やって来ました花火の夏が。天空に上がる花火大会も素敵ですが、女体にブチまける花火鑑賞も、なかなか粋でございます。さーて、そんなわけで「月刊 平野勝之」ついに20回目に突入です!そして今回の地獄の道連れは、今、絶好調のバンド、忘れらんねえよのボーカル、ギターの柴田隆浩さんであります。なぜここに、忘れらんねえよの柴田さんが!?と思う方もいらっしゃるかと思いますが、実は僕もよくわかりません(笑)。一緒に飲んだら「面白かったから」でしょうか?めちゃくちゃと思うでしょうが、どうせ映画もめちゃくちゃなんだからいいんです。映画の後は、柴田さんの弾き語りスペシャルミニライヴ付き!!それにしても、こんなもん見た後、彼は一体何を唄うんでしょう?(笑)「忘れらんねえよ」なんでしょうけど、僕的には「とっとと忘れろよ」です。
平野勝之
『水戸拷悶』(1992年/59分/V&R PLANNING) ※18歳未満の方はご覧いただけません
【解説】アダルトビデオ業界に平野勝之の名を知らしめた伝説の作品。特別仕様のワゴン車に女を乗せて、激痛と便意と吐き気と羞恥に彩られた狂気の旅が始まる! クソとゲロまみれで泣き叫ぶ女を無理矢理引きずり回し、最後は花火で放火!スピード感ある爽快な一作。
「当時、拷問ものの最高峰を作ろうと思いました。心がけたのは展開のスピードかな?フィリップ・ド・ブロカの影響に加えて「わらの犬」やらドンシーゲルやら、B級バイオレンスものの記憶がごっちゃになってます。これ、復刻したけど劇場で見た方が何倍も良いです。お客さんの反応見ててそう思いました。(平野)
【解説】ビデオ発売時にビデオ倫理協会から「論外の外」という審査結果をくらい、自主規制版の「不完全版」のみ流通。前作を上回るバイオレンスの嵐、負傷者2名、引退宣言が3名。舞台となった渋谷の街はパニックに陥り、警察も出動。一切の救いが無い、史上最悪のヴァイオレンス巨編。(水戸拷悶 不完全版のオリジナル未公開バージョン)
「V&Rから、不完全版がDVDで発売されましたが、これがオリジナルで完全版となります。たまにしか上映しないのでお見逃しなく。もうこれはひどい事になりすぎてて何がなんだかわからない事になってます(笑)前作よりはるかにハードで「マッドマックス2」みたいなもんでしょうか?。この頃は林由美香と付き合ってて、撮影終了後に会った時「立派な鬼畜になったね!」ってほめられました(笑)あー、鬼畜でいいんだ、って思いました。(平野)
柴田隆浩(忘れらんねえよギター、ヴォーカル)
トーク&弾き語りミニライブあり