映画『エレファント・ソング』の本編上映後、映画館の照明をすこしあげて渋谷アップリンク併設のカフェ「Tabela」のパティシエによる“コリアンダーとナッツのチョコレートパウンド”とドリンクを楽しみながら、パリの映画館で開催されたグザヴィエ・ドランによる公開授業(約1時間編集版)を鑑賞します。
上映される「ドラン先生の公開授業」の約2時間の全編は、現在発売中の「グザヴィエ・ドラン/わたしはロランス+トム・アット・ザ・ファーム Blu-ray BOX」に特典ディスクとして収録されてるものです。
「Tabela」のパティシエによるSWEETS
しっとりした生地にクラッシュした塩チョコレートとコリアンダーシードを練り込んで、キャラメルでコーティングしたヘーゼルナッツを加えました。スパイスが爽やかに香るチョコレートケーキ。『エレファント・ソング』上映中は映画館カウンターでテイクアウトフードとしても販売中!
グザヴィエ・ドラン×名優ブルース・グリーンウッド
緊張感あふれる心理戦。そして胸締めつけられる驚愕のラスト。
【story】
ある日、有名なオペラ歌手である母が死んだ。
ぼくは死にゆく母の手をとり、母が教えてくれた「ゾウの歌」を歌った。
マイケルは美しい青年だった。14歳のときオペラ歌手である母が目の前で自殺し、その後、現在に至るまで精神病院に入院している。彼は病院で一番の問題児とされており、ゾウにまつわるあらゆることに異常なまでの執着を示していた。ある日、彼の担当医であるローレンスが失踪した。手がかりを知るのはマイケルだけ。マイケルのことをよく知る看護師長のピーターソンは「マイケルは茶化すだけで真実を話さない」と助言するが、院長のグリーンは彼に事情を聞くことを試みる。すると、話をする代わりに、と彼は条件を提示した。
1、僕のカルテを読まないこと。
2、ご褒美にチョコレートをくれることを約束すること。
3、看護師長をこの件から外すこと。
グリーンは条件を飲むが、マイケルはゾウやオペラについての無駄話で、話をそらすばかり。「母を殺した」「ローレンス医師から性的虐待を受けていた」など、嘘か本当かわからないようなことをほのめかす。いつしかグリーンはマイケルの巧妙な罠に取り込まれていった…。
『エレファント・ソング』(2014/カナダ/110分/シネマ・スコープ/DCP)
監督:シャルル・ビナメ
脚本:ニコラス・ビヨン
撮影:ピエール・ギル
編集:ドミニク・フォルタン
出演:グザヴィエ・ドラン(『トム・アット・ザ・ファーム』)、ブルース・グリーンウッド(『スター・トレック』)、キャサリン・キーナー(『カポーティ』)、キャリー=アン・モス(『マトリックス』)、ガイ・ネイコルム・フィオールドン、ほか
配給、宣伝:アップリンク
©Sébastien Raymond