イベント EVENT

末井昭『自殺』×坂口恭平『躁鬱日記』発売イベント
スプリング・躁鬱・スーサイド!

詳細 DETAIL

【第一部トークゲスト】
・末井昭『自殺』著者/ペーソス(sax)
・坂口恭平『坂口恭平 躁鬱日記』著者
・向谷地宣明(べてるの家)

【第二部ゲストライブ】
・坂口恭平(アコースティック・ライブ)
・ペーソス

末井昭対談企画、大好評につきアンコール開催!

白夜書房で幾多の名雑誌、書籍を生み出してきた伝説的編集者の末井昭が母親のダイナマイト心中という過去の衝撃の半生と自殺者への想いをひょうひょうと綴った『自殺』(朝日出版社刊)。ベストセラー『独立国家のつくりかた』や『0円ハウス』など様々な分野で注目を浴び続ける坂口恭平の躁鬱に青年期から悩まされてきた彼自身が綴る涙と笑いの当事者研究『躁鬱日記』。2冊のダブル発刊イベントです。更にトークゲストとして「べてるの家」の向谷地宣明も参加します。

二部のライブには坂口恭平のアコースティックライブと、末井昭がサックスで参加する泣けるおやぢの哀愁歌謡バンド「ペーソス」の抱腹絶倒ちょっぴりお涙ライブ!
桜咲くこの季節。お花見したい方も、自殺したくなった方も、躁鬱でお悩みの方も、どうせ明日は笑えないから酔っぱらって踊り狂ってしまいたいとお思いの方も、みなさんお待ちしております。


末井 昭(すえい・あきら)
1948年、岡山県生まれ。工員、キャバレーの看板描き、イラストレーターなどを経て、セルフ出版(現・白夜書房)の設立に参加。
『ウィークエンドスーパー』、『写真時代』、『パチンコ必勝ガイド』などの雑誌を創刊。2012年に白夜書房を退社、現在はフリーで編集、執筆活動を行う。
主な著書に『素敵なダイナマイトスキャンダル』(北栄社/角川文庫/ちくま文庫/2013年に復刊ドットコムから刊行)、『絶対毎日スエイ日記』(アートン)、『純粋力』(ビジネス社)、『天才アラーキーの良き時代』(編集、荒木経惟氏著、バジリコ)、『パチンコからはじまる
○×△な話』(山崎一夫氏、西原理恵子氏との共著、主婦の友社)がある。
平成歌謡バンド・ペーソスのテナー・サックスを担当。

坂口恭平(さかぐち・きょうへい)
1978年熊本県生まれ。早稲田大学理工学部建築学科卒業。作家・建築家・画家・音楽家。
路上生活の達人の生活を記録した『TOKYO 0円ハウス 0円生活』(河出文庫)で注目される。2011年5月に独立国家を樹立、新政府総理に就任。その経緯と思想を綴った『独立国家のつくりかた』(講談社現代新書)がベストセラーに。自らの躁鬱病体験を当事者研究した『坂口恭平 躁鬱日記』(医学書院)を刊行し話題を呼ぶ。最新作は『坂口恭平のぼうけん 第1巻』(土曜社)。

向谷地宣明(むかいやち・のりあき)
1983年北海道生まれ。北海道浦河町の社会福祉法人「浦河べてるの家」理事で北海道医療大学教授、向谷地生良氏の長男。生まれた頃から、べてるの家の精神障害を体験した当事者達と共に育った。国際基督教大学卒業。べてるの商品を扱う株式会社エムシーメディアンの代表取締役。当事者研究のワークショップを各地で主催するほか、各地域の家族会や当事者会活動を応援している。

ペーソス
<哀愁おやぢの平成歌謡ペーソスのメンバープロフィール>
●島本慶(しまもと けい)歌・ハーモニカ担当
1952年生まれの所謂「しらけ世代」齢50を過ぎて突然、頭の中に歌があふれ出し、歌手になることを決意。2003年10月に、ペーソスとしてCDデビューを果たした。風俗ライター「舐達磨親方」名義で好事家の支持を集め、今も新聞や雑誌に記事を書く仕事を続けているが、いつかは道行く人に歌手として握手を求められるようになりたいと願う、元祖・哀愁おやぢ。


●米内山尚人(よないやま なおと)ギター担当
1981年生の所謂「草食系男子」。専門学校卒業後、さまざまな演劇音楽や映像音楽を手がけてきた。夜の酒場で偶然隣り合わせたオヤジ(島本)に、つい『ギターが弾ける』と言ってしまったところ、一緒にやってくれと泣いて頼まれ、断れなくなり、2011年9月より、ペーソス二代目のギタリストとなる。修行僧のようなひたむきさと静謐さを持つ、入門したての若おやぢ。


●スマイリー井原(すまいりー いはら) 専属司会
1965年生の所謂「新人類」。勤め先の上司に「会社を辞めてくれ」と真顔で言われる落ちこぼれサラリーマンだったが、唯一の取り柄の話術を買われて、2004年2月からペーソス専属司会者となる。冷静なツッコミ役を務めるが、実は人見知りで引きこもりの、オタクおやぢ。


●末井昭(すえい あきら)テナー・サックス
1948年生の所謂「団塊の世代」80年代サブカルチャーをリードした『写真時代』や、初のパチンコ攻略誌『パチンコ必勝ガイド』などを世に送り出した名編集者。島本慶とは、編集者とライターとの関係から、友だち、兄弟のようになって、30年以上の付き合い。2012年10月、自らの手で大きく育て上げた白夜書房を退社。60代半ばにして、「好きなサックス一本で生きていく、ペーソスに全てを捧げる」という無謀な決断をした、痛快バカおやぢ。

『坂口恭平 躁鬱日記』
死ななきゃなんでもいいよ、あんたは!――妻のこの一言を頼りに、「建てない建築家」「冴えない天才」「治さない患者」の坂口恭平が生きるために綴った感動の躁鬱病当事者研究。
医学書院 1,800円+税

『自殺』
母親のダイナマイト心中から約60年――衝撃の半生と自殺者への想い、「悼む」ということ。伝説の編集者がひょうひょうと丸裸で綴る。笑って脱力して、きっと死ぬのがバカらしくなります。

朝日出版社 1,680円(税込)