イベント EVENT

「Visual Ray -Empathy or Antipathy-」視線×光線 – 共感か反感か – :IAFT15/16 Expanded Video Art Performance

詳細 DETAIL

【作家】
瀧健太郎(ダンサー:飯森小百合)
西山修平
ヒグマ春夫(ダンサー:小松睦、尾身美苗)


映像の探求を行うアーティスト、瀧健太郎、西山修平、ヒグマ春夫が、見ることと映像の交わり「視線×光線」についての考察を通じて、既存の映像表現を超えた新たな映像パフォーマンスを行います。3名のアーティストは、映像が氾濫する現代社会において、既成の映像メディアシステムを転用することにより、見るものを挑発します。それは、社会に氾濫する大量のイメージが「共感」を求めて競い合うのに対し、映像システムのタブーを侵す映像を見せることで、あえて見るものの「反感」を得ようとする行為です。彼らのパフォーマンスでは、映像を見るということ自体が考えさせられます。そこでは、映像化した現実世界を、映像を通じて思考し、見るということの可能性が追求されます。


【主催】インターディシプリナリー・アート・フェスティバル・トウキョウ Presented by Interdisciplinary Art Festival Tokyo
【助成】アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)Supported by Arts Council Tokyo (Tokyo Metropolitan Foundation for History and Culture)
【後援】公益財団法人日韓文化交流基金 Under the auspices of:THE JAPAN-KOREA CULTURAL FOUNDATION
駐日韓国大使館 韓国文化院 KOREAN CULTURAL CENTER, KOREAN EMBASSY IN JAPAN
日韓国交正常化50周年記念事業 50th Anniversary of Normalization of Japan-South Korea Relations Memorial Project

<Interdisciplinary Art Festival Tokyoについて>
Interdisciplinary Art(インターディシプリナリー・アート)とは聞きなれない言葉ですが、一言で言うと、ジャンルにとらわれず、分野を横断するために、カテゴリーに分類しきれないアートのことです。
「IAFT15/16」は演劇、映像、音楽、人形劇等それぞれのジャンルを主軸としながら、横断的な表現活動を行うアーティストが、2015年9月〜2016年3月まで東京都内のアートギャラリー、スペース、映画館、ホール等様々な場所で、多発的に競演します。キュレーションで選ばれた2組の韓国人アーティストの作品発表や日韓の次世代を担う若手批評家やキュレーターを交え、批評およびトークを行う予定です。
枠組みを超えたからこそ属しきれない、実験的で先鋭的なアートを歓迎し、紹介することで、アーティストの発表の場を拡張し、より多くの観客に新しい自由な観点と豊かな驚きを提供/普及させることを意図としています。表現者側と鑑賞者側、相互間で創造と価値をフィードバックしていき、新たなアートが生まれるための土壌を作り、アートシーンを活性化させることを目指します。明確なコンセプトの元で革新的な表現を行うアーティストをフューチャーした新しいフェスティバルです。

“Interdisciplinary Art” is the art which is not classed to categories to cross over genre or fields. Artists who mainly act in genre of theater, video, music, puppets show and etc. gather and express their genre-less /borderless art works and performances at many places in Tokyo for this art festival. And 2 Korean artists are curated shows their works and spirited art critics and curators in Japan and Korea have symposiums. Details of project are informed on web site.

[[[同時開催]]]
IAFT15/16 Expanded Video Art Exhibition
会期:11/4(Wed)〜16(Mon) 10:00〜22:00
会場:UPLINK gallery
料金:無料
作家:瀧健太郎、西山修平、ヒグマ春夫

フェスティバル詳細



瀧健太郎
’73年大阪生まれ。文化庁派遣芸術家研修員(’02)、ポーラ美術振興財団の研修 員(’03)としてドイツでヴィデオ、メディア芸術について学 ぶ。「アジアン アートビエンナーレ2009」(台湾国立美術館), 「Video Life」(2011, StPaulstGallery, NZ)、「黄金町バザール2011」にて屋外での映像投影、「Les Instant Video:50 ANS D’ARTS VIDÉO」(2013, Marseille)でのヴィデオアート誕 生50周年展などに参加、またヴィデオアート先駆者の証言を集めたドキュメンタ リー「キカイデミルコト」 (2011)など啓蒙活動も行なう。http://takiscope.jp

