イベント EVENT

『BLUE ブルー』上映&トーク【アップリンク吉祥寺クラウドファンディングイベント】

詳細 DETAIL

アップリンクが5年にわたり準備を進めてきたミニシアター、アップリンク吉祥寺が2018年12月、吉祥寺パルコにいよいよオープンします。
オープン前に、いち早く「アップリンク会員」になり、映画館作りを応援してくださる方を募集するクラウドファンディングイベントを開催します。

上映作品はアップリンクの原点ともいえる、デレク・ジャーマン監督の『BLUE』。特別料金にて上映します。上映後には吉祥寺の名所だったバウスシアターから、これから出来るアップリンク吉祥寺までのストーリー、映画館の未来についてをアップリンク代表浅井隆が元・バウスシアター番組編成の西村協氏とトークします。

【トーク登壇者】西村協(にしむら・かなう)、浅井隆

※クラウドファンドの支援は当日は現金でも承ります。
※アップリンク吉祥寺クラウドファンディングの詳細・ご支援はこちらから

イメージの混沌の中で、僕は君に普遍の青を捧げよう
青、魂へと開かれた扉 無限の可能性が形となる

デレク・ジャーマン最後の監督作。フランスの画家、イヴ・クラインの作品やアイディアにインスパイアされ、ジャーマンは長い間、完全にブルー一色の映画を作りたいと思い続けてきた。実際、完成する6年前の1987年の『ラスト・オブ・イングランド』公開前に、この企画が持ち上がった。その後、エイズへの感染、さらにウィルスによりほとんど目が見えなくなったことにより、健康、生活、仕事に及ぼされた影響はBLUEプロジェクトに対する本人にとってのいみを大きく変えた。本作は、溢れだす奔流というよりは、静かに澄み渡り、穏やかな、包まれた湖のような作品であり、観客全員がそれを分かち合うために招待された、パーソナルな旅である。

「僕の視界はぐっと狭まってきたようだ。今朝の病院は普段に増して静か。敗北の気分。頭は明るいのに、体はボロボロになっていく。ここには死臭が漂っているのに誰もそのことを口にしない」

『BLUE ブルー』(1993年/75分/イギリス・日本) 
監督・脚本:デレク・ジャーマン
製作:ジェームズ・マッケイ、浅井隆
音楽:サイモン・フィッシャー・ターナー
演奏:ブライアン・イーノ、モーマス、ヴィニ・ライリー、ミランダ・セックス・ガーデン、コイル
声の出演:デレク・ジャーマン、ティルダ・スウィントン、ナイジェル・テリー、ジョン・クエンティン