファンシー要素まで盛り込んだイラストは、アメリカ、メキシコ両国の伝統文化〜大衆文化の豊富なヴィジュアルのボキャブラリーがちりばめられています。

自身や周囲の囚人の刺青や印刷物を参考に、そのモチーフや技術を引き継ぎながら、チカーノのアイデンティティと文化を築きあげたこの刑務所芸術を、フランス人アーティスト/キュレーターであるルノ・ルプラ=トルティのコレクションからご覧いただきます!

展示にあわせて、ルノ・ルプラ=トルティ自身が編集・デザインを手掛けたカタログをはじめ関連書籍も販売いたします。

※約500枚のコレクションから2箇所での展示となります。期間が会場ごとに違いますので、ご注意ください。