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『肌蹴る光線 ―あたらしい映画―』Vol.4(上映作品:ジョナス・メカス『Sleepless Nights Stories』『幸せな人生からの拾遺集』)

2019年3月10日(日)①『Sleepless Nights Stories』(16:20開場/16:30上映開始) ②『幸せな人生からの拾遺集』(18:50開場/19:00上映開始)

『Sleepless Nights Stories』より

日時

2019年3月10日(日)①『Sleepless Nights Stories』(16:20開場/16:30上映開始) ②『幸せな人生からの拾遺集』(18:50開場/19:00上映開始)

料金

各回¥1,800一律

詳細 DETAIL

今年1月に惜しまれつつこの世を去ったジョナス・メカス監督の2作品を上映(各回入替制)

『肌蹴る光線 ―あたらしい映画―』は、上映機会の少ない傑作映画を発掘し、広めることを目的とした上映会です。洋邦や、制作年を問わない柔軟な選定を目指し、季節に1回のペースで開催しています。第1回にはビー・ガン監督(中国)による『凱里ブルース』を、第2回は清原惟監督(日本)による『暁の石』『ひとつのバガテル』を、第3回はテレンス・ナンス監督(アメリカ)による『あまりにも単純化しすぎた彼女の美』を、それぞれ東京と京都で上映しました。今回は今年の1月23日、惜しまれつつこの世を去ったジョナス・メカス監督による2作『Sleepless Nights Stories』、『幸せな人生からの拾遺集』を上映します。

上映作品

『Sleepless Nights Stories』(2011年/114分/英語/日本語字幕/Blu-ray上映)

『千夜一夜物語』から着想を得たという作品。ビョーク、ハーモニー・コリン、パティ・スミス、オノ・ヨーコ、ルイ・ガレル、ケン・ジェイコブスらが登場したり、小林一茶、松尾芭蕉の言葉が引用されたりするのも見どころの一つ。メカスは同作について「わたしの話はすべて現実世界のことで『アラビアンナイト』とは異なるけれど、しかしどちらも、ルーティーン化した日々の暮らしから、ある時点でどこか別の場所へと迷いこむ」とコメントを残している。

『幸せな人生からの拾遺集』(2012年/68分/英語/DVD上映)*日本語字幕無し・字幕紙資料配布

原題は『Outtakes from the life of a happy man』。主に2000年までのメカス作品で使われなかったシーンの数々で構成されている。また、それらに加えて、メカスがフィルムを編集する様子を映した映像なども使用されている。15歳の少女・ダイアンがメカス宛に送った手紙が度々抜粋されるほか、ウィリアム・バロウズ、ロバート・フランク、ケン・ジェイコブスらも登場。

企画:井戸沼紀美
1992年生まれ、都内在住。明治学院大学卒。これまでに手掛けたイベントに『ジョナス・メカスとその日々をみつめて』(2014年)、『ジョナス・メカス写真展+上映会』(2015年)がある。

協力:ときの忘れもの、メカス日本日記の会、東京都写真美術館/恵比寿映像祭


▼関連企画

写真展『Frozen Film Frames』

【東京会場】スタジオ35分(東京・新井薬師)
会期:2019年2月27日(水)~3月16日(土)18:00-23:00
定休日:日・月・火)

【京都会場】誠光社(京都・河原町丸太町)
会期:2019年3月1日(金)~15日(金)10:00-20:00
定休日:無し