世界最大のアニメーション映画祭「アヌシー国際アニメーション映画祭」にて、日本人初の「音楽賞」と「CANAL+賞」を受賞した気鋭の抽象アニメーション作家・水江未来。世界中の映画祭で“ミスターサイケデリック”と称される水江未来の2011年以降の作品を集めた、東京で3年ぶりとなる特集上映を一夜限りの開催。物語を持たない水江のアニメーション、そのメタモルフォーゼと極彩色の映像世界へTRIPしよう! 上映終了後には、水江未来とTwothがLIVE&VJ形式で、音楽とアニメーションと共に作品解説トークショー!
『WONDER』(2014年/8分)
パスカルズが今作のために生み出した演奏再現不可能?な音楽とのコラボレーション作品。
『QUAILS』(2014年/6分)
『POKER / トクマルシューゴMV』(2014年/3分)
トクマルシューゴのデビュー10周年、ノーマン・マクラレン生誕100年を記念した異色のコラボレーションMV
『TENSAI BANPAKU / 天才万博オープニング映像』(2015年/3分)
キングコング西野亮廣・ホームレス小谷が仕掛ける音楽フェス「天才万博」のOP映像。「舟を編む」で日本アカデミー賞優秀音楽賞受賞した渡邊崇とのコラボレーション作品。
『RETRO FUTURE』(2015年/7分)
鉄腕アトムの足音を生み出した伝説の音響デザイナー大野松雄とのコラボレーション作品。
『AGE OF OBSCUREー茫漠時代ー』(2016年/4分)
『LIFT / トクマルシューゴMV』(2016年/2分)
楳図かずお「わたしは慎吾」の原画に水江のアニメーションがエッセンスとして加わった、トクマルシューゴMV。
『スニークプレビュー / 覆面試写上映』(2017年/5分)
なにが上映されるのか? その瞬間まで分からない新作の覆面試写上映。
(計:60分)
TWOTH
スダシンイチのソロユニット。2006年にPowershovel Audioからデビュー。GoogleのTVCMやNHKのEテレ「オトッペ」の音楽。SONYのおもちゃ「toio」の音場や音楽を研究開発する。アーティストとのコラボレーションなど数多くの楽曲を制作。また、アニメーション作品への音楽提供も積極的に行い、2012年にはアヌシー国際アニメーション映画祭にて日本人初の音楽賞を受賞。ジャンルを問わない音楽活動を展開中。10周年目にあたる作品「TRIPS & BIBLIOMANIA meets Twoth CD+DVD」を発売中。
www.twoth.jp
「メタモルフォーゼ(生物学的変態)」(text: TRIPS & BIBLIOMANIA)
人間は、変態(メタモルフォーゼ)しない。突然サナギになり、チョウになったりはしない。だからこそ人間は、変化を欲しがる。新しい刺激を求め、新しい世界を求め、生態系の安定を差し置いて、変化を渇望しつづける。そのエネルギーのことを、私たちは「創造力」と呼ぶ。マンガ、音楽、アニメーション。9組のクリエイターによって創造されたその世界は、変化への渇きであり、変態への憧れである。触れた瞬間、心の中で何かが目を覚ます。 「BIBLIOMANIA」を起点に、変わりゆく世界を描いた作品たちが、観る者・聴く者を魅了する。