●日時:2014/8/23(土) 15:30開場/15:45上映開始
●上映作品:『死ぬほどセックスしてみたかった。』
●料金:¥1,500
●ゲスト:バクシーシ山下
※追加上映にはゲストトークはございません。
※上映後、バクシーシ山下監督による挨拶とQ&Aを行います。
アダルトビデオを通して社会を見つめ捉えた観察記録
これまで“過激”“奇抜”“ヌケない”AVとして評価されてきたバクシーシ山下の特異なスタイルは、映像に限らず様々なジャンルの表現者に影響を与えてきた。
このイベントはバクシーシ山下のドキュメントAVを従来の枠組みを越え、その作品群に通底する“社会的”あるいは“人類学的”な映像記録としての側面にスポットを当てる。
冷めた目で、眺めるように対象をとらえるバクシーシ山下の眼を通して、私たちの身近にありながらも見ることのできない人々や世界を「社会科見学」する試み。
第三弾となる今回は、トークゲストに、代表作『ザ・ワールド・イズ・マイン』で、理由なき殺人、同時多発テロなど終末的世界を先駆的に描き出した漫画家・新井英樹氏を迎え、彼の表現に影響を与えたという、バクシーシ山下幻の発禁作品『死ぬほどセックスしてみたかった。』の上映と、その尋常ではいられない世界を語る。
『死ぬほどセックスしてみたかった。』(未発表/1994年/V&Rプランニング)
1994年1月27日、ひとりのAVギャルが交通事故でこの世を去った。名前は大崎ひとみ(享年20歳)。この作品は、この不在のAVギャルを巡るドキュメンタリーである。完成させるもビデ倫審査にひっかかり、やむなく発売中止となった本作。バクシーシ山下作品の中でも最もレア度が高く、HMJMのオールナイトイベントでも話題となった問題作が貴重な日中上映。
※18歳未満の方はご覧いただけません。
新井英樹(漫画家、『ザ・ワールド・イズ・マイン』『SCATTER』作者)