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『たうえうた』トークショー付き上映会

詳細 DETAIL

カエルやトンボや花たちと なぜか心が通じ合う
愉快な幸子おばあちゃんの波乱の日々を綴った
ちょっと不思議な短編映画


もう経済発展の犠牲はいらない!
縄文以来、日本人の血に脈々と流れてきた自然と共生する「本当に幸せな生き方」。
世界に伝えたいそのヒントがここにある。

【あらすじ】
大都市中部市で江戸時代から続く野田農場。そこは大都市に残された貴重な自然や生き物の宝庫だった。その野田農場に嫁いできた幸子おばあちゃんは、虫やカエルとなぜか心が通じ合う不思議なおばあちゃん。都市開発のため土地区画整理事業で立ち退きを迫られながらも、先祖代々の田んぼで米作りを続けようと、日々生き物たちと共に笑顔で生きる幸子おばあちゃんだが、ある日突然、業者側のブルドーザーが何台も入り、田んぼが壊されてしまう。それでも、くじけずに淡々と米作りを続ける幸子おばあちゃん。その強くてらかい生き方の秘密は、幸子おばあちゃんオリジナルの「田植え歌」に込められていた。
21世紀、経済発展優先の社会が行き詰まりを見せる中、勝ち組、負け組などという醜く新しい差別が生まれる現代社会で、幸子おばあちゃんは、今日も強くやわらかく生きる。
金融資本主義が地球を滅ぼそうとする今、人類の「本当の幸せ」とは何か・・・。
実在の野田農場の当事者である野田幸子さん本人が主演し、現実に起こった出来事の衝撃ドキュメント映像を挟みながら描く、事実を元にしたセミ・フィクション短編映画。

【上映日程・ゲスト情報】

●5/11(日) 15:30開場/15:40上映開始 ※終了しました
ゲスト:三浦雅之
1970年生。奈良市在住。京都府舞鶴市出身。
株式会社「粟」代表取締役社長。NPO法人清澄の村理事長。大和野菜認定委員(奈良県農林部)。
1998年より奈良市近郊の中山間地である清澄の里をメインフィールドに奈良県内の在来作物の調査研究、栽培保存に取り組む。2002年に大和伝統野菜を食材とした農家レストラン清澄の里「粟」を、そして2009年には奈良町に姉妹店となる粟ならまち店をオープン。大和伝統野菜を中心に年間約120種類の野菜とハーブを栽培している。株式会社粟、NPO法人清澄の村、五ヶ谷営農協議会を連携協働させた六次産業によるソーシャルビジネス「Project粟」を展開している。2013年、妻の陽子との共著「家族野菜を未来につなぐ」(学芸出版社)を出版。http://www.kiyosumi.jp

●5/29(木) 15:30開場/15:40上映開始
ゲスト:水野雅弘
(株)TREE 代表取締役。 
環境映像グローバルメディアGreenTV日本代表。
映像プロデュース、演出業務からCRM/CSR・組織・教育・マーケティングコンサルティングまでコミュニケーションデザインを軸にしたプロデューサー、コンサルタント。http://www.japangreen.tv


『たうえうた』
主演:野田幸子(当事者本人) 
作品時間:約45分
撮影期間:1999年~2013年11月 足かけ14年にわたる長期取材
企画製作:Birdfilm(中日本制作所) 
配給:㈱TREE  
企画・製作・撮影・監督:増田達彦
広報・宣伝:後藤サヤカ(Meijyu.llc)  
宣伝デザイン:市角壮玄
題字・絵本:庭野ゆきこ  
ライン編集:小川孝樹(Zaxx)
サウンドデザイン:斉藤 元(東海サウンド)


監督:水澄げんごろう
1957年12月生まれ名古屋市出身
1980年㈱中部日本放送に入社しテレビ番組のプロデューサー・ディレクターとして数々のヒット番組を製作。1994年独立し、映像作家集団「㈲中日本制作所」を設立、代表者を務めると同時に、TBS系地上波やNHK-BS等で、自らカメラを回し、ドキュメンタリーから音楽番組、CMなど、多種多様の番組や映像作品を企画制作。しかしその作品には常に「あらゆる命に尊厳を」という制作哲学が背骨になっている。 2008年には、ドキュメンタリー「ボクが見た花鳥風月」で、民間放送連盟賞優秀賞を受賞。2010年のCOP10では、メイン会場開会式の公式オープニング映像の企画・構成を担当。 現在TBS系全国ネットで放送中の「雪月花TV」(毎週水曜日13:50~13:55)を毎週撮影・編集・製作中。

【監督の想い】
これは一農家の土地闘争ではなく、金融資本主義で地球滅亡へと向かう人間への、地球規模の「欲望」のあり方への問題提起として、観客の方々に考えていただければいいと思っています。
「弱く小さいものへの思いやり」が地球と人類を救う最後の道、それが上映の一番の願いです。