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来日記念上映会:マティアス・ピニェイロ『フランスの王女』+『ビオラ』

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アルゼンチン映画界を代表する気鋭の映画監督マティアス・ピニェイロが、自らの作品を東京・京都で一挙上映するため3年ぶりに来日。UPLINKでは『フランスの王女』と『ビオラ』の2作品を、それぞれQ&A付きで上映します。

★関連企画:マティアス・ピニェイロ監督とアルゼンチン映画の現在(会場:アテネ・フランセ文化センター)→ 詳細


マティアス・ピニェイロ

上映作品①(19:00-)

『ビオラ』(2012年/63分/ブルーレイ上映/日本語字幕付き)

脚本:マティアス・ピニェイロ 
撮影:フェルナンド・ロケット
出演:マリア・ビジャール、アグスティーナ・ムニョス、エリサ・カリカホ

ピニェイロ作品の常連マリア・ビジャールが、主人公ビオラを演じる。ボーイフレンドとはじめたビジネスのためにブエノスアイレスの街を自転車で走り回るビオラと、シェイクスピア作「十二夜」の演劇にとりくむ女性たち。彼女たちとの出会いが、ビオラの生活にある変化をもたらす。その独自の映像スタイルが際立つ。


上映作品②(20:50-)

『フランスの王女』(2014年/67分/ブルーレイ上映/日本語字幕付き)

脚本:マティアス・ピニェイロ
撮影:フェルナンド・ロケット
出演:フリアン・ラルキエル・テジャリーニ、アグスティーナ・ムニョス

メキシコからブエノスアイレスに戻ってきたビクトルは、昔の劇団仲間に「恋の骨折り損」のラジオ演劇の話を持ちかける。ビクトルのことを知り過ぎている5人の女たちとの稽古は、次第に “失われた恋に骨を折る”ものへとなっていく。流麗な室内楽のようなシェイクスピアシリーズ第3弾。2014年ロカルノ国際映画祭コンペティションに選出された。


マティアス・ピニェイロ|Matías Piñeiro


(c) Myrna Suarez

1982年、ブエノスアイレス生まれ。 国立映画大学で映画を学び、後に同校で映画史と映画制作の講義も行う。『盗まれた男』(2007)でチョンジュ国際映画祭グランプリ受賞、その後の作品は ベルリン、ロカルノ等の国際映画祭でも上映された。2011年にハーバード大学のフェローシップとして渡米。2014年には、傑出した若い才能に対して与えられるリンカーン・センターのMartin E. Segalアワードを受賞した。『エルミア&エレナ』 (2016)はシェイクスピアシリーズの第4弾にあたる。現在はニューヨークで映画製作を教えるほか、デンマークのCPH:DOX LABのプロジェクトでロイス・パティーニョと共に『Ariel』を制作中、2017年に完成予定である。

共催:アテネ・フランセ文化センターHappy Tent
協力:Chizuru Usui