▼上映作品
(2013年/88分/英語/日本語字幕)
監督:グレッグ・ウィリアムズ
▼登壇者
ドキュメンタリー映画『無名の人々――回復者の顔と声』について
この映画は20年ほどに前にアメリカで始まった新しい回復擁護運動(New Recovery Advocacy Movement)のチャレンジとその成果を伝える長編ドキュメンタリーです。依存症によって深刻なダメージを受け続けてきたアメリカが、いま回復しやすい社会へと着実な変化を始めています。
アメリカのアルコール/薬物依存症者の人数は5000万人、そのうちの2350万人が回復しているというのです。実に50%弱です。対して日本は、アルコール/薬物依存症者300~400万人中、回復者は10万人未満(推定)で、3%程度です。なんという違いでしょうか! アメリカで何が起きているのでしょうか?
この映画は新しい回復擁護運動はどのようにして始まり、何を目指し、何に取り組んでいるかを伝えています。日本の重要な健康問題の一つである依存症問題の解決に関心を持つ人々に勇気と希望を、そして貴重な示唆を与えてくれる映画です。
『無名の人々 ── 回復者の顔と声』上映実行委員会(本上映会主催者)