イベント EVENT

「ミチナル映画祭」── 未知ナル僕ニ成ル

詳細 DETAIL

作家・映画監督の桜井亜美がプレゼンターを務める「ミチナル映画祭」が2018年1月にアップリンク渋谷で五夜連続開催。連日二本立て上映、監督や豪華ゲストによるトーク!

「渋谷の路頭に充満する、テン年代の欲望と衝動がつまった映画祭。私たちはそれを「ミチナル映画祭」と名付けた。邦画の未来を背負う5人の新鋭監督。彼らが突出した作家性とエンタメ性で描く、身近な世界の衝撃的な結末に、誰もが日常で押し殺していたもう1人の自分を発見する。セレクションのテーマは映画祭の名前通り、未知の自分になれる映画、だ。岩切一空監督『聖なるもの』、中山剛平監督『したさきのさき』、桜井亜美監督『Girls recruits her God』、亀山睦美監督『ゆきおんなの夏』、中川和博監督『怪獣の日』。各映画祭の賞を総ナメにした5人の監督が総出演。豪華ゲストと一緒に繰り広げる熱いトークと観客のエネルギーがぶつかったら、きっと宇田川町が新しい映画の風を呼び込む次の聖地になる」(「ミチナル映画祭」プレゼンター 桜井亜美)

★参加特典あり! 詳細はこのページの最下部をご覧ください

1月11日(木)

18:50開場/19:00開演(★上映終了後にトークショー)

上映

『聖なるもの』
『したさきのさき』

トーク
水野しずさん(漫画家・アイドル)、根矢涼香さん(女優)、小川紗良さん(女優)、見里瑞穂さん(女優)、岩切一空監督、桜井亜美監督、中山剛平監督


1月12日(金)

18:50開場/19:00開演(★上映終了後にトークショーとミニライブ)

上映

『聖なるもの』
『したさきのさき』

トーク
出演:戸田真琴さん(女優)、根矢涼香さん(女優)、ノーメイクス(アイドル・女優)、福田裕彦(プロデューサー)、岩切一空監督、中山剛平監督、桜井亜美監督
ミニライブ
松永天馬さん(アーバンギャルド、俳優)


1月13日(土)

18:50開場/19:00開演(★上映終了後にトークショー)

上映

『Girl recruits her God』

『ゆきおんなの夏』

トーク
第一部:於保佐代子さん、柾木玲弥さん、津田寛治さん、桜井亜美監督
第二部:亀山睦実監督、桜井亜美監督、中山剛平監督


1月14日(日)

18:50開場/19:00開演(★上映終了後にトークショーとミニライブ)

上映

『ゆきおんなの夏』

『Girl recruits her God』

トーク
中田クルミさん、関根なつみさん、二見悠さん(モデル・俳優)、洪潤梨さん(女優)、亀山睦実監督、中山剛平監督、桜井亜美監督
ミニライブ
アニーザクラムジー
てつと
みきなつみ


1月15日(月)

18:50開場/19:00開演(★上映終了後にトークショーとミニライブ)

上映

『怪獣の日』
『Girl recruits her God』

トーク
第一部:於保佐代子さん、柾木玲弥さん、桜井亜美監督
第二部:中川和博監督、中山剛平監督、桜井亜美監督
ミニライブ
カノエラナ

上映作品①

『聖なるもの』(2017年/90分)


出演:岩切一空、南美櫻、小川紗良、山元駿、縣豪紀、希代彩、半田美樹、佐保明梨(アップアップガールズ(仮))、青山ひかる、松本まりか
監督・脚本・撮影・編集:岩切一空 劇中歌:ボンジュール鈴木 音楽:有泉慧 録音:浅井隆|企画:直井卓俊
★MOOSIC LAB 2017 コンペティション【長編部門】グランプリ作品

4年に一度、映画研究会に現れるという「怪談の少女」。「少女」に選ばれ、彼女と作った映画は必ず大傑作になるという。一本の映画も撮れないまま大学3年生になってしまった僕の前に現れた「南」と名乗る黒髪の少女。優秀な後輩、伝説の先輩に囲まれ焦った僕は「南」を自分の映画に誘うが……。

