今年3月に「和ラダイスガラージ」MIXCDシリーズの番外編としてリリースされた『無礼講』は、1990年に渋谷のDJ BARインクスティックで開催されたイベントで行われた湯浅学と根本敬による幻の初DJの記録盤であった。しかし、実は同イベントでは、特殊映像を上映しながら根本本人が解説を加えるという、現在の映像夜間中学の原点となる“パフォーマンス”も初めて行われていた(写真)。先ごろNHK Eテレの番組『ニッポン戦後サブカルチャー史Ⅱ』で特集されたことにより、「ヘタウマ」再評価の兆しがあるようだ。根本によれば、自身の多岐に渡る活動はこのヘタウマという概念を通してみれば至極一貫性があるのだという。漫画のみならずヘタウマDJ(DJ根本敬)、ヘタウマラジオ(ドント・パス・ミー・バイ)といった具合に。
…というわけで、今回の映像夜間中学では、その原点に立ち返り、根本学長がヘタウマという生き方について話す場になります。より二極化が進む現代社会に息苦しさを感じている向きの方にこそ、是非ご参加頂きたい“ヘタウマ講座”です。
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(特殊漫画家/幻の名盤解放同盟/蛭子劇画プロダクション・チーフアシスタント/ハッテンバプロダクション)