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映画『リアリティのダンス』上映&トーク:【ゲスト】野谷文昭、佐々木敦 – チリ文学との繋がりに見るホドロフスキーの反逆性

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チリ文学との繋がりに見るホドロフスキーの反逆性

ゲスト:野谷文昭(ラテンアメリカ文学翻訳者)佐々木敦(批評家)


野谷文昭
1948年生まれ。東京外国語大学大学院修了。東京大学名誉教授。名古屋外国語大学教授。ガルシア=マルケス、ボルヘス、バルガス=リョサ、プイグをはじめとする、現代ラテンアメリカ文学を代表する作家の翻訳で知られる。また、『予告された殺人の記録』(F・ロージ監督)や、ブニュエル『昇天峠』『エル』等の映画字幕翻訳も手がける。主な訳書にガルシア=マルケス『予告された殺人の記録』(新潮文庫)、プイグ『蜘蛛女のキス』(集英社文庫)、ボルヘス『七つの夜』(岩波文庫)、バルガス=リョサ『フリアとシナリオライター』(国書刊行会)、ボラーニョ『2666』(共訳、白水社)などがある。著書に『越境するラテンアメリカ』(PARCO出版)、『ラテンにキスせよ』(自由国民社)、『マジカル・ラテン・ミステリー・ツアー』(五柳書院)がある。

佐々木敦
1964年生まれ。批評家。音楽レーベルHEADZ主宰。早稲田大学教授。文学、演劇、映像、音楽など多岐にわたる分野での批評活動を行う。主な著書に『「批評」とは何か? 批評家養成ギブス』『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』(メディア総合研究所)、『ニッポンの思想』(講談社現代新書)、『シチュエーションズ 「以降」をめぐって』(文藝春秋)、『テクノイズ・マテリアリズム』『即興の解体/懐胎』『(H)EAR―ポスト・サイレンスの諸相』(青土社)、『批評時空間』(新潮社)、『「4分33秒」論』(Pヴァイン)、『ex-music (L)・(R)』(アルテスパブリッシング)など。


『リアリティのダンス』

世界を熱狂させた巨匠アレハンドロ・ホドロフスキー、85歳。
23年ぶりの新作は、ホドロフスキーが原点に立ち戻り生み出す癒しの物語。

1920年代、幼少のアレハンドロ・ホドロフスキーは、ウクライナから移民してきた両親と軍事政権下のチリ、トコピージャで暮らしていた。権威的で暴力的な共産主義者の父と、アレハンドロを自身の父の生まれ変わりと信じる母に愛されたいと願いつつも 大きなプレッシャーを感じ、また、ロシア系ユダヤ人であるアレハンドロは肌が白く鼻が高かったため、学校でも「ピノキオ」といじめられ、世界と自分のはざまで苦しんでいた…。

青い空と黒い砂浜、サーカスに空から降ってくる魚の群れ、青い服に赤い靴。映画の中で家族を再生させ、自身の少年時代と家族への思いを、チリの鮮やかな景色の中で、現実と空想を瑞々しく交差させファンタスティックに描く。

『リアリティのダンス』(2013年/チリ・フランス/130分/スペイン語/カラー/1:1.85)
監督・脚本:アレハンドロ・ホドロフスキー
プロデューサー:ミシェル・セドゥー
出演:ブロンティス・ホドロフスキー(『エル・トポ』)、パメラ・フローレス、イェレミアス・ハースコヴィッツ、クリストバル・ホドロフスキー、アダン・ホドロフスキー
音楽:アダン・ホドロフスキー
衣装デザイン:パスカル・モンタンドン=ホドロフスキー
原作:アレハンドロ・ホドロフスキー『リアリティのダンス』(文遊社)
配給:アップリンク/パルコ

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