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鬼才と鬼才の邂逅! SF映画史を変えたA.ホドロフスキーとダン・オバノンの出会いが蘇える!!!『ダーク・スター』×『ホドロフスキーのDUNE』2本立て&トーク

詳細 DETAIL

“THIS IS ALEJANDRO JODOROWSKY”ブルーレイBOX発売記念!!!

1975年、アレハンドロ・ホドロフスキー(当時46歳)は、フランク・ハーバート原作のSF映画『DUNE』の制作スタッフを探し求め、ハリウッドで特撮の第一人者だったダグラス・トランブル(『2001年 宇宙の旅』特殊効果担当)に会いに行く。だが、技術は持っているが精神的深みがなく、“スピリチュアル・ウォーリアー(魂の戦士)”ではないことを理由に、ホドロフスキーは「君とは仕事はできない」とトランブルに言い放つ! そして白羽の矢を立てたのが、『ダーク・スター』をジョン・カーペンターと作った、まだ無名のダン・オバノン(当時28歳)だった!!

―アレハンドロ・ホドロフスキーとダン・オバノンとの出会い(『ホドロフスキーのDUNE』より)

「ハリウッドの通りを歩いていると、小さな劇場でSF映画を上映していた。『ダーク・スター』だった。その映画を観て私は、“この男だ!”と思った。“オバノン、彼こそ求めていた才能だ。捜し出すぞ!”」──ホドロフスキー

「僕はすっかり身構えていた。『エル・トポ』でホドロフスキーは肩までの長髪とヒゲで、とんでもない変人を演じていたからだ。でも、僕を出迎えたのは、魅力的で洗練された紳士だった。ヒゲもないし髪型もキマっていた。君に特殊効果を頼みたい、と彼に聞かれ、僕は“もちろん、やりますとも”と答えたよ」──オバノン

結局、ホドロフスキー版『DUNE』は実現せずに頓挫したが、オバノンは5年後の1979年に公開されたSFホラーの傑作『エイリアン』(リドリー・スコット監督)で、『DUNE』のウォーリアーズ仲間だったH.R.ギーガー、メビウス、クリス・フォスをデザインスタッフとして推薦し、自分は原案・脚本を務めたのだった。

今回は、ホドロフスキーとオバノンが出会うきっかけになった『ダーク・スター』と、“史上最も有名な幻のSF映画”ホドロフスキー版『DUNE』の顛末を追ったドキュメンタリー『ホドロフスキーのDUNE』を二本立て上映!

スクリーンで観られる貴重な機会をお見逃しなく!!

さらにアフタートークでは、日本でSF映画を語らせたらこの二人をおいて他にはいない、鷲巣義明さんと添野知生さんをゲストに迎え、2作にまつわるディープな話を聞く一夜限りのスペシャル・イベント!!!

そして、なんと!ご来場者の中から抽選で2名様に、『ホドロフスキーのDUNE』『リアリティのダンス』(各1名様)のステンレスサーモボトルが当たります! 非売品の超プレミアムグッズです!! 

▼タイムテーブル

・『ダーク・スター』上映18:30~19:53
・休憩10分
・『ホドロフスキーのDUNE』上映20:05~21:35
・休憩5分
・トークショー21:40~22:30

▼トークゲスト

鷲巣義明(わしず・よしあき)
映画文筆家。中坊より本格的に映画に目覚め、映画の宣伝会社を経て執筆業に転身。SF&ホラー系の映画を中心に、雑誌、書籍、映画パンフレット、映画ソフト等に寄稿。主な著書は「ホラーの逆襲」(フィルムアート社刊)、「恐怖の映画術」(キネマ旬報社刊)など。マイ・フェイバリット作品は、『ゴジラ対ヘドラ』(71)、『恐怖の報酬』(77)、『ハロウィン』(78)、『ポゼッション』(81)、『遊星からの物体X』(82)、『猿の惑星:新世紀』(14)他。


添野知生(そえの・ちせ)
映画評論家。映画秘宝、キネマ旬報、SFマガジンで連載中。最近はニコニコ生放送の番組「WOWOWぷらすと」に随時出演。SF・ファンタジー映画、「映画と音楽」についての原稿が多いが、じつは何でも見る派。『ホドロフスキーのDUNE』監督へのインタビューは、キネマ旬報2014年6月上旬号に掲載されました。
▼上映作品1

