イベント EVENT

長編映画『Psychoromantic/サイコロマンティック』上映会

詳細 DETAIL

陸上部に所属する大学生の翼は、いつも親友の誠と誠の恋人である理沙と放課後に三人でカフェに集まっては、楽しく談笑を重ねていた。しかし、翼の父が勤務先の会社を解雇された事を機に、翼は金銭的に困窮する。そしてそんな翼を見兼ねた誠は、翼にある仕事を紹介するも、この事が三人の関係を狂わせる。 人間の欲求の不毛さを描いた、20代の新人監督による邦画界への新しい波。

OPEN FACTORY企画

上映作品

『Psychoromantic/サイコロマンティック』(2015年/HD/70分)

監督、脚本、編集、製作:柴田航
助監督:森克行
撮影:亀井耶馬人
録音:福原和範

受賞歴
キプロス国際映画祭作品賞ノミネイト(キプロス最大の映画祭)
ペロポネソス国際映画祭作品賞ノミネイト、脚本賞ノミネイト(ギリシャ)
ラブストーリー映画祭作品賞ノミネイト
福岡インディペンデント映画祭90分部門作品賞ノミネイト
ブリュッセル国際映画マーケット招待(ベルギー)


舞台挨拶(予定)

品田誠
田中一平
市場紗蓮
竹下かおり


映画出演者

品田誠

1992年、北海道生まれ。友人との映画作りを通して俳優業に興味を持ち、2012年に上京。主演を務めた「おもひでレストラン」(細井尊人監督、山形ムービーフェス準グランプリ)、「Lemon&Letter」(梅木佳子監督)などで知られる。近年では日本セルビア映画祭入選作、「ノンフィクション」等短編映画の監督や朗読などにも活動の場所を広げている。

田中一平

1989年、新潟県生まれ。19歳で上京し、翌年俳優を志す。以降、主に映像を活動の場としている。田辺・弁慶映画祭入選作、「CAMEO’n Me」(宗 俊宏監督)やバンド、或る感覚のPV出演等で知られる。

市場紗蓮

1991年、日本人の母とアメリカ人の父の間に生まれる。2003年のラブベリー読者モデルオーディション、準グランプリを受賞。モデルとしての活動や世界一周の旅を経て、2013年に新国立劇場で舞台に立つ。以降、幅広い役柄に対応出来るルックスを武器に、映画や舞台等女優業にも本格的に進出している。

竹下かおり

ねこにみかん(戸田彬弘 監督)
彦とベガ(谷口未央 監督)・あいち国際女性映画祭・グランプリ受賞
八芳園(大原崇嘉、関友太郎、豊田真之、平瀬謙太朗監督)カンヌ国際映画祭短編部門ノミネート

小野孝弘

拳銃と目玉焼き(安田淳一監督)
シン・ゴジラ(庵野秀明総監督)
ストレイヤーズ・クロニクル(瀬々敬久監督)

吉田裕美

CM「アクアクララ」
CM「タカラトミーオハナス」
「DMM.COM英会話コンセプトムービー」


「これから映画を御覧になる皆様へ」

 僕は映画の解釈に正解は無く、映画が持つメッセージはそれを観た者達各々の受け取り方によって変わって然るべきだと考えます。なので、本作がどう言う意図を持って作られたか、どう言うメッセージを発しているかについては多くを語る気はありません。

 しかしながら、僕がどう言う意図で本作のような“作風”を選んだかのは語りたい。まず前提として国内には沢山の映画祭があります。ところがその大半は世界的権威を持つ映画サイト、IMDB未承認である上、映画のど素人達、つまり映画の評論家でもなければ製作者でもない、“ただの映画好きなおじさんやおばさん”によって審査運営されています。であるにも関わらず国内メディアやそのような映画祭の入選者達は、そのような映画祭に入選することを特別で意味や権威のあることのように吹聴します。そしてそれを無知な人々が真に受けることによって、そのような映画祭の入選者達が実力に見合わない高評価を受けます。そして僕はそんな負の連鎖を断ち切るべく、本作を“映画好きなおじさんやおばさん”には判断がつかないような特異な“作風”で作ったつもりです。好き嫌いが割れる作品かもしれませんが、きっと”見たことがない“作品であると感じられるはずです。
ハンカチの用意は要りませんが、しっかりと驚く準備をしてから劇場に足を運んでください!!!

柴田航(本作監督、脚本、編集、製作)
1990年12月、宮城県生まれ。
先天的に広い領域において、平均より優れた潜在能力を有する、ギフテッドである。地元の高校を卒業後、カンザスとNYで大学生活を送り、半年飛び級で卒業する。その後、中南米を中心とした世界40ヶ国でのヒッピー生活を経て上京。24歳の時に初監督作品であり、初長編である本作を独学で製作する。