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連続講座『映画以内、映画以後、映画辺境』vol.12/「アピチャッポンの映画はどこから到来するのか?」

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連続講座『映画以内、映画以後、映画辺境』vol.12
「アピチャッポンの映画はどこから到来するのか?」
金子遊(批評家・映像作家)×川口隆夫(ダンサー・パフォーマー)×七里圭(映画監督)


「いま観たモノは一体なんだったんだ?」と思わせる、アピチャッポンの不思議な映画。〝実験映像/劇映画/ドキュメンタリー″〝映画/アート″という境界をかろやかに越える、ひと筋縄ではいかないアピチャッポンの作品と、その創作プロセスを考察するとともに、そこに登場する人びとの幽霊的な存在感、得体の知れなさに迫ります。


【登壇者プロフィール】

金子遊(批評家・映像作家)
専門領域は、実験映像とドキュメンタリー。著書に『辺境のフォークロア』 (河出書房新社)、編著に『フィルムメーカーズ 個人映画のつくり方』(アーツアンドクラフツ)、『クリス・マルケル遊動と闘争のシネアスト』(森話社)、編書に『逸脱の映像』(松本俊夫著、月曜社)など。劇場公開映画に『ベオグラード1999』 『ムネオイズム』がある。ドキュメンタリーマガジン「neoneo」編集委員。

川口隆夫(ダンサー・パフォーマー)
アーティスト集団「ダムタイプ」に1996年から2008年まで参加。舞台パフォーマンスの幅広い可能性を探求し、ソロアクトはもちろん、ジャンルを越えて多彩なアーティストとのコラボレーションを展開する。近作に、『大野一雄について』『「TOUCH OF THE OTHER」-他者の手 -』など。また、1995~99年まで東京国際 レズビアン&ゲイ映画祭のディレクターを務め、2003年にはデレク・ジャーマンのエッセイ『クロマ』を共同翻訳した。

七里圭(映画監督)
早大在学中から約10年の助監督を経て2004年『のんきな姉さん』で監督デビュー。主要作に『ホッテントットエプロン-スケッチ』(06)『眠り姫』(07)『映画としての音楽』(14)。短編『DUBHOUSE』(12)が、2013年の25FPS国際映画祭でグランプリ。現在、映画辺境の旅で思案中。


【特別上映作品】

『ドキュメント・音から作る映画』(2015年/50分)
監督:七里圭

昨年から進行中のプロジェクト「音から作る映画」。謎のプロジェクトの全容を、監督自ら分りやすく紹介します(余計分かりにくくなるかも…)。貴重なライブの記録映像、メイキングやトークも満載!
見逃した方もこれを観れば完璧。『サロメの娘』アクースモニウム上映に至るまで二年分のパフォーマンスを網羅します。

※収録ライブ上映
『眠り姫』アクースモニウム上映(2014年2月@川崎市アートセンター)
ライブ版『映画としての音楽』(2014年4月@アップリンク・ファクトリー)
『To the light2.2』ライブ上映(2014年11月@多摩美術大学)
『サロメの娘』アクースモニウム上映(2015年3月@両国門天ホール)


主催:charm point
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)ロゴ