岩切一空
23歳。東京出身。早稲田大学文化構想学部文化構想学科に入学、映画サークルに入り、映画制作をスタート。2016年PFFで前作の「花に嵐」が、準グランプリ&ジェムストーン賞(日活賞)&日本映画ペンクラブ賞&観客賞(名古屋・福岡)を受賞。今作ではさらに圧倒的なストーリーテリングの力量を見せつけた。音楽と映画の融合による新しい作品作りを目指すMOOSIC LABで、再優秀長篇賞を受賞、主演女優の小川沙良が最優秀女優賞、音楽をてがけたボンジュール鈴木が最優秀ミュージシャン賞、監督及び主演男優の岩切一空が主演男優賞を受賞と、ぶっちぎりの絶賛評価で4冠を独占した。今作品はこれまでの上演ですべて満席という記録も打ちたてている。また早大在学中の人気女優、小川沙良の熱演も話題となっている。


上映作品②

『したさきのさき』(2015年/45分)


監督・脚本・編集:中山剛平 撮影:松本真二 音楽:大石峰生 プロデューサー:小峰克彦
出演:見里瑞穂、根矢涼香、大橋典之、赤瀬一紀、折田侑駿、山下智雅、竹下かおり、森川千有、川崎 僚、梶原香乃、平田瞭介
★「PFF2015」エンタテインメント賞(ホリプロ賞)、ジェムストーン賞(日活賞)、映画ファン賞(ぴあ映画生活賞)、名古屋賞受賞作品

クラスで人気者のハンサムな智哉は、咲紀の親友・亜子と親しい。だが、亜子いわく智哉は「クソナルシスト」。それでも咲紀は彼への気持ちを募らせていく。そこでやめておいて!という観客のハラハラ感を裏切って彼女は彼の唾液を求めてやまない。内気な彼大胆さがエロスと直結して艶めかしい。 (PFF公式サイトより)

中山剛平
ぴあの主宰する新人監督の登竜門PFF2015に2015年、初監督作品「したのさきのさき」を出品、女子高生のちょっと「変態」でみずみずしい恋の意外な行方を描く同作品はなんとPFF史上初の、「ホリプロ賞」「日活賞」「映画ファン賞」「名古屋賞」の4冠に輝く。ありきたりの青春恋愛ものなどすべてぶっ飛ばすラストの衝撃は、商業とインディペンダントの枠組みさえ無化させるパワーを放ち、まさに新しい時代の到来を予見させる「BEST AMAZING INDEES」の名前にふさわしい。観客に向けたエンタメ、というところをそのへんの商業映画以上にきちんときちんと意識している本作品は、とにかく手放しで周りにヤバい!面白い!と叫びたくなること請け合いだ。2016年、ゆうぱり国際ファンタスティック映画祭オフシアターコンペ部門グランプリ「孤高の遠吠え」の監督小林勇貴賓の脚本でアイドルグループ「神宿」をヒロインにした「神宿スワン」を完成させた。


上映作品③

『Girl recruits her “God”』(2016年/34分)


監督・原作・脚本・編集:桜井亜美
ラインプロデューサー:橋本真紀子 助監督:中山剛平
 撮影:中島美緒 照明:松田直子 録音:臼井勝 美術:野中茂樹 衣装:袴田知世枝 メイク:橘房図 音楽:大石たかお 特殊メイク:田部井美穂 制作:大橋翼、米田浩章、田島学、狩野大志、武内かよ 撮影助手:中島寛貴、岡山佳弘 照明助手:坂口知美 美術助手:三浦紗香 衣装助手:青木ちほ メイク助手:佐竹静香
出演:於保佐代子、柾木玲弥、津田寛治、原史奈、浅見姫香、二見悠、宇野愛海、合田京冬、實方由茉、吉居亜希子、吉田亮、粕谷吉洋、猪俣三四郎、五十嵐令子、日高七海、翡翠田エメリー、桑名悠、YUKA、石津ゆり、 村上和也、矢澤佑典、日高陽菜子、原知也

自分の神様に会いに来て欲しい、と願う女子高生ユーリは一見、明るい優等生。だが実は帰る場所がなく空き地の車中で暮らし、「神待ち」サイトでバイトしている。イジメで足が不自由になったケンジと仄かな恋におち、初めて幸せなときめきを覚える。そんなある日、家庭崩壊の原因となった男、マキガミに出会ってリベンジへの導火線が着火してしまう…。
JKのリベンジに『キル・ビル』を思わせるような情念が爆発し、同時にせつない初恋に胸をしめつけられる。作家・脚本家・監督の桜井亜美が、自身の2作目の小説『girl』をもとに脚本を起こし、自ら映画化。

