イベント EVENT

【グザヴィエ・ドラン特集】Blu-ray BOX発売記念『わたしはロランス』トーク付き上映会 ゲスト:安冨歩、ヴィヴィアン佐藤

詳細 DETAIL

『Mommy/マミー』公開記念:グザヴィエ・ドラン監督特集
上映作品:『マイ・マザー』『胸騒ぎの恋人』『わたしはロランス』『トム・アット・ザ・ファーム』
→詳細・上映スケジュールはこちら

『わたしはロランス』+『トム・アット・ザ・ファーム』Blu-ray BOXが2015年5月2日(土)発売!

『わたしはロランス』+『トム・アット・ザ・ファーム』Blu-ray BOXの2015年5月2日(土)発売を記念し、『わたしはロランス』のトーク付き上映会を行います。

本作の原題は『Laurence Anyways』。男でも女でもなく、苗字すら関係なく、ロランスという人間でしかない、という意味がこめられています。「役割」で物事が進んでいくようなこの世界で生き辛さを感じている方も多いと思います。ゲストには男装をやめた東大教授、安冨歩さん、聞き手には女装家ヴィヴィアン佐藤さん。枠にはまらないお二人をお招きし『わたしはロランス』を違った視点から読み解いていきます。

また、当日は『わたしはロランス』+『トム・アット・ザ・ファーム』Blu-ray BOXを先行で販売。トーク付き上映会のチケットとBlu-ray BOXをお得にご購入いただける料金もご用意いたしました。アップリンク販売特典として新たにつくられた『わたしはロランス』A3サイズのポスターをお付けしてイベント当日に、品物をお渡しいたします。

トークテーマ:『わたしはロランス』…『わたしは…』
ゲスト:安冨歩さん(社会生態学者、東京大学東洋文化研究所教授)
聞き手:ヴィヴィアン佐藤さん(美術家、ドラァグクイーン)
料金:Blu-ray BOX付 8,500円 / 上映会のみ 1,500円

※受付について
18:00開場/18:30開演/上映後トーク
受付開始時刻は17:00(開場時刻の1時間前)から
整理券番号順でのご入場/全席自由席


【完全初回生産限定版】
『わたしはロランス』+『トム・アット・ザ・ファーム』Blu-ray BOX

2015年5月2日(土)発売
3枚組(Blu-ray:2枚+DVD:1枚)
定価:10,800円
Blu-ray BOX付上映会チケット:8,500円
Blu-ray BOXのみアップリンク販売特別価格:7,900円

★アップリンク限定特典★
Blu-ray BOX発売記念『わたしはロランス』A3サイズポスター

★映像特典★
●『ドラン先生の公開授業』パリの映画館forum des imagesが開催した、グザヴィエ・ドランのマスタークラス(公開授業)を2時間完全収録
●『トム・アット・ザ・ファーム』監督インタビュー(10分)、日本版予告編、本国版予告編
●『わたしはロランス』グザヴィエ・ドラン監督の解説付き未公開シーン(53分)、日本版予告編、本国版予告編

★封入特典★
●『わたしはロランス』ビジュアルブックレット
●グザヴィエ・ドランのポートレートカード4枚セット
●『トム・アット・ザ・ファーム』オリジナルステッカー

【仕様】3枚組(Blu-ray:2枚+DVD:1枚)●「トム・アット・ザ・ファーム」【Blu-ray仕様】2013年/カナダ=フランス/カラー/本編102分+特典映像15分/1層/音声:フランス語/本編16:9[1080p Hi-Def]ビスタサイズ DTS-HD Master Audio 5.1ch/特典映像16:9[1080p Hi-Def]DTS-HD Master Audio 2.0chステレオ/日本語字幕 ●「わたしはロランス」【Blu-ray仕様】2012年/カナダ=フランス/カラー/本編約168分+特典映像60分/2層/音声:フランス語/本編4:3[1080p Hi-Def]DTS-HD Master Audio 5.1ch/特典映像16:9[1080i Hi-Def]リニアPCM2.0chステレオ/日本語字幕 ●特典ディスク【DVD仕様】カラー/特典映像115分/片面一層/リージョン2(日本市場向)MPEG-2/16:9/音声:フランス語/ドルビーデジタル2.0chステレオ/日本語字幕