Kentaro Taki
Born Osaka,Japan in ’73.As dispatched artist granted by Cultural Agency of Japan(‘02), POLA Art Foundation (‘03) in Karlsruhe. Germany. Participated “Asian Art Biennial2009″(Taiwan National Art Museum), “Video Life”(2011, StPaulstGallery, NZ), Koganecho Bazaar(2011, Yokohama), “Les Instant Video:50 ANS D’ARTS VIDÉO”(2013, Marseille), directed a documentary video about pioneers of Japanese Videoartists “”Kikai de Mirukoto=Eye Machine/To See by Chance”(2011).  http://takiscope.jp




西山修平
映像作家/Video Artist
1976年神奈川県鎌倉市生まれ。立命館大学文学部にて美術批評を専攻。アヴァンギャルドシネマやヴィデオアートに影響を受け、1997年から映像制作を開始。
映像というメディアそのものについての考察を通じて、映像化された現実世界の構造を変革する可能性を追求している。作品では、現実の世界をイメージとサウンドに分離し、再構成することにより、現実を映像の論理で思考し、再表象する。映像を用いて、シングルチャンネル、インスタレーション、パフォーマンスを制作。
2007年から2008年までオーストラリアに滞在し作品を制作し、シドニーにて個展を開催。2009年から東京を拠点に活動。2010年パリ・ポンピドゥーセンターにて上映。2014年にアップリンクにて個展上映。
過去にフランス、ドイツ、アメリカ、ハンガリー、ブラジル、インドネシア、マレーシア、韓国などの多くの映像フェスティバルにて作品が上映されている。
mail: shuhei2480@gmail.com
URL: www.shuhei2480.net
Shuhei Nishiyama
Born in 1976, Kanagawa Prefecture, Japan. Majored art criticism at Ritsumeikan University. Influenced from avangarde cinema and videoart and started to make video works from 1998.
Works are made as not only media for representation but also tools and words tools for thought. Making single channel video, installation, performance works.
Stayed in Australia from 2007 to 2008 and had an indivisual exhibition in Sydeney. Living and making works in Tokyo from 2009. The Works has been shown for many film festivals in France, Germany, America, Brazil, Indonesia, Malaysia, Korea…




ヒグマ春夫
ヒグマ春夫/HIGUMA Haruo(映像作家・美術家・パフォーマンスアーティスト)
映像が介在する表現「ヒグマ春夫の映像パラダイムシフト」を継続中。他に年一度のコラボレーション企画「ACKid」、「連鎖する日常/あるいは 非日常・展」がある。’90年度文化庁派遣芸術家在外研修員としてニューヨークに滞在その成果発表を’08年「DOMANI・明日」展を国立新美 術館。2002年「第5回岡本太郎記念芸術大賞-展」優秀賞。2004年 個展「水の記憶・ヒグマ春夫の映像試論」・川崎市岡本太郎美術館。2006年’09年 大地の芸術祭・越後妻有アートトリエンナーレ。他にジャンルを横断したコラボレーションや映像パフォーマンスを国内外で展開している。http://www13.plala.or.jp/higuma

Haruo HIGUMA(Visual artist)
The expression between which a visual intervenes “visual paradigm shift of Haruo Higuma” is continued. There are other collaboration plans “ACKid” and “Daily life or Daily of extraordinariness”.
Exhibition:”DOMANI” Exhibition at The National Art Center, Tokyo. “Exhibition Video Installation Art : Haruo Higuma” at Taro Okamoto Museum of Art, Kawasaki, Japan. “ECHIGO-TSUMARI ART TRIENNIAL 2006,2009” in niigata,Japan.
Prizes:2002 Runner-up Prize for The 5th Taro Okamoto Memorial Award for Contemporary Art.