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花開くコリア・アニメーション2018+アジア|Korea Independent Animation Film Festival

詳細 DETAIL

おかげさまで10周年! 韓国唯一のインディーズ・アニメーション映画祭「インディ・アニフェスト」から、韓国の今をユニークに語る短編29作と、米アカデミー賞ノミネート作品『Negative Space』をはじめ、アジアコンペ部門の優秀作品を一挙上映!


“花コリ”の愛称で親しまれ、東京会場は今年で開催10周年を迎える「花開くコリア・アニメーション2018」。今年も韓国唯一のインディーズ・アニメーション映画祭「インディ・アニフェスト」の最新上映作から、「心+体」「記憶+時間」「場+幻想」の3つのテーマで、韓国の“今”をビビッドに体感できる短編29本をお届けします。さらに昨年から「+アジア」と題して、「インディ・アニフェスト」のアジアコンペティション部門から、米アカデミー賞ノミネート作品『Negative Space』をはじめ、アジアの息吹を感じられる必見作9本を上映します。ゲストは、コマ撮りで心の葛藤を表現した『深心』がインディ・アニフェスト一般部門優秀賞を受賞したキム・スンヒ監督。心理学者・アニメーション研究者である横田正夫氏とのトークを開催します。

★全プログラム日本語字幕付き

短編プログラム1「場+幻想」(8作品/計69分)


アン・ヒョンヘ『華麗なる外出』

それは、誰も行ったことがない。だからこそ、誰もが知っている場所だ。そこは、例えば彼の隣、例えば夢見ていたロマン、例えば近いのにたどり着けないところ、例えば想像の中にだけあるところ。誰の心の中にもある、「ある場所」の物語である。

『Here Winter』イ・ギュテ(2017年/6分23秒)
『ミセス・ロマンス』ハン・ビョンア(2017年/7分20秒)
『華麗なる外出』アン・ヒョンヘ(2017年/10分)
『公園で会いましょう』チェ・ミヘ(2017年/4分31秒)
『花咲く手紙』カン・ヒジン(2016年/11分)
『無人都』チョ・ミンジ(2016年/3分15秒)
『パシャッパシャッ』キム・ヘミ(2017年/6分17秒)
『かかしの島』パク・ヘミ(2017年/18分40秒)


短編プログラム2「記憶+時間」(10作品/計68分)


イ・ジョンフン『星が輝く夜に』

それは、懐かしい人々を思い出す時間。愛する彼らとの悲痛な別れの瞬間が、歳月を超えてよみがえる。思い出と現実が向かい合うその時、一粒の涙が生まれ、頬をこぼれる。それでも人は夢を見る。狂おしくも美しい、その瞬間の記憶を…。

『休日の平和』7名の作家(2017年/4分35秒)
『シーソー』チャ・ユギョン(2017年/9分39秒)
『You Are My Sunshine』ファンボ・セビョル(2016年/8分52秒)
『母とカッコウ時計』ユ・ジェヒ、ミン・ジヘ(2017年/3分28秒)
『ドアスコープ』ハ・スファ(2016年/3分09秒)
『2人の女』オム・ヒョナ(2017年/3分54秒)
『お月さま、どこにいるの?』ペク・ミヨン(2017年/6分40秒)
『The River』キム・ヒソン(2016年/8分36秒)
『BIG FISH』パク・ジェボム、キム・ジョンソク(2017年/8分14秒)
『星が輝く夜に』イ・ジョンフン(2017年/9分05秒)


短編プログラム3「心+体」(11作品/計67分)


キム・スンヒ『深心』

それは、「私」の身体と心。それは、「私」の部分であり全体。時に「私」のものではないように感じられる。いや、「私」のものでなければいい。「私」の心と体が感じるものによって、世界は新たに再構成されるから。

『678』パク・ウンジン(2017年/7分32秒)
『偉大な手とプルガサリ』キム・ミネ(2017年/5分55秒)
『情けなくて、すみません』チャン・ナリ(2017年/1分58秒)
『CONNECT』ソ・ヒジョン(2016年/4分2秒)
『深心』キム・スンヒ(2017年/3分30秒)
『都会の鳩がぶくぶく太る理由』イ・ヨンジョン(2017年/3分20秒)
『Manimals』オ・ジヒョン(2017年/4分54秒)
『鼻』キム・ジュイム(2017年/8分38秒)
『À l’abri』シン・ジンギュ(2017年/6分41秒)
『(OO)』オ・ソロ(2017年/3分3秒)
『RAINBOW』カン・ヒギョン(2017年/16分)


アジア短編プログラム「アジアへの扉」(9作品/計65分)