安冨歩 プロフィール
「男装をやめた」東京大学教授、社会生態学者、京都大学経済学部卒業。歴史文化工学会会長。著書に『原発危機と「東大話法」』『誰が星の王子さまを殺したのか――モラル・ハラスメントの罠』などがある。無料電子音楽雑誌『エリス』に「マイケル・ジャクソンの思想」を連載中。

ヴィヴィアン佐藤 プロフィール
美術家、非建築家、映画批評家、プロモーター、ドラァグクイーン、と様々な顔を持つ。ジャンルを横断していき独自の見解で「トーキョー」と「現代」を乗りこなす。自身の作品製作のみならず、「同時代性」をキーワードに映画や演劇、ライヴなどを単なる受け取る側としてではないプロモーション活動も展開している。2012年からvantanバンタンデザイン研究所で教鞭を執る。


愛がすべてを 変えてくれたら いいのに


「女になりたい男」と、彼と生きることを決意する女。
人生でたった一度の“スペシャル”な愛の物語

カンヌ国際映画祭 ある視点部門正式出品作品
最優秀女優賞、クイアーパルム賞受賞

圧倒的なビジュアルセンスとストーリーテリングで注目を集める監督、グザヴィエ・ドラン。弱冠24歳にして、これまでに制作した3作品が全てカンヌ国際映画祭に出品され、その非凡な才能に世界が驚愕。ドランの才能に惚れ込み、6月の全米公開のプロデューサーを務めるガス・ヴァン・サントは、「彼の作品の大ファンとして、『わたしはロランス』に関わることができて光栄だ。これは、彼が今最も有望なフィルムメーカーの一人であることを証明する、素晴らしい映画だよ!」とコメントしている。

「女になりたい男」ロランス役を『ぼくを葬る』(フランソワ・オゾン監督)『ブロークン・イングリッシュ』(ゾーイ・カサヴェテス監督)のメルヴィル・プポー、ロランスの母役を『アメリカの夜』(フランソワ・トリュフォー監督)『勝手に逃げろ/人生』(ジャン=リュック・ゴダール監督)のナタリー・バイ、ロランスの恋人フレッドを、ドラン監督の処女作『マイ・マザー/青春の傷口』にも出演したスザンヌ・クレマンが演じ、2012年カンヌ国際映画祭ある視点部門で最優秀女優賞を受賞した。

【STORY】
彼は、女になりたかった。彼は、彼女を愛したかった。
どこにも行けない“愛”に果敢に挑戦するふたりの、
とても“スペシャル”な、ラブストーリー。

モントリオール在住の国語教師ロランスは、恋人のフレッドに「これまでの自分は偽りだった。女になりたい」と打ち明ける。それを聞いたフレッドは、ロランスを激しく非難するも、彼の最大の理解者であろうと決意する。あらゆる反対を押し切り、自分たちの迷いさえもふり切って、周囲の偏見や社会の拒否反応の中で、ふたりはお互いにとっての“スペシャル”であり続けることができるのか…?10年にわたる、強く美しく切ない愛を描いたラブ・ストーリー。



(C) Alexandre de Brabant

Director’s Profile : グザヴィエ・ドラン
1989年モントリオール生まれ。6歳で子役デビュー。19歳で撮った初監督作品『マイ・マザー』(2009年)、第2作目の『胸騒ぎの恋人』(2010年)、第3作目の『わたしはロランス』(2012年)が、いずれもカンヌ国際映画祭に正式出品されるという快挙を成し遂げた。第4作目となる『トム・アット・ザ・ファーム』は、2013年のベネチア国際映画祭にて国際批評家連盟賞を受賞し、多数の批評家から「ドランの最高傑作」と評された。続く第5作目となる『Mommy/マミー』は、2014年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門で、ジャン=リュック・ゴダール監督『さらば、愛の言葉よ』と共に審査員特別賞を受賞し、2015年4月25日日本公開。現在は、初の英語作品となる長編第6作目『The Death and Life of John F. Donovan(原題)』の脚本を書き終え、ジェシカ・チャスティン出演で製作予定である。また、俳優としても活躍しており、2015年6月には「これは僕だ」と出演を熱望した、チャールズ・ビナメ監督の心理サスペンス映画『エレファント・ソング』が日本公開される。


『わたしはロランス』
(2012年/168分/カナダ=フランス/1.33:1/カラー/原題:Laurence Anyways)
監督:グザヴィエ・ドラン
出演:メルヴィル・プポー、スザンヌ・クレマン、ナタリー・バイ