琉球開闢以来の神の島である久高島を15年にわたり撮り続けた大重潤一郎の集大成。島の自然、祭祀、そして人々や子供達と向き合い続けた大重監督が見た本当の豊かさ、そして美しさが映像の中に溢れています。
案内役は大重監督と親交の深かったアーティストSUGEEです。
昔から久高島では男は海人女は神人と定められて生きてきた。
そして月の満ち欠けにもとづいた旧暦の暦に沿って漁や祭祀が行われてきた。
琉球王朝時代以降「神の島」と呼ばれてきた久高島では12年に一度の午年神女の継承式であるイザイホーが行われてきた。
しかしイザイホーは1978年を最後に後継者不足のため途絶えた。
イザイホーは途絶えたけれど地下水脈は流れ続けている。
これは2002年から2014年までの12年間その地下水脈の流れを見続けてきた記録である。
『久高オデッセイ 第三部風章』(2015/日本/95分/カラー)
監督:大重潤一郎
製作:鎌田東二
音楽:新実徳英
語り:鶴田真由
助監督:比嘉真人
演出助手:高橋あい
撮影:堀田泰寛、比嘉真人
整音:市川文武
編集協力:四宮鉄男、森田惠子
出演:久高島のみなさん ほか
制作:沖縄映像文化研究所・久高オデッセイ[第三部 風章]制作実行委員会(実行委員長:梅原猛・副実行委員長:島薗進)
制作協力:NPO法人 東京自由大学
文部科学省選定 社会教育(教養) 成人・青年向け