チェコアニメの上映とその裏話トークのイベント
「This is チェコアニメ!」も今年で4年目!
ほとんどの回がソールドアウトという2か月に1度の大人気イベント!
今年も2/18、4/15、6/17、8/19、10/14、12/16の複数月に開催!
「東のディズニー」と呼ばれたチェコのアニメーションは、詩的でファンタジックで、ユーモアたっぷりで、様々な表現方法が駆使されており、カンヌやベネツィア、ベルリンなどの国際映画祭の受賞歴も豊富で常に世界中のクリエーターの注目の的でした。
今年は、“かわいいアニメ特集”、“シュールなアニメ特集”、“おとぎ話特集”、“トルンカとポヤルの人形アニメの特集”、“トルンカの長編アニメ”、そして“シュヴァンクマイエルの超ディープな短編の特集”今年もどなた様にもお楽しみいただける自信のラインナップです!
そして上映後は、少し休憩をはさみ、“チェコアニメに命を捧げた男”アットアームズの眞部(まなべ)の出番です。日ごろ、チェコの権利元や作家、作家の遺族と壮絶な交渉を行っている眞部だけが知っているチェコアニメの舞台裏を激しく、そして大爆笑の内容でお届けします。初めてチェコアニメをご覧いただく皆様も眞部のトークで、チェコアニメの深い理解と面白さを楽しんでいただけます!
チェコには「ヴェチェルニーチェク(おやすみアニメ)」という50年以上続くアニメ番組がございます。チェコの子どもたちはこの夕方6時45分から始まる番組を毎日楽しみにしており、始まる時間には、家に帰り、始まるのを心待ちします。「This is チェコアニメ!」も夕方6時45分からスタートです!皆さま、ぜひ心待ちしてください!売り切れになる前に今すぐご予約を!
~素敵な森と妖精と動物たちの世界~
とにかくかわいさ重視でセレクトしたプログラムです!
女性人気No.1の森の妖精アマールカや
もぐらのクルテクシリーズの中でも特にかわいい「もぐらくんとひよこのたび」
チャペック兄弟のかわいいキャラクター、
そして「ぼくらとあそぼう!」の2匹のクマたち!
“女の子のためのアニメ”を作り続けたティールロヴァーの「ふたつのけいとだま」、
ぜひぜひ癒されてください!
チャペックの「泣いていたお人形のお話」は劇場初公開です!
≪上映作品(計73分)≫
1.もぐらくんとひよこのたび(1975年/7分)
監督:ズデニェック・ミレル
2.森の妖精アマールカ~森番をやっつけた日~(1973年/7分)
監督:ヴァーツラフ・ベドジフ
3.森の妖精アマールカ~鳥になった日~(1973年/7分)
監督:ヴァーツラフ・ベドジフ
4.泣いていたお人形のお話(15分)
作・画:ヨゼフ・チャペック
5.犬と妖精の話(1959年/15分)
作:カレル・チャペック/画:ヨゼフ・チャペック
6.ぼくらとあそぼう!~さかなのはなし~(1966年/14分)
監督:ブジェチスラフ・ポヤル
7.ふたつのけいとだま(1962年/8分)
監督:ヘルミーナ・ティールロヴァー
粘土がつぶれる、木が動く、ありとあらゆるオブジェが、
ものすごい生命力をもって弾けます!
共産時代、創作を閉ざされていながら、
抑えきれない創作への意欲がこれらの作品を生み出しました。
シュヴァンクマイエルの代名詞ともいうべき作品ばかりセレクト!
短編にこそシュヴァンクマイエルの本質がございます。
≪上映作品(計79分)≫
1.棺の家(1966年/10分)
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
2.ドン・ファン(1972年/33分)
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
3.対話の可能性(1982年/12分)
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
4.男のゲーム(1988/15分)
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
5.闇・光・闇(1989年/7分)
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル
6.セルフポートレート(1988年/2分)
監督:ヤン・シュヴァンクマイエル/イジー・バルタ/パヴェル・コウツキー
~トルンカ、ポヤルの魂を込めた人形たち~
世界が注目し称賛した
“東のディズニー”とは
トルンカとポヤルの人形アニメのこと。
詩的でファンタジックであふれるユーモア
これぞザ・チェコアニメ!