『ダーク・スター』(1974年/アメリカ/83分/ブルーレイ上映)

『ゼイリブ』『遊星からの物体X』の鬼才ジョン・カーペンターと、『エイリアン』『トータル・リコール』の脚本家ダン・オバノンがタッグを組んだカルト的SFファンタジー! 21世紀半ば、人類は宇宙に新天地を求めていた。その使命を担った光速航行の探査船ダーク・スター号は、優秀なコンピューターに統括され、4人の乗務員により、発見した不安定惑星を爆破し続けていた。やがて爆破作業の途中で事件が起きる。20号爆弾が指令を無視して動き始めたのだ。20号はレーザーの故障で船体から離脱できない状態だった。20号には宇宙船と同様に搭載された爆弾それぞれにコンピューターが組み込まれていた。隊員の1人が探査船の外で底に回り、爆発の準備をする20号の説得を試みるが・・・。

製作・監督・音楽:ジョン・カーペンター
製作総指揮:ジャック・H・ハリス
脚本:ジョン・カーペンター、ダン・オバノン
撮影:ダグラス・ナップ
プロダクションデザイン・編集:ダン・オバノン
美術監督:トミー・リー・ウォレス
特殊効果:ロン・コッブ、ボブ・グリーンバーグ、グレッグ・ジーン、ダン・オバノン、ハリー・ウォルトン
視覚効果コンサルタント:ビル・テイラー
視覚効果・コンピュータディスプレイ:ジョン・C・ウォッシュ
モデル制作:グレッグ・ジーン

ドゥーリトル中尉:ブライアン・ナレル
タルビー:ドレ・パヒッチ
ボイラー:キャル・クニホルム
ピンバック軍曹:ダン・オバノン
パウエル船長:ジョー・サンダース
管制官:マイルス・ワトキンス

©MCMLXXIV BY JACK H. HARRIS ENTERPRISES

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▼上映作品2

『ホドロフスキーのDUNE』(2013年/アメリカ/90分/DCP上映)

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1975年、アレハンドロ・ホドロフスキー46歳(映画監督)、ミシェル・セドゥー28歳(映画プロデューサー)。2人の男は荒唐無稽で壮大な映画を企画した。フランク・ハーバートの「DUNE」を原作に、サルバドール・ダリ、ミック・ジャガー、オーソン・ウェルズ、メビウス、H.R.ギーガー、ピンクフロイドなど、そうそうたる面子をキャスト・スタッフに配し、莫大な予算と12時間にも及ぶ上映時間を予定していた、ホドロフスキー版『DUNE』。“世界で最も有名な実現しなかった映画”として伝説になるまでの顛末を、ホドロフスキー本人と関係者たちのインタビュー、膨大なデザイン画や絵コンテなどの資料で綴る、驚愕、爆笑、感涙のドキュメンタリー。

監督:フランク・パヴィッチ
プロデューサー:スティーヴン・スカルラタ
プロデューサー:フランク・パヴィッチ、トラヴィス・スティーヴンス
エグゼクティブ・プロデューサー:ドナルド・ローゼンフェルト
共同プロデューサー:ミシェル・セドゥー
撮影監督:デイヴィッド・カヴァロ
編集:アレックス・リッチアーディ、ポール・ドカティ
音楽:カート・ステンゼル
音声スーパーバイザー:デーモン・クック
音響スーパーバイザー:ジェシー・フラワー=アンブロッチ
アニメーター:シド・ガロン
3Dアニメーション:ポール・グリズウォルド

アレハンドロ・ホドロフスキー
ミシェル・セドゥー
ニコラス・ウィンディング・レフン
クリス・フォス
H.R.ギーガー
ブロンティス・ホドロフスキー
リチャード・スタンリー
デヴィン・ファラチ
ドリュー・マクウィーニー
ゲイリー・カーツ
ダイアン・オバノン
クリスチャン・ヴァンデ
ジャン=ピエール・ヴィニョー

© 2013 CITY FILM LLC, ALL RIGHTS RESERVED

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協力:是空
主催:アップリンク/TCエンタテインメント