イベント EVENT

上映会「故郷に、旅する」(【上映作品】『自然と兆候/4つの詩から』『Memories』『カツテノミライ』【トーク出演】四方幸子、岩崎孝正)

2019年6月25日(火)19:15開場/19:30上映開始(上映終了後トークショー)

日時

2019年6月25日(火)19:15開場/19:30上映開始(上映終了後トークショー)

料金

¥1,800(1ドリンク付き)

詳細 DETAIL

映像作家・岩崎孝正が東日本大震災以降に自身の故郷である福島県相馬市にフォーカスし、製作したドキュメンタリー2作品と短編実験映画1作品を一挙上映。上映後にはゲストを招いてのトークショーも。

「この3作品は、自分の出身地である福島県をめぐる映画です。津波によって、「ぼく」の故郷である相馬市磯部は無くなり、そこから、どう生きようか? と思索するなかで生まれていきました。人生は巡り会いで、いろんな人との出会いや関わり合いの中から生まれていくものとおもいます。この映画をみなに届けたいとおもいました」(岩崎孝正)

上映作品

『自然と兆候/4つの詩から』(ドキュメンタリー、50分)

出演:ニコラウス・ゲイハルター、露口啓二、チョン・ジュハ、きくちゆき、徐京植、河津聖恵

一人のドキュメンタリー映画監督、二人の写真家を撮影したドキュメンタリー映画。「人類遺産 (HOMOSAPIENS)」「自然史」の舞台として、ニコラウス・ゲイハルター、露口啓二は福島に 立つ。そして、「奪われた野にも春は来るか」の次のテーマをもとめ、チョン・ジュハは相双地域の代表的な祭祀、相馬野馬追を撮影していく。

『Memories』(実験映画、6分)

出演:岩崎孝正、きくちゆき

震災が原因で記憶障害となった「男」に、「女」は、その記憶を思い出していいのか問いただしていく物語。

『カツテノミライ』(ドキュメンタリー、45分)

出演:金子満博、天野茂、小田隆、神田豊広、清水加奈ほか

「ぼく」が「公害」の発生した場所へ旅に出かける物語。熊本県水俣市、三重県四日市市、富山県富山市、新潟県阿賀野市、福島県相馬市の各地で「ぼく」がたどり着いたのは、農家さんや漁師さんが仕事をする現場だ。旅を終えた「ぼく」は、答えが出ず、また旅を続けていくことになる。


トーク出演

四方幸子(しかた・ゆきこ/クリエイティブキュレーター)

多摩美術大学・東京造形大学客員教授、IAMAS(情報科学芸術大学院大学)非常勤講師、明治大学兼任講師。東京ビエンナーレ2020企画ディレクター、オープン・ウォーター実行委員会ディレクター。水、人間、都市、気象など世界に生起する様々な現象およびそれら相互の関係性を「情報の流れ」という視点から注目し、メディアアート、現代美術、自然科学、社会科学など諸領域を横断した活動を展開。これまでキヤノン・アートラボ(1990-2001)、森美術館(2002-04)、NTT インターコミュニケーション・センター[ICC](2004-10)と並行し、フリーで先進的な展覧会やプロジェクトを数多く実現。近年の仕事に札幌国際芸術祭2014 アソシエイトキュレーター、茨城県北芸術祭 2016キュレーター、メディアアートフェスティバル AMITディレクター(2014-2018)などがある。