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『愛に渇く -thirst for love-』DVD発売記念上映イベント

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自らの実体験を基に、主人公の精神状況や意識のつながりを映像で表現するという、ある意味形而上学的な挑戦を試みた山本監督の心意気は買う。
それが成功したか否かは意見が分かれるだろうが、演じる役者たちは頑張っていたと思う。みんなそれぞれ、チャーミングなところがあった。

――村川透(映画監督『野獣死すべし』『さらばあぶない刑事』)

これはいいんだか悪いんだか、コメントのしようがないっ!!

――仙元誠三(カメラマン『セーラー服と機関銃』『Wの悲劇』)

バイオレンス×エロス×ラブストーリー!

そこにあるのは愛の再生か、それとも破滅か――。
精神を病み、恋人にも裏切られ、転落していくアウトローの男。
降りかかる悪夢のような災いを潜り抜けた果てに、真実の愛を見つけることができるのか。
罪を犯しても、悲劇が待っていようとも、愛のためにあがき続ける――。

【STORY】
振り込め詐欺などの犯罪に没頭する半田は、一方で何も成し遂げられていない自分に苛立ち焦っていた。ブロードウェイのミュージカル女優という夢を抱くも、現実はキャバクラで日銭を稼ぐ恋人の美沙とも喧嘩ばかりでストレスが募り、半田は徐々に精神のバランスを崩していく。ある日、半田は詐欺グループメンバーのリカの誘惑に負け、ドラッグを飲んでリカと寝てしまう。だがそのドラッグの副作用により半田は完全な心の病に陥る。半田の姿に愕然とした美沙は、金を奪って半田の元を去ってしまう。恋人も仲間も金も失って絶望した半田が行きつく先とは……。

【INTRODUCTION】
山本俊輔監督自身の経験が、この作品の原点になっている。かつて深い孤独感と悔しい思いに襲われたこと、そしてそんなマイナスな思考しか出来ない自分への現状や苛立ちや怒りを抱えていた、その当時の監督自身のメンタリティが、この作品には反映されている。しかし、そのネガティブな感情によって、疲弊した精神の泥沼から這い上がろうと、必死に努力することができたという。そして、人生における逆境にぶつかって、押しつぶされそうになっている人たちに、この作品を届けたい。登場人物たちの悲惨極まりない生き様に、逆説的な「生きること」へのポジティブなメッセージとして、この作品は作られた。

『愛に渇く-thirst for love-』(2016年/カラー/HDCAM/108分)
<CAST>
中倉健太郎、勝又啓太、桜井麻未、原田祐輔、あんり、石川シン、飯島洋一、片桐竜次、杉本彩 ほか
<STAFF>
監督・脚本:山本俊輔/プロデューサー:旭正嗣/ラインプロデューサー:宮下昇/共同脚本:丹保あずさ、舟崎泉美、山本宗介/撮影監督:飯岡聖英/録音:植田中/ガンエフェクト:浅生マサヒロ/特殊メイク:征矢杏子/編集:目見田健/音楽:高田翼、芳野謙/製作:「愛に渇く」製作委員会(株式会社ショットガンフィルム/有限会社丸侑/有限会社丸与工業/N★YANAGIHARA)/制作:SHOTGUNFILM

2017年3月3日、アルバトロス・フィルムよりDVDリリース

【監督プロフィール】
山本俊輔(やまもと しゅんすけ)
東京都出身
S50年9月19日生まれ
立教大学社会学部卒業後、TV-CMの制作やインディペンデント映画、オリジナルビデオの助監督を経て、16ミリ長編監督作『殺し屋たちの挽歌』(2003)が、米・ロードアイランド国際ホラー映画祭で観客賞を受賞。 『るろうに剣心』シリーズの谷垣健治氏がアクション演出を手掛けた『カクトウ便/そして、世界の終わり』(2007)で劇場公開デビュー。
その後、松坂桃李、真野恵里菜ほか出演の携帯配信ドラマ『デス・ゲーム・パーク』(2010)の原作・脚本で注目されて以降は小説やノベライズの分野にも進出。
また近年では、ライター・佐藤洋笑氏との共著で、『NTV火曜9時 アクションドラマの世界』『映画監督 村川透 和製ハードボイルドを作った男』(共にDU BOOKS)、『キャメラを抱いて走れ! 仙元誠三回想録』(洋泉社『映画秘宝』連載中)など、日本映画や70年代テレビドラマを題材にしたノンフィクション書籍の分野でも話題作を発表し続けている。