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『バクシーシ山下の社会科見学』第一回 「≪密室≫というセカイでイキル」 ゲスト:三浦大輔(ポツドール主宰、映画『愛の渦』監督)

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AV界の鬼才、バクシーシ山下監督のレアドキュメントAV上映&豪華ゲストとのトークイベント!!


アダルトビデオを通して社会を見つめ捉えた観察記録
これまで“過激”“奇抜”“ヌケない”AVとして評価されてきたバクシーシ山下の特異なスタイルは、映像に限らず様々なジャンルの表現者に影響を与えてきた。

このイベントはバクシーシ山下のドキュメントAVを従来の枠組みを越え、その作品群に通底する“社会的”あるいは“人類学的”な映像記録としての側面にスポットを当てる。
冷めた目で、眺めるように対象をとらえるバクシーシ山下の眼を通して、私たちの身近にありながらも見ることのできない人々や世界を「社会科見学」する試み。

トークゲストには、山下作品と同時代の感覚を共有した様々なジャンルの表現者を迎えて、様々な観点から山下作品とそれらが映した時代を語る。

【上映作品】

『ウエディングザーメン』(1998年/h.m.p./57分)


セックスを商売道具とるすAV関係者(スタッフ、出演者)ははたして幸せな結婚ができるのだろうか?バクシーシ山下の結婚への疑問を軸に、撮影の中で結婚を画策する。
監督が結婚相手として狙いをつけた相手は、東京の片隅にあるマンションの一室で共同生活を送っていた。結婚を考える生活とはほど遠く、誰が住人なのかも定かではない男女のノー天気で自堕落な暮らしを捉えたドキュメント。今回のゲストである三浦大輔が主宰する演劇ユニット、ポツドールの無言劇「夢の城」にインスピレーションを与えた作品といわれている。
※18歳未満の方はご覧いただけません。

『18歳』特別編集ver(1993年/V&RPLANNING/15分)

アダルトビデオにとって「18歳」は大きな境を意味している。18歳になればAVを観ることが公に認められる。と同時に、18歳はAVに出演することが許される年齢でもある。
本作『18歳』は、そういった大人になりたての女性のひととなりに焦点をあてたドキュメント作品で、後に「年齢もの」としてシリーズ化されている。今回は1993年作の第1弾より、1パートを抜粋する。
高校生で家出、スカウトにだまされ風俗デビュー、DVの彼氏と、あまりに典型的な不幸体験を語る二宮のりき(仮名)、18歳。しかし、まだ幼さの残るたたずまいと、その語り口は何故かとても明るい。彼氏と別れ再出発のために選んだのが、AV出演だった…。
※18歳未満の方はご覧いただけません。


【ゲスト】三浦大輔(演出・脚本家、ポツドール主宰、映画『愛の渦』監督)