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スラックとプラチャーの音もなく慈愛は世界にみちてwith辻信一 24日ゲスト:辻信一 29日ゲスト:杉田かおる

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【トークゲスト】
●24日トークゲスト


辻信一
文化人類学者。環境運動家。
「スロー」や「GNH(国民総幸福)」をキーワードに、環境=文化運動に携わり、同時に若者を中心とした社会的起業にも参画。著書多数。2009年より、DVDシリーズ「アジアの叡智」の制作に取り組む。


●29日トークゲスト


杉田かおる
俳優。1972年テレビドラマでデビュー。金八先生など多数出演。
2009年からオーガニックに目覚め有機農業やリビングフードなどを学び、シードマイスター取得。2011年震災を機に福岡に移住。一年間松尾靖子さんに師事し自然農を学ぶ。その年ナマケモノツアーでブータンに行きGNHを知る。2014年再びブータンにてオーガニックコットン収穫祭に参加。現在、自然農と在来作物の学びを活動中。

支配者を憎むことは自分自身を憎むこと。
憎しみの代わりに、愛と慈悲の心を、
そして真実を拠り所にするのです。


ぼくたちの暮らす社会は、物質主義に染め上げられている。商品としての「物」の生産や消費を最優先するなかで、宗教は道徳や倫理とともに地に堕ちた。いや、物質主義こそが一種の“宗教”なのだ。「エンゲージド・ブディズム(社会参画する仏教)」運動の指導者であるタイの二人の賢人の思想と行動から、現代におけるスピリチュアリティ復権の意義を探ってほしい ――― 辻信一






スラック・シワラック (Sulak Sivaraksa)
1933 年タイ、バンコク生まれ。東南アジアの代表的な知識人、環境・平和活動家。「エンゲージド・ブディズム運動」の指導者。INEB(エ
ンゲージド・ブディスト国際ネットワーク)やSNF 協会など多くの社会運動団体を組織。その一方で、精神修養と生活の場である「ウォンサニット・アシュラム」を創設。社会的企業家としても活躍。タイ語と英語による著書、論文は100 点以上にのぼる。1995 年、「ライト・ライブリフッド賞」受賞。




プラチャー・フタヌワット(Pracha Hutanuwatra)
タイ出身の環境・平和運動指導者。若くして革命運動に参加、後に非暴力思想を学ぶため、仏教僧となる。スラック師やブッダダーサ師に出会いエンゲージド・ブディズム運動に参画。還俗後は、「ウォンサニット・アシュラム」を拠点に社会活動と瞑想を融合させた教育プログラムを展開。現在、世界各地で非暴力社会変革の指導者として活躍中。