桜井亜美
『innocent world』で鮮烈なデビュー。『girl』『MADE IN HEAVEN』『不幸な恋のおわらせかた』など50冊以上の小説を出版。同時に、岩井俊二プロデュース、熊澤尚人監督の映画「虹の女神 rainbow song」の原案・共同脚本、wowwowドラマ『上野樹里と5つの鞄』で『ある朝ひなたは永遠に』の脚本、オムニバス『ぼくたちは上手にゆっくりできない』で『花火カフェ』の脚本監督を担当。その他、短編映画の製作監督を行っている。


上映作品④

『怪獣の日』(2014年/30分)


監督・脚本・編集:中川和博
撮影:田中平太 録音:米澤徹 照明:藤井聡史 VFX:上田倫人 CGI:田村健
出演:イワゴウサトシ、三沢幸育、山下ケイジ、高木公介、松澤輝朝、たなべ勝也
★「PFF2014」京都賞受賞 シカゴ「G-FEST」招待作品

内閣府からの「ゴジラのような怪獣」が海で発見されたという発表で、映画は始まる。新聞記事には連日、太平洋沖に現われた未知の怪獣が、自衛隊と米軍による作戦でなんとか活動を停止させることに成功したと大見出しが舞う。そして、生死不明の巨大な体がやがて日本の沿岸に漂着すると…。これは、その沿岸の町を舞台に、古代生物の研究者助手の目から描いた、さまざまな立場の人々の利害が交錯する「怪獣の日」の物語である。

中川和博
1986年生まれ。奈良県出身。日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。高校時代から自主映画を撮り始める。夜空に星が見えなくなった近未来の東京を描く『ほしをさがして』(09)続く本作は14年7月、毎年シカゴで開催される、ゴジラと日本の怪獣ファンのためのイベント「G-FEST」に招待された。


上映作品⑤

『ゆきおんなの夏』(2016年/47分)


出演:中田クルミ、籾木芳仁、蒼波純、清瀬やえこ、美紀乃、ミネオショウ、森累珠
監督・脚本:亀山睦実
撮影:柳橋伸幸 照明:酒井淳 録音:小黒浩聡 撮影助手:荒木宏美 録音助手:金山はづき 音楽:Takuyoshi Fujiyama 写真:飯田えりか 衣装・衣装デザイン:TARAMAN アクセサリー提供:赤塚彩 ヘアメイク:清水彩美 美術・小道具:猪瀬まな美 助監督:岡田祐太 制作:川原杏奈
★第10回田辺・弁慶映画祭入選 第4回岩槻映画祭短編コンペティション部門入選 TOKYO月イチ映画祭2016年7月グランプリ受賞作品

真冬の東京で、ゆきおんなのゆきは、人間に恋をした。温かな彼の瞳に、その微笑みに少しでも近づきたいと願った。神様は恋の記憶と引き換えにゆきに人間の体を与え、ゆきは彼と出会ったあの場所に降り立った。真夏の東京で、ゆきはまた少しずつ、恋におちていく…。ゆきおんなが人間に恋をする、あったかくてちょっぴり切ない恋愛ファンタジームービー。

亀山睦実
1989年、東京都葛飾区出身。2012年、日本大学芸術学部映画学科監督コース卒業。インディーズ恋愛映画の監督・製作する傍ら、WEB CM・TV・MV・舞台映像演出等、様々な映像作品を監督・企画する。『ゆきおんなの夏』はクラウドファンディングで制作支援を呼びかけ総額150万円余りの支援金を獲得して製作された。

参加特典①

『Girl recruits her God』の上映日1/13(土)、14(日)、15(月)に来場された方には、もれなく同作品の未公開NG&アドリブシーンを集めた特典映像のDVDをプレゼント! ラベルは3種類。2枚目からはお選びいただけます。


参加特典②

『Girl recruits her God』の上映日1/13(土)、14(日)、15(月)に来場された方には、主演の於保佐代子さんと柾木玲也さんのサイン入りポスター(A2サイズ)を抽選でプレゼント!(各日2枚限定 / プレゼント方法は当日に発表します)