“遺伝子組み換え”と“原子力”という、20世紀に生まれたテクノロジーの意外な共通点を探り、各方面であらゆる物議を呼んだ衝撃のドキュメンタリー映画『世界が食べられなくなる日』。8月29日(金)のDVDリリースを記念して、ゲストに食糧ジャーナリストの手島奈緒さんをゲストにお迎えしたアフタートーク付き上映会を開催いたします。
ゲストの手島奈緒さんは長年、一般に流通している食品を取り巻く現状について調査し、新規就農者支援や有機栽培についての情報も発信されています。今を生きる私たちはどのように食と向き合っていくべきなのか、そして未来の世代に何ができるのかを、映画鑑賞後に会場のみなさんと共に考えるイベントです。
★DVD『世界が食べられなくなる日』2014年8月29日発売!!
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世界初、遺伝子組み換え作物を与えたラットの長期実験にカメラが密着。
各方面であらゆる物議を呼んだ衝撃のドキュメンタリー!
20世紀に生まれた“遺伝子組み換え”と“原子力”の意外な共通点……。
暴走する2つのテクノロジー、その先にどんな世界が待っているのだろうか?
フランスの分子生物学者セラリーニ教授は、ラットのエサに遺伝子組み換えトウモロコシと農薬(ラウンドアップ)を、いくつかの組み合わせで混ぜて与えた長期間実験を行なった。市場に流通している遺伝子組み換え食品の安全基準は、3か月間の実験結果を基にしている。人間の寿命を80歳とすれば、ラットの3ヵ月は人間のわずか10歳。セラリーニ教授はラットの平均寿命である2年を実験期間とし、その結果、ラットに腫瘍の発生率と死亡率の上昇が見られた。この世界初の実験は2012年に学術誌に発表され、大きな波紋を投げかけた。『未来の食卓』と 『セヴァンの地球のなおし方』で食の重要性を訴えてきたジャン=ポール・ジョー監督は、本作で「遺伝子組み換え」と共に、「原子力エネルギー」にも注目する。命の根幹を脅かすこれら2つのテクノロジーの共通点は、後戻りができないこと、すでに世界中に拡散していること、そして体内に蓄積されやすいこと。カメラは東日本大震災直後の福島に入り、またアグロエコロジーを実践するセネガルの農業学校の取り組みを追う。
原題:Tous cobayes?
監督:ジャン=ポール・ジョー
(2012年/フランス/118分/日本公開:2013年6月8日)
配給・宣伝:アップリンク
協力:大地を守る会、生活クラブ生協
▼『世界が食べられなくなる日』予告編