マックス・ポーター、桑畑かほる『Negative Space』

インディ・アニフェスト「アジア路」部門の上映作品から、優秀作品2編を含む特別な作品を選定した。世界の中のアジア、アジアの中の世界が感じられる作品を通じて、アジアのアニメーションの「力」を実感できるだろう。

『Tough』Jennifer ZHENG(2016年/4分49秒/中国・イギリス)
『Negative Space』マックス・ポーター、桑畑かほる(2017年/5分30秒/日本・アメリカ・フランス)
『夜遊び』黃亮昕(2017年/4分46秒/台湾)
『それぞれの時間』Ninaad KULKARNI(2017年/2分50秒/インド・アメリカ)
『基石』邱士杰(2017年/7分10秒/台湾)
『FLOAT TALK』仲井希代子(2016年/13分58秒/日本) 
『理髪店』Ediz ANAVI(2017年/2分24秒/トルコ)
『悪い子』Ayce KARTAL(2017年/8分/トルコ・フランス)
『黒』Tomasz POPAKUL(2016年/14分/日本・ポーランド)

ゲストトークその1(ゲスト:キム・スンヒ、パネリスト:横田正夫)
★5/12(土)19:20「短編プログラム3」上映終了後。日本語通訳あり。

デビュー作『心鏡』(花コリ2016上映)以来、旺盛な制作活動を続けるキム・スンヒ監督。今回の上映作『深心』は、現実を象徴的に再構成した世界観と、距離を超えた人間同士の共感と希望をユニークに表現したことが高く評価され、「インディ・アニフェスト2017」一般部門優秀賞を受賞しました。

▼ゲスト:キム・スンヒ(『深心』監督)

デビュー作の『心鏡』(2014)が、約70か国の国際映画祭で紹介される。第18回ソウル国際女性映画祭公式トレーラー『Women make good films』(2016)、短編『深心』(2017)など、身体と心への洞察を独自の技法でユーモラスに描き出す作風が特長。

▼パネリスト:横田正夫(医学博士、博士[心理学])

日本大学教授(映像心理学・臨床心理学)。日本アニメーション学会元会長。公益社団法人日本心理学会理事長。アニメーションについての心理学的研究を行う。アニメーション関連の著書に『日韓アニメーションの心理分析』臨川書店(2009)、「大ヒットアニメで語る心理学‐「感情の谷」から解き明かす日本アニメの特質」新曜社(2017)などがある。


ゲストトークその2(ゲスト:ケシュ#203、パネリスト:村上寛光)
★5/13(日)17:45「アジア短編プログラム」上映終了後。

日本でNHK等の映像を制作する傍ら、テレビドラマの脚本や演劇を手掛けるなど、多彩な活動を展開するアートユニット「ケシュ#203」。インディ・アニフェストのアジアコンペ部門に作品がノミネートされ、映画祭に参加したお2人をお招きして、現地でのエピソードや日本での活動などについて語っていただきます。

▼ゲスト:ケシュ#203(ケシュルームニーマルサン|仲井陽、仲井希代子『FLOAT TALK』監督)

仲井陽と仲井希代子によるアートユニット。NHK Eテレ『100分de名著』や同『グレーテルのかまど』などのアニメーションを制作。テレビドラマの脚本や演劇を手掛けるなど、活動は多岐に渡る。

▼パネリスト:村上寛光(映像ディレクター、フリッカ代表)

1975年横浜生まれ。東京工芸大学芸術学部映像学科卒。岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)卒。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(英国)アニメーションコース修士課程修了。現在、クリエイティブチーム「フリッカ(Flicker)」代表として、アニメーションや映像制作、商業施設のデザイン、ワークショップなどのイベント企画など、多岐に渡る活動を行う。

●SCHEDULE

5月12日(土)
16:30 短編1「場+幻想」 8作品 約69分
17:55 短編2「記憶+時間」 10作品 約68分
19:20 短編3「心+体」+ トーク (11作品 上映時間約67分)
21:20 アジア短編「アジアへの扉」 9作品 約65分

5月13日(日)
16:20 短編2「記憶+時間」 10作品 約68分
17:45 アジア短編「アジアへの扉」+ トーク (9作品 上映時間約65分)
19:40 短編1「場+幻想」 8作品 約69分
21:10 短編3「心+体」 11作品 約67分

●5月12日(土)21:15~22:30

記念特別イベント終了後、交流会を開きます。
劇場併設のカフェ・レストランTABELAにて、みんなで集まって楽しいひとときを!
参加費:飲み物代

主催:韓国インディペンデント・アニメーション協会(KIAFA)、UPLINK
後援:大韓民国文化体育観光部、駐日韓国大使館 韓国文化院、日本アニメーション学会、日本アニメーション協会
協力:ANIMATION TAPES、新千歳空港国際アニメーション映画祭、韓国コンテンツ振興院(KOCCA)