“東のディズニー”と呼ばれる夢のような世界を彩るチェコアニメの上映と誰も知らないチェコアニメの裏側を語るトークイベント!
満足度は120%保障します!!
配給:アットアームズ
詩的でファンタジックでおとぎ話のような世界から、シュールで独特の皮肉なユーモアから大爆笑のアニメまであらゆるジャンルのアニメがございます。今回もいろいろな作品をご覧いただきます!
そして上映後、チェコアニメの配給や大人気のアマールカやクルテクなどのグッズ展開をしているアットアームズの眞部学(まなべがく)が彼しか知らないチェコアニメの“別の顔”をお話させていただきます。今回のイベントはすべて夜6時45分に開始します。チェコでは“ヴェチェルニーチェク(おやすみアニメ)”という50年も続く人気アニメ番組が毎日夜6時45分に放送されています。チェコのこどもたちはこの時間になるとテレビの前でワクワクしながら番組が始まるのを待つのです。チェコにならって、この時間にチェコアニメを観ませんか?
<上映作品>
『 チェコ人形アニメの巨匠たち』(2008年/68分)
監督/ミロスラフ・カチョル ナビゲーター/ブジェチスラフ・ポヤル
“色彩の魔術師”ヨゼフ・パレチェクの世界~世界一美しいアニメーション~
ずっとヨゼフ・パレチェクの作品ばかりの上映をしたいと思っていました。絵本作家として有名なパレチェクはチェコの“最も美しい絵本賞”を何度も受賞し油絵の画家としてもヨーロッパで有数の作家です。その色彩は様々な原色を温かく表現し観る人の心を豊かにします。さあパレチェクの世界に思う存分浸りましょう!
・上映作品 (計74分)
『かばのティリーネック』(1977年/11分)
『ちびとらちゃん』(1976年/12分)
『魔法の果樹園』(1982年/16分)
『けしのみ太郎~思いがけないプレゼント~』(1979年/7分)
『けしのみ太郎~ゆかいな子守唄~』(1979年/7分)
『けしのみ太郎~ヨチヨチ歩きの先生はだれ?~』(1979年/7分)
『けしのみ太郎~病気ってどうやってなおすの?~』(1982年/7分)
『けしのみ太郎~役に立つってどんなこと?~』(1982年/7分)
チェコアニメ史上最高傑作『ぼくらとあそぼう!』『ふしぎな庭』『ネコのシリーズ』
~チェコアニメの黄金時代とはポヤル&シュチェパーネクのこと~
“チェコアニメの父”イジー・トルンカのあとチェコアニメを引っ張ったのはブジェチスラフ・ポヤルとミロスラフ・シュチェパーネクのコンビです。彼らは芸術的な評価が高かったチェコアニメに抜群の“エンターテイメント性”を加え、チェコアニメは全盛期を迎えたのです。その代表作である『ぼくらとあそぼう!』『ふしぎな庭』『ネコのシリーズ』をご覧いただきチェコアニメの黄金期についてお話させていただきます。
【上映作品 (計74分)】
『ネコのお絵描き』(1960年/13分)
『ぼくらとあそぼう!~いぬのはなし~』(1971年/16分)
『ぼくらとあそぼう!~カブのはなし~』(1973年/16分)
『ふしぎな庭~動物がすきな男~』(1979年/7分)
『ふしぎな庭~広がる霧~』(1975年/14分)
おしゃれでシュールで大爆笑!これこそ本当のチェコアニメ!
~トルンカ?シュヴァンクマイエル?いいえ、こちらが本当のチェコアニメです~
チェコアニメはトルンカやシュヴァンクマイエル、クルテクだけではありません。それらに匹敵する面白い作品がたくさんあるのです!今回はその中でもシュールでおしゃれで大爆笑の作品を集めました。“チェコアニメ史上最高のユーモアセンスを持つ男”ヴァーツラフ・ベドジフ、ベルリンで5度の受賞歴を誇るパヴェル・コウツキー、『反復』で世界を驚愕させたミハエラ・パヴラートヴァーの作品を上映します!満足度は保証します!!
【上映作品 (計70分)】
『おじいさんは40人』(1962年/8分)
『タフなビリーと生意気うさぎ』(1964年/10分)
『タフなビリーとジャイアントモスキート』(1971年/10分)
『ラブラブラブ?』(1978年/10分)
『カフェ』(1998年/8分)
『ひとめぼれ』(1987年/5分)
『ジレンマ』(1985年/2分)
『反復』(1994年/9分)
『ことば、ことば、ことば』(1991年/8分)
女の子の夢の世界を描いたティールロヴァー~チェコ初の人形アニメを作った女性作家の“挑戦”こそが“チェコアニメの精神”~
チェコで初めて「人形アニメ」を作ったのは女性作家のヘルミーナ・ティールロヴァーと言われています。先駆者のいない中、ティールロヴァーにとってアニメ製作のすべての作業が試行錯誤でした。その発想、アイデア、表現方法、すべてが“挑戦”でした。そんな彼女が作り出したのは女の子なら誰もが憧れる“おとぎ話の世界”。その眩いばかりの世界観とともに彼女の“作る姿勢”は多くのクリエイターの指針になっています。
【上映作品 (計74分)】
『ベツレヘムのほし』(1969年/11分)
『あおねこくんとしろひげくん』(1974年/11分)
『あおねこくんとじどうしゃ』(1975年/10分)
『ブタかいのおうじ』(1959年/14分)
『十人十色』(1958年/10分)
『けいとのおはなし』(1964年/10分)
『あおいエプロン』(1965年/8分)
シュヴァンクマイエルの本質は短編集の中に ~天才の真実はまだまだ奥が深い~
前回大好評でしたシュヴァンクマイエルの特集を今回もさせていただきます。今回はシュヴァンクマイエルの“原点”というべき初期の短編作品を中心にご紹介させていただきます。共産主義時代、多くの芸術家は“表現の規制”に苦しみました。その中でシュヴァンクマイエルは“国家”がどうであれ自分を曲げることはありませんでした。まだまだ深いシュヴァンクマイエル列伝。さらにディープで非現実的な世界に驚愕すること必至!
【上映作品 (計70分)】
『シュヴァルツェヴァルト氏とエドガル氏の最後のトリック』(1964年/12分)
『エトセトラ』(1966年/7分)
『庭園』(1968年/17分)
『オトラントの城』(1973年–1979年/18分)
『アッシャー家の崩壊』(1980年/16分)