チェコの国民的に人形劇「シュペイブルとフルビーネク」を
題材にトルンカとポヤルがそれぞれ人形アニメを作っています!
是非見比べてください!
≪上映作品(計71分)≫
1.フルヴィーネクのサーカス(1955年/23分)
監督:イジー・トルンカ
2.探偵シュペイブル(1955年/22分)
監督:ブジェチスラフ・ポヤル
3.コントラバス物語(1949年/13分)
監督:イジー・トルンカ
4.真夜中の大冒険(1960年/13分)
監督:ブジェチスラフ・ポヤル
~超現実?非現実?一つ言えるのは圧倒的な説得力~
チェコスロヴァキアという国家が誕生したのは、
今から約100年前。それまで他民族に支配されていた
チェコの価値観は、日本とは違います。そんな風土で
生まれた風刺・描写は我々にとって、とても衝撃的です!
≪上映作品(計79分)≫
1.贈り物(1946年/16分)
監督:イジー・トルンカ
2.メディア(2000年/5分)
監督:パヴェル・コウツキー
3.ネズミ、万歳(1990年/6分)
監督:パヴェル・コウツキー
4.永遠に…(1998年/15分)
監督:ミハエラ・パヴラートヴァー/パヴェル・コウツキー
5.めがね(1964年/11分)
監督:ズデニェック・スメタナ
6.共存(1967年/6分)
監督:ズデニェック・スメタナ
7.妄想癖(11分)
美術アドルフ・ボルン
8.運命の力(1968年/6分)
監督:イジー・ブルデチカ
9.ブラックアンドホワイト(1983年/3分)
監督:ヴァーツラフ・ベドジフ
~セピア色の時代の風を吹かれて~
イジー・トルンカ監督の1952年の作品。
約2千年前に中央ヨーロッパのボヘミア地方に
チェコの民族による国が建国されました。
その時代を描いたドラマです。
セピア色に広がる映像は、遠い昔を感じさせ、
大地の彼方まで続く地平線からは壮大な威厳と迫力に
圧倒されます。
なんといってもこの作品はドラマです。
ラストの侵略者を向け打つシーンは、
胸が熱くなり、目頭が震えます。
何度見ても感動します。
是非、この感動をみなさまと共有したいです。
≪上映作品(計80分)≫
「チェコの古代伝説」(1952年/80分)
監督:イジー・トルンカ
~1年の最後にふさわしい温かいお話を用意しました~
チェコの書店には“絵本コーナー”はございません。
その代わりに“Pohadky(ポハードキー)”というコーナーがございます。
“おとぎ話“という意味です。
このコーナーにあるものをチェコの子どもたちは
お母さんに買ってもらうのを楽しみにし夢中になって読みます。
本日お送りしますのは身も心も温かくなるポハードキーです。
少し早いですがメリークリスマス!
≪上映作品(計78分)≫
1.カシュパーレクとホンザ~すてきな出会いの話~(1973年/7分)
美術:ヨゼフ・パレチェク
2.カシュパーレクとホンザ~魔法使い、ババヤガの話~(1973年/7分)
美術:ヨゼフ・パレチェク
3.きかんしゃくん(1959年/14分)
監督:ヘルミーナ・ティールロヴァー
4.おじいさんの物々交換(1953年/9分)
監督イジー・トルンカ
5.長い長いお医者さんの話(1963年/16分)
作:カレル・チャペック/画:ヨゼフ・チャペック
6.おいしいケーキを焼いたお話(9分)
作・画:ヨゼフ・チャペック
7.小さな道化師ファンファロン(1968年/16分)
監督:ブジェチスラフ・ポヤル
配給:アットアームズ
Ⓒ Krátký Film Praha, a.s.
Ⓒ Země pohádek,a.s. ,Zdeněk Miler, Little Mole a. s.