イベント EVENT

CANNABIS UNITE 3 × HEMP LIFE ~暮らしの中に生きる大麻~|映画『麻てらす』上映+トークショー(出演:吉岡敏朗、中山康直、長吉秀夫)

詳細 DETAIL

大麻をめぐる社会問題と文化の現在を紹介するイベント「カナビスユナイト」。
3回目の開催となる今回は“生活の中に生きてきた大麻”をテーマにお送りします。

第1部 映画上映

▼上映作品

『麻てらす~よりひめの岩戸開き~』(2017年/98分/日本)

監督:吉岡敏朗
ナレーション:Yae
音楽:ウォン・ウィンツァン、木村俊介、ジミー宮下、福井幹、山本公成、ユライ(えま&慧奏)、渡辺亮、稲葉美和

公式サイト


第2部 トークショー

▼登壇者

吉岡敏朗(『麻てらす~よりひめの岩戸開き~』監督)
1956年島根県松江市生まれ。
日本大学芸術学部で映画演出を学ぶ。卒業後は映画、テレビ番組、ドキュメンタリー、CM、PRビデオ、博物館用映像等、様々な映像作品を監督・製作する。
現在は日本の伝統と麻をテーマとするドキュメンタリー映画『つ・む・ぐ ~織人は風の道をゆく~』『麻てらす~よりひめの岩戸開き~』を監督している。

中山康直(縄文エネルギー研究所所長/民族精神学博士)
1964年 静岡県生まれ。
1996年戦後、民間では始めて「大麻取扱者免許」を取得し、環境、伝統文化、歴史民族についての麻の研究をベースに、「縄文エネルギー研究所」を設立。
全国で麻や精神世界についての講演会を多数行っている。

長吉秀夫(作家・HEMP LIFE編集長)
1961年、東京都生まれ。舞台制作者として、内外の民俗音楽・舞踊やロックと出会い、全国津々浦々をツアーする傍ら、ジャマイカやインド、ニューヨーク、ツバルなどを訪れ、大麻や精神世界、ストリート・カルチャーなどを中心にした執筆を行い、現在に至る。著書に『医療大麻入門』(キラジェンヌ刊)、『大麻入門』(幻冬舎)、『不思議旅行案内』(幻冬舎)などがある。
HEMP LIFE公式サイト



 日本では昔から大麻から繊維をとり、績み、暮らしの中に取り入れてきました。いのちを績み、繋いできた大麻に焦点をあてて、日本の大麻のある暮らしを考えていきます。今回は日本の暮らしに生きてきた大麻と人々をえがいたドキュメンタリー『麻てらす~よりひめの岩戸開き~』を上映します。

 大麻草には雄株と雌株があるのをご存じですか?しかし、有効利用されているのはすべて雌株、そう、女性だけなのです。悲しいかな、雄株は受粉させると枯れてしまいます。そのため、大麻を育てる際には、雄株は必要な数以外はすべて事前に抜き取ってしまいます。これは、嗜好大麻や医療大麻などのいわゆるマリファナも、繊維目的などの産業大麻も同じことです。なにか、時代を象徴しているような気もしますね。今回は、大麻に携わる女性たちの女性性などの視点から、暮らしの中に生きる大麻について考えます。

 第1部のトークセッションでは、暮らしの中で麻糸を績み続けてきた女性の姿を検証しながら、なぜ今、大麻における女性性とは何か?女性性が見つめられているのか?など、映画監督の吉岡敏朗氏をゲストにお迎えして、中山康直と長吉秀夫と3名でお話します。そして第2部では、日本の伝統文化である大麻の織物と、伝統継承と発展を担う女性たちにスポットをあてた映画「麻てらす」を上映します。

 最近、全国各地で上映会が行われている「麻てらす」ですが、是非、映画館であるアップリンクのスクリーンで、ゆったりとご覧いただけたらと思います。
皆様のご参加をお待ちしております。

長吉秀夫